すぐに分かる!円の方程式の公式&証明
今回は円の方程式の公式と一般形の学習です。
円の方程式の公式・一般形は、高校数学で必ず覚えないといけない事柄の1つなので、必ず覚えましょう!
複雑な公式ではないので安心してください
一般形についても、そんなに難しくありません。
また、今回は誰でもわかるような丁寧な証明と練習問題も用意しました!
1. 円の方程式 公式と一般形
円の方程式の公式で覚えておかなくてはならないのが、以下の2つの公式です。
円の方程式 公式中心(x, y)=(a, b)、半径r の円の方程式の公式
(x-a)2 + (y-b)2 = r2
円の方程式 一般形
x2 + y2 + lx + my + n = 0
※l2 + m2 -4n>0の時に限る
2. 円の方程式 証明
証明はシンプルですが重要です。
上図から分かるように、Rの長さは三平方の定理を使って・・
両辺を2乗すると・・
(X-A)2+(Y-B)2=R2
一般形の方は、上の式を展開し、まとめたものです。
しかし、公式のところで記載しましたが、一つだけ条件(L2+M2-4N>0)があります。それを証明します。
一般式を変形すると
置き換えると・・
だから→
どちらとも重要なので、円を見たら方程式が立てられるだけでなく、方程式を見たら、円がどのような円か分かるようにしましょう。
3.練習問題
最後に問題を解いてみましょう。
【問題】
点(-3, 4)を中心とし、原点を通るような円の方程式を求めて下さい。
【解答・解説】
円の半径をrとおく。
中心が(-3, 4)で、原点を通るということは、半径rは点(-3, 4)と原点との距離である。
よって
r2 = (-3)2 + 42 = 9+16 = 25
よって求める円の方程式は
(x+3)2 + (y-4)2 = 25 …(答)
円の方程式のまとめ
いかがでしたでしょうか?
ご参考になれましたら嬉しいです。
がんばれ、受験生!