使役動詞とは?慶應生が使役動詞の意味から使い分けまで丁寧に解説!

英語 2017.3.15

英語の使役動詞について、現役慶應生である筆者がイラスト付きでわかりやすく解説します。

本記事を読めば、そもそも使役動詞とは何か使役動詞のhave/make/get/letをどうやって使い分けるのかが理解できるでしょう。

英語が苦手な生徒でも使役動詞をマスターできるようにわかりやすく解説していきます。

ぜひ最後まで目を通してください!

[目次]

1.使役動詞とは?

2.使役動詞 haveの使い方

3.使役動詞 makeの使い方

4.使役動詞 getの使い方

5.使役動詞 letの使い方

6.使役動詞の使い分けまとめ

 

1.使役動詞とは?

使役動詞とは人やものに「~させる」「してもらう」という意味の動詞です。

使役動詞にはhave/make/let/getの4種類があり、それぞれ少しずつニュアンスが違います。(getは文法的には使役動詞ではありませんが、同じ意味で用いられます)

そのため、シーンによって使い分ける必要があるのです。

それでは、4つの使役動詞のそれぞれの意味合いと使い方を紹介していきます。

 

2.使役動詞 haveの使い方

have + 目的語 + 原型不定詞(do)

使役動詞としてのhaveは「~に~させる/~に~してもらう」と訳せますが、当たり前のことをしてもらうというニュアンスを含むため、「~してもらう」と訳す方が自然です。

以下のhaveを使った例文を見てみましょう。

Because I had a cold, I had my mother take to the hospital.

A:私は風邪をひいていたので、母に病院へ連れて行ってもらった。

B:私は風邪をひいていたので、母に病院へ連れて行かせた。

 

Aだと強制している感じがするので、Bの方が以上のようなシーンでは自然なのがわかりますね。

このように、使役動詞のhaveを使った場合、目的語と原型不定詞には能動の関係があるのです。

一方、使役動詞としてのhaveは過去分詞と組み合わせると異なる意味を持ちます。

 

過去分詞を使った使役動詞have

have+目的語(人以外)+過去分詞(done)

この形のhaveは①使役「~をしてもらう」、②被害「~を~される」、③完了「~を~してしまう」という3つの意味を持ちます。

それぞれの例文を見てみましょう。

使役のhave

I am going to have my car washed tomorrow.

私は明日車を洗ってもらう。

被害のhave

She had her wallet stolen while she was in the bus.

彼女はバスに乗っている間に財布を盗まれた。

完了のhave

He already had had the box opened when we arrived.

私たちが到着した時には彼はすでに箱を開けてしまっていた。

※③の場合はwhen以降が過去形なので過去完了のhadを使役動詞のhadの前に加えます。

このように過去分詞を用いた使役動詞のhaveの意味は3つあるので状況によって使い分けましょう!

 

3.使役動詞 makeの使い方

make+目的語+原型不定詞(do)

使役動詞としてのmakeには「~に(無理やり)~させる」という強制の意味があります。

makeを使うべきである例文と使うべきでない例文を見てみましょう。

例文A:Mr.Taylor made the students read the book written in English.

テイラー先生は生徒たちに英語の本を読ませた。

例文B:Peter made his wife take care of him.

ピーターは妻に彼の世話をさせた。

 

例文Aは先生に強制されていることなのでmakeを使うのは正しいですが、Bはピーターが妻に世話を強制させるのは不自然なのでmakeではなくhaveを使うべきでしょう。

 

受動態のmake

makeを受動態で使うときは通常時と違ってmakeのあとにto不定詞が必要です。

be動詞+made+to+動詞の原型(do)

 

例文:I was made to clean up the classroom by my teacher.

私は先生によって教室を掃除させられた。

 

makeを受動態で使う際は必ずtoを忘れないように注意しましょう!

さらに、makeには人以外を主語としたもう一つの使い方あります。

 

人以外が主語のmake

主語(もの・事)+make+目的語+原型不定詞(do) 「~(もの・事)が原因で~は~する」

例文を見てみましょう。

例文1:Strong wind will make this roof break in the near future.

そのうち強風が原因でこの屋根は壊れるだろう。

 

このように主語が人以外の時は通常の使役とニュアンスが変わることも覚えておきましょう。

 

4.使役動詞 getの使い方

getは文法的には使役動詞ではないのですが、to不定詞と組み合わせると使役の意味になります。

get+目的語+to不定詞+動詞の原型(do)

意味やニュアンスは使役のhaveとほぼ同じ「~に~させる」「~に~してもらう」となります。

getやhaveはletやmakeに比べて強い意味合いを持たず、中立的で、当然のことをしてもらうというニュアンスを含みますが、haveと違うのは“説得やお願いをして~してもらう”というニュアンスが強いところです。

 

例文1:I don’t know how I can get the customer to sign the contract.

どうやったら顧客に契約書にサインしてもらえるのか私にはわからない。

例文2:I got my friend drive to my home.

私は友達に家まで送ってもらった。

 

getは例文1のような説得から例文2のような軽いお願いまで幅広く使えます。

 

過去分詞を使った使役動詞get

getもhaveと同様に過去分詞を使用する使い方があります。

get+目的語(人以外)+過去分詞(done)

※過去分詞を使う時はtoをつける必要がないので注意

この形のhaveは①使役「~をしてもらう」、②被害「~を~される」、③完了「~を~してしまう」という3つの意味を持ちます。

それぞれの例文を見てみましょう。

使役のget

I need to get my phone repaired immediately.

私は直ちに携帯を修理してもらう必要がある。

被害のget

She got her foot stepped on while she was in the crowded train.

混雑した電車に乗っている間に彼女は足を踏まれた。

完了のget

Harry couldn’t get the homework done by the deadline.

ハリーは期限までに宿題をおわらせることができなかった。

このように状況によって少しずつ意味合いが変わってくるのでうまく使い分けましょう!

 

5.使役動詞 letの使い方

let+目的語+原型不定詞(do)

訳し方は「~に~させる」ですが、letにはやりたいことを許可するという意味が含まれています。

letを使うべき例文と使うべきでない例文を見てみましょう。

例文A:I will let my children go to the party if they finish the homework.

もし子供たちが宿題を終わらせたら私は彼らをパーティーに行かせてやる。

例文B:Mr.Steve let their students repeat the same phrase 10 times.

スティーブ先生は生徒に同じ文章を10回繰り返させた。

 

例文Aはパーティーに行くのを許可する場面なのでletを使うのは正しいですが、例文Bは生徒がしたいことではないのでletを使うべきではありません。

 

6.使役動詞の使い分けまとめ

使役動詞まとめ

いかがだったでしょうか?

使役動詞とは何か、使役動詞の使い方は理解できましたか?

使役動詞はそれぞれ含む意味が違うので文章全体の意味や前後の文脈を見てどれを使うべきか見極めてみましょう!


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この記事の執筆者

ニックネーム:Lily

慶應大学経済学部3年
神奈川県(鎌倉)出身
好きなこと:旅行、スノボ、買い物
得意科目:英語、世界史
最近ハマっているもの:海外ドラマの"Game of Thrones"

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