英作文が上達する4つの書き方~慶應生が例文付きで丁寧に解説~
一般入試で時々登場する英作文問題、
「書き方がわからない」「読解に時間をかけてしまって終わらない」「ちょっとしたテクニックで点数をあげたい」
こんな悩みをお持ちの方多いのではないでしょうか?
英作文は確かに厄介ですが、基本の書き方とちょっとしたテクニックですぐにうまい文章が書けるようになるんです!
受験に出てくる英作文の問題には、日本語で書かれている文を英語に訳す和文英訳と、決められた語数の中で好きなように自分の意見を述べる自由英作の2種類があります。
今回は後者の自由英作文の書き方やオススメの参考書を慶應生である筆者が紹介します。
これを読めば、英作文が素早く書けるようになるでしょう。
受験校の英作文対策や学校の宿題にぜひご活用ください!
また、英作文の上達含め、効率的な英語学習を習慣づけるなら、英語学習アプリ「レシピー」の使用がおすすめです!
【PR】勉強を効率的に継続して、志望校に合格したい方必見!
↓無料ダウンロードはこちら↓
【目次】
1.英作文の書き方①基本の文章構成を覚える
まず、自由英作文とは、英語の質問に対する自分の意見を自由に記述する問題形式のことで、自分の意見をサポートする理由や具体例の提示が求められます。
日本の作文に慣れている人は日本の作文形式である起承転結で書いてしまうことがありますが、英作文では文章の構成が異なります。
英作文の基本構成は以下のようにすると良いので、覚えておきましょう。
結論(自分の意見) |
理由1 |
理由1の具体例 |
理由2 |
理由2の具体例 |
結論の再主張 |
理由の数は文字数によって適宜変えてください。
また、試験における英作文は素早く書く必要があるので、どんな問題が出された時も必ずこの構成で書いてください。
構成を考える時間がもったいないです。
2.英作文の書き方②テンプレートを使う
上記の文章構成を覚えたら、次に文章構成に沿ったテンプレートを使いましょう。
テンプレートを使えば、自分で考えた意見を当てはめるだけで簡単に英作文が作れます。
このテンプレートはほとんどの自由英作文の問題に使えるので、常に同じテンプレートを使うようにしましょう!
agree/disagree問題
※問題の例:Do you agree with the idea that Japanese government should raise the tax?
必ずagree/disagreeで答えましょう。注意点としては、例えば”Do you think Japanese high school should teach only Japanese history?”と聞かれた時に“Yes”or”No”で解答しないことです。
意見に選択肢がない問題
※問題の例:What is your favorite subject?
理由の数は問題の語数によって調節しましょう。
重要なのは理由の数ではなく、その理由をサポートする具体例や説得力です。
どちらの問題においてもポイントは、具体例をより身近なものにしてからそれを一般化することです。
3.英作文の書き方③文法の徹底とよく使う表現の暗記
上記のテンプレートを使えば英作文の枠組みは書けるようになりますが、理由や具体例など自分で考えなくてはならない部分が書けなくては意味がありません。
文章を書くためにはやはり文法を徹底することが不可欠です。
単語力もある程度は必要ですが、そもそも文法がわからなくては正しい文章が書けません。
また、英文を書く際によく使う表現を覚えておくとかなり役に立つので、以下にあげる表現を暗記しましょう。
英文をうまく見せるテクニックとして表現の重複を避けることも重要なので、同じ意味の表現でも2〜3個覚えておくと更に得点に繋がります!
私は〜だと思う
・In my opinion/view〜
・I think that / believe that / suppose that〜 / take the point that~
また/加えて
・Also / Moreover / Further more / In addition
※”And”を文頭に持ってくるのは誤りなので注意!
つまり
・In other words / That is to say
しかし
・But / However, / Yet
一方で、
・While / On the other hand / By contrast
そのため/したがって
・So / Therefore / Consequently / Thus / As a result
例えば
・For example / For instance
このように
・Likewise / Like this
一般に
・Generally / In general
4.英作文の書き方④難しい単語を覚える必要はない
英語で言いたいことの単語がわからない時は、諦めるのではなく知っている単語を使って代用しましょう!
英作文では、どれだけ難しい単語を知っているかではなく、知っている言葉でどれだけ表現できるかどうかが問われています。
例えば、「あの機械はこのビジネス成功の必要条件だ」と言いたいのに「必要条件」の単語がわからないとしましょう。
このような場合、自分の知っている単語で訳せるレベルまで文全体の言い換えゲームをします。
「あの機械はこのビジネス成功の必要条件だ」
→「このビジネスの成功にはあの機会が必要」
→「このビジネスの成功はあの機会を必要とする」
⇒”The success of this business needs that machine”
①元の文章の趣旨をきちんと理解すること(ビジネス成功の条件の一つ→あの機会)
②論理的構成は変えないこと(あの機会にはこのビジネスの成功が必要だ→×)
③文中の意見の強さを変えないこと(あの機会は必ずやこのビジネスを成功に導く→×)
このようなテクニックは和文英訳の時にも有効です。むしろ、自由英作文の際は言いたいことをなるべく英語で考えるようにしましょう。
英語で考えることで自分の知っている単語しか使わなくて済むようになります。
5.英作文の例文&練習問題
自由英作文で出題されそうな問題と模範解答です。
練習問題として解いて見ましょう!
問題:Do you agree or disagree with the idea that Japanese school should start a year in September?
6.英作文のおすすめの参考書
英作文の練習にオススメの参考書を紹介します。
1.英作文基本300選ー英語的発想の日本語をヒントにして覚える(駿台受験シリーズ)
(駿台文庫、著:飯田康夫)
英作文によく出る例文が収録されています。和文英訳の勉強にも大活躍しそうです!
(語学春秋社、著:大矢復)
初心者にもわかりやすく英作文の基本の書き方について解説してくれます。
間違えやすい単語や文法も紹介されています。
どうでしょうか?英作文は書けそうですか?
また英作文の書き方に困ったら、ぜひこの記事を再読して見てくださいね!