すぐに分かる!円の方程式の公式&証明

数学 2024.3.11

今回は円の方程式の公式と一般形の学習です。

円の方程式の公式・一般形は、高校数学で必ず覚えないといけない事柄の1つなので、必ず覚えましょう!

複雑な公式ではないので安心してください

一般形についても、そんなに難しくありません。

また、今回は誰でもわかるような丁寧な証明と練習問題も用意しました!

 

1. 円の方程式 公式と一般形

円の方程式の公式で覚えておかなくてはならないのが、以下の2つの公式です。

 

円の方程式 公式中心(x, y)=(a, b)、半径r の円の方程式の公式

(x-a)2 + (y-b)2 = r2

円の方程式 一般形

x2 + y2 + lx + my + n = 0

※l2 + m2 -4n>0の時に限る

 

2. 円の方程式 証明

証明はシンプルですが重要です。

 

上図から分かるように、Rの長さは三平方の定理を使って・・

 

両辺を2乗すると・・

(X-A)+(Y-B)=R

一般形の方は、上の式を展開し、まとめたものです。

しかし、公式のところで記載しましたが、一つだけ条件(L+M-4N>0)があります。それを証明します。

一般式を変形すると

置き換えると・・

だから

どちらとも重要なので、円を見たら方程式が立てられるだけでなく、方程式を見たら、円がどのような円か分かるようにしましょう。

 

3.練習問題

最後に問題を解いてみましょう。

【問題】

点(-3, 4)を中心とし、原点を通るような円の方程式を求めて下さい。

 

【解答・解説】

円の半径をrとおく。

中心が(-3, 4)で、原点を通るということは、半径rは点(-3, 4)と原点との距離である。

よって

r2 = (-3)2 + 42 = 9+16 = 25

よって求める円の方程式は

(x+3)2 + (y-4)2 = 25 …(答)

 

円の方程式のまとめ

いかがでしたでしょうか?

ご参考になれましたら嬉しいです。

がんばれ、受験生!

 

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この記事の執筆者

ニックネーム:受験のミカタ編集部

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