英語の使役動詞have/make/get/let/helpの意味・使い方を解説!

英語 2022.9.29
英語の使役動詞have/make/get/let/helpの意味・使い方を解説!

英語の使役動詞について、現役慶應生である筆者が例文を交えてわかりやすく解説します。

本記事を読めば、そもそも英語の使役動詞とは何か使役動詞の have/make/get/let/help をどうやって使い分けるのかが理解できるでしょう。

英語が苦手な生徒でも使役動詞をマスターできるようにわかりやすく解説していきます。

ぜひ最後まで目を通してください!

知覚動詞の記事についてはこちらをご覧ください。

    1.使役動詞の一覧

    5種類の使役動詞を一覧にまとめました。まずそれぞれの意味の違いを確認しましょう。

    使役動詞は「〇〇させる」という意味を持つ
    使役動詞とは、人やものに「~させる」「してもらう」という気持ちを表現する動詞です。

    使役動詞には have/make/get/let/help の5種類があり、それぞれ少しずつニュアンスが違います。(getは文法的には使役動詞ではありませんが、同じ意味で用いられます)

    そのため、シーンによって使い分ける必要があるのです。

    下の一覧表で5つの使役動詞のそれぞれの意味を確認しましょう

    意味
    have 頼んで何かをしてもらう
    make 強制的にさせる
    get 説得やお願いをして何かをしてもらう
    let ~させてあげる
    help ~するのを手伝う・助ける

    ※getは動詞の原型の前に”to不定詞”をつける

    それではどのように使い分けるのか、例文と共に見ていきましょう。

      2.使役動詞haveの使い方と例文

      使役動詞として使われる場合のhaveは、最も知られる「持つ」の意味とは全く無関係になるので、例文をよく読んで使い分けに慣れましょう。

      基本の形は【have+目的語+do】

      使役動詞としてのhaveは「~に~させる/~に~してもらう」と訳せますが、当たり前のことをしてもらうというニュアンスを含むため、「~してもらう」と訳す方が自然です。

      以下のhaveを使った例文を見てみましょう。

      Because I had a cold, I had my mother take me to the hospital.

      A:私は風邪をひいていたので、母に病院へ連れて行ってもらった。

      B:私は風邪をひいていたので、母に病院へ連れて行かせた。

      Bの訳だと強制している感じがするので、Aの訳の方が、以上のようなシーンでは自然なのがわかりますね。

      このように、使役動詞のhaveを使った場合、目的語と原型不定詞には能動の関係があるのです。
      一方で、使役動詞としてのhaveは過去分詞と組み合わせると異なる意味を持ちます。

      【have+目的語+done】で使役・被害・完了を表す

      have+目的語(人以外)+過去分詞(done)

      この形の have は①使役「~をしてもらう」、②被害「~を~される」、③完了「(ちょうど)~したところだ」・「(すでに)~した」という3つの意味を持ちます。

      それぞれの例文を見てみましょう。

      使役のhave

      I am going to have my car washed tomorrow.

      私は明日、車を洗ってもらう。

      被害のhave

      She had her wallet stolen while she was on the bus.

      彼女はバスに乗っている間に財布を盗まれた。

      完了のhave

      He already had the box opened when we arrived.

      私たちが到着した時には彼はすでに箱を開けてしまっていた。

      ※この場合、完了のhaveと使役動詞のhaveが1つのhaveで表されます。主にアメリカ英語の語法。

      このように過去分詞を用いた使役動詞のhaveの意味は3つあるので状況によって使い分けましょう!

      3.使役動詞 makeの使い方と例文

      主にhaveよりも強い力を持って「誰かに何かをさせる」というニュアンスを表現する際にmakeが使われます。

      基本の形は【make+目的語+do】

      make+目的語+原型不定詞(do)

      使役動詞としてのmakeには「~に(無理やり)~させる」という強制の意味があります。
      makeを使うべきである例文と使うべきでない例文を見てみましょう。

      例文A:
      Mr.Taylor made his students read the book written in English.

      テイラー先生は生徒たちに英語の本を読ませた。

      例文B:
      △Peter made his wife take care of him.
      Peter had his wife take care of him.

      ピーターは妻に彼の世話をさせた。

      例文Aは先生に強制されていることなのでmakeを使うのは正しいですが、Bはピーターが妻に世話を強制させるのは不自然なのでmakeではなくhaveを使うべきでしょう。

      受動態は【be動詞+make+to+do】

      makeを受動態で使うときは、上の例と違ってmakeの後にto不定詞となります。

      be動詞+made+to+動詞の原型(do)

      例文:I was made to clean up the classroom by my teacher.

      私は先生によって教室を掃除させられた。

      makeを受動態で使う際は必ずtoを忘れないように注意しましょう!

