enough to構文、形容詞の位置と3つの書き換え
今回は enough to ~ 構文を扱います。
今回学習することは主に2つです。1つ目は、enoughという単語で注意すべきこと。2つ目は、enough to 構文の書き換えです。
特に、2つ目の書き換えに関しては、センター試験などでも頻出なので、しっかり学習しておきましょう。
ここではまず、enough to~ の意味を確認してから次に進みます。
… enough (for A) to ~
⇒ Aが~するほど(十分)…である。
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1.enough to ~ 構文でたった1つだけ注意すべきこと
enoughは「十分(な)」という意味です。例えば、「十分若い」と表現するときは「enough young」と思うかもしれませんが、それは間違いです!正しくは「young enough」です。
必ず、形容詞 + enough という順番になるということを覚えておきましょう!
×:enough young
※:「十分なお金」のように名詞が付くときは、「enough + 名詞」の順になります。
2.enough to ~ の3つの書き換え
enough to ~ 構文は、次の3つに書き換えることができます。
①:too … to ~ ⇒ 「~すぎて…できない」
②:so … that ~ ⇒ 「とても…なので~」
③:so … as to ~ ⇒ 「~するほど…だ」
順番に例文で解説していきます。
① too … to ~
例: This problem is difficult enough (for me) to solve.
【訳】この問題は(私が)解くには十分難しい。【書き換え】This problem is too difficult (for me) to solve.
【訳】この問題は難しすぎて(私には)解けない。※:too … to ~ 構文では、ネガティブな意味をもつ形容詞(difficult, tired, heavyなど)を用います。
② so … that ~
例1: This problem is easy enough (for me) to solve.
【訳】この問題は(私が)解くには十分簡単だ。【書き換え】This problem is so easy that I can solve it.
【訳】この問題はとても簡単なので、私は(それを)解くことができる。例2: This problem is difficult enough (for me) to solve.
【訳】この問題は(私が)解くには十分難しい。【書き換え】This problem is so difficult that I can’t solve it.
【訳】この問題はとても難しいので、私は(それを)解くことができない。※:so … that ~ 構文では、ポジティブ、ネガティブな形容詞両方とも使えます。ネガティブな形容詞を用いる場合には、that以下を否定文にすることを忘れないでください。
③ so … as to ~
例1: The boy was kind enough to take me to the station.
【訳】その少年は私を駅に連れていってくれるほど親切だった。【書き換え】The boy was so kind as to take me to the station.
【訳】その少年は私を駅に連れていってくれるほど親切だった。例2: This problem is difficult enough (for me) to solve.
【訳】この問題は(私が)解くには十分難しい。【書き換え】This problem is so difficult (for me) as not to solve.
【訳】この問題は、(私が)解けないほど難しい。※:so … as to ~ 構文では、ポジティブ、ネガティブな形容詞両方とも使えます。ネガティブな形容詞を用いる場合には、to の前に not をつけて否定形にすることを忘れないでください。
これらの書き換え問題はセンター試験でも頻出なので、しっかりできるようになってください!
また、上記の②:so … that ~ 構文について詳しく書いている記事もあるので、こちらも参考にするとより一層理解が深まります。
⇒【so that構文 「3分で分かる」3つの意味・使い方】
enough to構文のまとめ
いかがでしたでしょうか?
ご参考になれましたら嬉しいです。
がんばれ、受験生!