wouldの6つの意味 willの過去形だと思っていませんか?

英語 2022.12.26

あなたは、would=willの過去を示すと覚えてしまってませんか?

もちろん、仮定法などの場合に、willの過去形として用いられる場合もあります。

しかし、基本的には、現在の事についての丁寧や弱い推量の意味を表します。

口語では、ほとんどの場合、wouldは現在のことを述べるのに用いられます。

センター試験などのリスニングで会話文が出題された時は、丁寧や推量などの現在の事象を表していると考えてよいです。

今回はwouldの大事な6つの意味を紹介します。

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(1)弱い推量

wouldは、弱い推量を表します。

would you like to come to hang out together tonight?

訳:今晩、遊びませんか?

この解答で・・

I will go. 「行く!」ほぼ100%行く事を指します。

一方・・

I would go. 「行くかも

willに比べて行く確率が大幅に下がります。

このように遠回しに「〜だろう。」を示します。

 

(2) 過去の強い意志

She would do the work.

訳:彼女はどうしてもその仕事をやろうとした。

これはwillの意志の意味の過去形です。肯定文では、「どうしても〜しようとした。」を、否定文では「どうしても〜しようとしなかった。」のような強い意志を表します。

 

(3) 過去の不規則な習慣

He would often play tennis.

訳:彼は、以前よくテニスをしたものだった。

★ 重要 ★

「〜したものだった。」を表す助動詞は、wouldの他に「used to」があります。この違いは、よく入試問題で出題されるので、両方を同時に覚える方が効率的です。

まずは、以下の表を覚える事は重要なので、覚えましょう。

「would」と「used to」の違いがはっきり分かる例文があるので紹介します。

①I would often go shopping like crazy.

訳:昔はよく馬鹿みたいに買い物をしていた。

おそらくストレスでも溜まっていたのでしょう。一時的に買い物にはまっていた事を示しています。また、wouldは主観的な表現なので、例えば、月に2回のみ洋服を買っていただけだとしても、話し手にとって、「crazy」に買い物をしていたと感じたら「would」を使って表す事が出来ます。

ちなみに上記文章は「used to」を用いて表現することも出来ます。

I used to go shopping like crazy.

訳:昔は馬鹿みたいに買い物をしていた。(が今はしていない。)

これは客観的にみてもたくさん買っており、なおかつその状態が長く続いていることを示しています。それだけでなく、現在においては、そのような「爆買い」はしていないことも表現しています。

②I used to like soccer.

訳:昔はサッカーが好きだった。(が今は好きではない。)

「used to」はlikeのような状態を表す動詞(好きだという状態)の際にも用いる事が出来ます。また、「今は〇〇でない」の意味を強調するので、今はサッカーが好きでないということも示す事ができます。この文章はwouldで置き換える事は出来ません。

 

(4)丁寧な依頼

will youは「〜してくれませんか?」を表すのに対して「would you〜?」は「〜していただけませんか?」などのような丁寧な依頼を示します。

would you mind opening the door?

訳:ドアを開けていただけませんか?

この慣用表現はセンター試験のリスニング問題で頻出の疑問文です。

受け答えも重要です。

まず直訳をしましょう。

mindが「気にする」を表すので、直訳すると・・

ドアを開けるのを嫌だと思いますか(気にしますか?)」になります。

ですので

【良い場合】

No, not at all.」「No problem.」(気にしないよ!もちろん大丈夫だよ。)が適切です。

また、くだけた会話では、単に依頼への返事として、「Sure」と答えることもあるようです。

【嫌な場合】

I’m sorry, I can’t.」や「Sorry, I’d rather don’t.」のように丁寧に断る事がだいじです。

センター試験のリスニング問題等で質問された時にとっさに答えられるように何度か練習しましょう。

 

(5)願望

would like toの形をとり願望を表します。また、wouldのみで強い願望を表す場合があります。

I would like to talk to you.

訳:あなたと話したいと思います。

 

(6)仮定法

仮定法は、受験生が最も苦手とする分野の一つです。詳しくは、「5分で理解!仮定法過去&仮定法過去完了[例文付き}」を参照してください。

仮定法とは、「私が犬だったら・・」などのように、現在の事実とは異なる願望や想像などを表現する時に使う表現です。

例)

If I were not sick, I would watch the baseball game.

訳:私が病気じゃなかったら、その野球の試合を見れるのだが。

I wish I had a cell phone.

訳:私が携帯を持っていれば、いいのに。

現在の時制よりも一つ下げる事で、現在の事実とは異なる想像や願望の気持ちを表現する事が出来ます。

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この記事の執筆者

ニックネーム:受験のミカタ編集部

「受験のミカタ」は、難関大学在学中の大学生ライターが中心となり運営している「受験応援メディア」です。