昇華の意味をイラストで即理解!ためになる豆知識付き

化学 2024.3.18

昇華という言葉を皆さん知っていますか?

昇華という言葉は化学・理科における物質の三態変化(固体・液体・気体)という分野で学習する事柄です。

昇華は私たちの身近な生活でも目にすることができます。ドライアイスやナフタリンなどが昇華の例としてよく挙げられます。(後に詳しく解説)

本記事を読めば、昇華とは何か・昇華の意味について誰でも理解できる内容となっています。

また、最後には昇華についての豆知識も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

 

1:昇華とは?化学における昇華の意味

まずは、化学における昇華の意味について解説します。

昇華を理解するには、まず物質の三態変化を理解しましょう。

物質には、固体・液体・気体の3つの状態があります。

例えば、水(液体)を冷やせば氷(固体)になりますし、水を熱すれば水蒸気(気体)になりますよね?

一般的に、固体の物質を気体にするには、先ほどの水の例のように、「固体→液体→気体」という順番をたどらなければいけません。

また、一般的に気体を固体にするには「気体→液体→固体」という順番をたどらなければいけません。

しかし、物質の中には、液体という状態を経由しなくても固体から液体に変化できる物質があります。(液体を経由しなくても気体から固体に変化できる物質もある)

以上のように、物質の変化において、固体から気体に変化(液体にならずに)する状態変化のことを昇華といいます。

※逆に、気体から固体への変化も昇華といいます。

以上が昇華とは何か・昇華の意味になります。

昇華は私たちの身近な生活でも見ることができます。次の章では、昇華の身近な例を紹介します。

 

2:昇華の身近な例

では、昇華の例としてあげられる物質を紹介します。

まずはドライアイスです。ドライアイスは固体のCo2(二酸化炭素)です。

ドライアイスに水をかけると煙(気体)が発生しますよね?液体にはなっていません。

ドライアイスは昇華の例としてよく挙げられるので知っておきましょう!

ドライアイス以外の昇華の例としてはナフタリンなどがよく挙げられます。ナフタリンは防虫剤に使われていたりします。

 

3:昇華の別の意味とは?心理学における昇華の意味

化学で使われる昇華という言葉は、心理学でも使われています。

心理学で使われる昇華の意味は、化学における昇華の意味とは全く違います。

心理学における昇華の意味としては、「実現不可能な目標を満たすことができない欲求を、別の形で満たすこと」です。

例えば、失恋をして落ち込んだ経験(満たされない欲求)をもとにして、失恋がテーマの小説や芸術作品を生み出す(別の形で満たす)といったようなことが心理学における昇華です。

歌手や芸術家は、自身の恋愛経験や辛い体験をもとにして作詞をしたり、作品を生み出したりしている人も多いです。

彼・彼女らは自然と「昇華」を行っていると言えるかもしれませんね。

 

昇華についての解説は以上になります。

化学における昇華の意味は、固体から気体もしくは気体から固体になることでした。

昇華は化学・理科の分野で重要な事項の1つなので、必ず覚えておきましょう!

昇華の意味を忘れた時はまた本記事を読み返して、昇華を復習しましょう!

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この記事の執筆者

ニックネーム:やっすん

早稲田大学商学部4年
得意科目:数学