5分で分かる!解と係数の関係を公式&問題で解説します!
解と係数の関係は、勉強が進んでいる受験生にとっては当たり前の公式です。まずは、公式を覚えて、最終的には問題を自力で解けるようにしましょう!
1. 解と係数の関係(公式)
解と係数の関係の公式は非常に重要なので、必ず覚えてください。
<証明>
まずは、解と係数の関係の証明をします。
AX2+BX+C=0の解は、解の公式より
だから、
になります。
次は二次式の因数分解を証明します。こちらも非常に簡単です。
(解と係数の関係の
=A{X2-(α+β)X+αβ}=A(X-α)(X-β)
AX2+BX+C=A(X-α)(X-β)は、恒等式(忘れてしまった方は「
すらすら解ける! 恒等式・2つの解き方」をご覧ください。)
なので、Xにどんな数をを代入しても両辺が等しくなります。
2. 解と係数の関係(問題)
解と係数の関係の問題は、最終的に、
が使えるように持っていく事が大事です。
問題を解いてみましょう。
まずは、解と係数の関係でα+β,αβを求めます。
α+β=3 ,αβ=7
(1)α2+β2がα+β,αβだけで最終的に表せるように最終的に持っていきましょう。だからα2+β2=(α+β)2-2αβ=9-14=-5になります。
(2)これも(1)と同様に解いていきます。α³+β³=(α+β)³-3αβ(α+β)=3³-3×7×3=-36
(3)これは、少し難しいです。
このまま
A+B=(αー3)+(βー3)=α+β-6=-3
AB=(αー3)(βー3)=αβ-3(α+β)+9=7-3×3+9=7
よって
になります。
解と係数の関係のまとめ
いかがですか?解と係数の関係は、この知識を知らないと解けない難関問題がたくさんありますので、絶対に覚えましょう!
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