      さらに、makeには人以外を主語としたもう一つの使い方があります。

      人以外が主語の時は訳のニュアンスが変わる

      主語(もの・事)+make+目的語+原型不定詞(do)「~(もの・事)が原因で~は~する」

      例文を見てみましょう。

      例文1:Strong wind will make this roof break in the near future.

      そのうち強風が原因でこの屋根は壊れるだろう。

      このように主語が人以外の時は通常の使役と比べ、日本語訳のニュアンスが変わることも覚えておきましょう。

       

        4.使役動詞 getの使い方と例文

        get は文法的には使役動詞ではないのですが、to不定詞と組み合わせると使役の意味になります。

        基本の形は【get+目的語+to】

        意味やニュアンスは使役のhaveとほぼ同じ「~に~させる」「~に~してもらう」となります。

        getやhaveはletやmakeに比べて強い意味合いを持たず、中立的で、当然のことをしてもらうというニュアンスを含みます。
        しかし、getとhaveの違いは“説得やお願いをして~してもらう”というニュアンスが強いところです。

        例文1:I don’t know how I can get the customer to sign the contract.

        どうやったら顧客に契約書にサインしてもらえるのか私にはわからない。

        例文2:I got my friend to drive to my home.

        私は友達に家まで送ってもらった。

        getは例文1のような説得から、例文2のような軽いお願いまで幅広く使えます。

        【get+目的語+done】で使役・被害・完了を表す

        getもhaveと同様に過去分詞を使用することがあります。

        get+目的語(人以外)+過去分詞(done)
        ※過去分詞を使う時はtoをつける必要がないので注意

        この形では①使役「~をしてもらう」、②被害「~を~される」、③完了「~を~してしまう」という3つの意味を持ちます。

        それぞれの例文を見てみましょう。

        使役のget

        I need to get my phone repaired immediately.

        私は直ちに携帯を修理してもらう必要がある。

        被害のget

        She got her foot stepped on while she was on the crowded train.

        混雑した電車に乗っている間に彼女は足を踏まれた。

        ※ step on~ ~を踏む

        完了のget

        Harry couldn’t get homework done by the deadline.

        ハリーは期限までに宿題をおわらせることができなかった。

        このように状況によって少しずつ意味合いが変わってきます。日本人には理解しづらい使い方ですので、より多くの英文に触れ、使い分ける英語力をアップさせましょう!

          5.使役動詞 letの使い方と例文

          主として「いいよ、~させてやるよ」のニュアンスを表す場合に使います。

          基本の形は【let+目的語+do】

          訳し方は「~に~させる」ですが、letにはやりたいことを許可するという意味が含まれています。

          letを使うべき例文と使うべきでない例文を見てみましょう。

          例文A:I will let my children go to the party if they finish homework.

          もし子供たちが宿題を終わらせたら私は彼らをパーティーに行かせてやる。

          例文B:
          △Mr.Steve let their students repeat the same phrase 10times.
          Mr.Steve made their students repeat the same phrase 10times.

          スティーブ先生は生徒に同じ文章を10回繰り返させた。

          例文Aはパーティーに行くのを許可する場面なのでletを使うのは正しいですが、例文Bは生徒がしたいことではないのでletを使うべきではありません。

            6.使役動詞helpの使い方と例文

            「~させる」の意味としては使われず、本来の「助ける」「手伝う」の意味のまま使われます。

            基本の形は【help+目的語+do/to do】

            目的語には主に人や生物が入り、「誰か(=目的語)が何かをする(=do)のを助ける・手伝う」という意味になります。

            例文A:Bob helped her (to) open the door.
            ボブは彼女がドアを開けるのを手伝った。
            例文B:He helped the old woman (to) cross the street.
            彼はおばあさんが通りを渡るのを助けた。

            toは、あってもなくても大差なし

            目的語の後は、原型不定詞でもto不定詞でもほぼ同義とされるので、多くの場合は違いを気にする必要はありません。
            ※ただし、受け身の時には必ずto不定詞を使います。

            例文:I was helped to carry my bag.
            私はバッグを運ぶのを手伝ってもらった。

            helpの場合、「~させる」、「~してもらう」などの意味は含まれません。本来の「助ける」、「手伝う」の意味のままで使われるので、他の使役動詞より覚えやすく使い分けもしやすいですね。

              7.使役動詞の使い分けまとめ

              使役動詞とは何か、使役動詞の使い方は理解できましたか?

              それぞれの微妙な意味の違いに混乱しそうなら、まず自分にとって理解しやすい動詞から1つずつ意味と使い方を確実に押さえていくと、各動詞のニュアンスの差がわかりやすくなりますよ!

              記事の内容でわからないところ、質問などあればこちらからお気軽にご質問ください。

              中の人がお答えします。

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              この記事の執筆者

              ニックネーム:受験のミカタ編集部

              「受験のミカタ」は、難関大学在学中の大学生ライターが中心となり運営している「受験応援メディア」です。