動名詞とは?意味上の主語、前置詞、完了動名詞

英語 2015.12.3

動名詞は、動詞の語尾に「~ing」をつけて、名詞の役割を果たします。だから、名詞の役割をしっかりと理解していれば決して難しいものではありません。

しかし、今回あげる3点だけは注意しておかないと、入試で点数を落としてしまいます。

そこで今回は、動名詞の注意しなくてはいけない3点を丁寧に解説しましたので、是非読んでみてください!

 

 

0. はじめに

この章では、前置詞の基本的な役割を説明します。なお、基本が分かっている方は次の「1. 意味上の主語」に飛んでしまっても構いません。

 

動名詞とは?

動名詞 はじめに

動名詞は、動詞の原形の語尾に~ingをつけて、名詞の役割を果たします動詞の形です。

進行形でも動詞の原形に~ingをつけますが、これは現在分詞形といい、動名詞とは別の働きを示します。

名詞の役割を覚えていますか?

名詞は以下の3つの役割を持っています。

①主語②補語③目的語

です。この3つの役割を動名詞も持っています。1つずつ解説していきます。

 

①主語

Sleeping too much is bad for your health.

訳:寝すぎる事は、健康によくない。

動名詞 主語

文頭に置かれた動名詞は、主語の役割を示します。

 

②補語

His working is making a picture.

彼の仕事は映画を作る事です。

動名詞 補語

be動詞などの後の動名詞は補語の役割を果たします。この文章では「his working=making a picture」になります。

 

③目的語

We enjoyed travelling all over the world.

私たちは世界旅行を楽しんだ。

動名詞 目的語

前置詞や他動詞の後に、動名詞を置くと、動名詞は目的語の役割を持ちます。

 

この動名詞の3つの役割は、非常に重要なので頭の中に入れておいてください。さて、ここからは、動名詞において間違えが多い3つのポイントです。

 

1. 意味上の主語

I am sure of her winning.

訳:私は彼女の勝ちを確信している。

意味上の主語とは、動名詞の動作主の事です。

動名詞の含まれる文章において、文の主語と、動名詞の主語が異なるとき、動名詞の主語を所有格(our ,your,his,her..)や(us,you,him,her)で表します。

例を見てみましょう。

動名詞 意味上の主語

今回だとherが動名詞の主語になり、意味上の主語になります。また、her winningは「彼女が勝つこと」という文全体の中では、目的語になります

以下に、所有格と目的格の使える場面をまとめたので見てみてください。

動名詞 所有格 目的格

基本的には、所有格を使うという事は覚えておいてください。特に文頭に動名詞がきた場合は、動名詞が文の中で主語の役割を果たしますので、意味上の主語は必ず所有格を使います。

【主語の場合】

His(×him) making cookies made our team happy.

彼がクッキーを作ったので、チームは幸せになった。

【目的語の場合】

We cannnot understand his(him) criticizing her.

彼が彼女を批判した事は理解出来ない。

【例外:意味上の主語が無生物の場合】

She insisted on the testimony being true.

彼女はその証言が正しかった事を主張した。

testimonyやnewsなどのように、意味上の主語が無生物の場合は、例外として、そのままの形で意味上の主語を表します。

 

2. 前置詞+動名詞

I am good at playing soccer.

訳:私はサッカーが得意です。

一度は見た事がある文章だと思います。

熟語として「be good at ~ing」と覚えている人もいると思います。動名詞は、不定詞と違い、前置詞の後に置くことが出来ます。文全体では、目的語の役割を果たします。

動名詞 前置詞

いくつか有名な慣用表現がありますので、今回は、入試に頻出の10個を紹介します。

 

頻出の10の慣用表現

①〜しても無駄である

 

It is no use[good] doing
There is no use[good,point,sense](in) doing

例)It is no use worrying about it.

それを思い悩んだって無駄だ。

②〜することに慣れている

 

be accustomed[used] to doing

例)My mother is accustomed to getting up early.

私の母は、早起きする事に慣れている。

toの後、「~ing」が来る事に注意してください。

③〜することを楽しみに待つ

 

looking forward to doing

例)I’m looking forward to seeing you.

あなたに会う事が楽しみです。

toの後、「~ing」が来る事に注意してください。

④〜するのに苦労する

 

have trouble[difficulty] (in) doing

例)He have trouble waking up in the morning.

彼は、朝起きるのに苦労する。

⑤〜するのにA(時間)を使う

 

spend A (in) doing

例)We spend a long time playing trump.

私たちは、長い時間トランプをして過ごした。

⑥〜出来ない

 

there is no doing

例)There is no denying this fact.

この事実を否定する事は出来ません。

⑦〜は言うまでもない

 

It goes without saying that S V

例)It goes without saying that she likes you.

彼女があなたの事を好きなのは言うまでもない。

⑧〜したい気がする

 

feel like doing

例)I feel like playing soccer.

サッカーをしたい気がする。

⑨〜するとすぐに

 

On doing

例)On hearing the sound, I got up.

その音を聞いてすぐに、私は起きた。

⑩〜する時は

 

in doing

例)In making a decision, it is important to keep cool.

決断をする時は、冷静でいる事が大事だ。

 

3.完了動名詞

He is proud of having been a popular actor 10 years ago.

彼は10年前に、人気のある俳優だったことを誇りに思っている。

完了動名詞は、述語動詞よりも以前の状況を表したり、完了の意味を明確にする時に使われる動名詞です。「having+過去完了形」で表します。

完了動名詞

He is proud of」は現在の事を示し、「having been~」は過去完了を使う事で、時制が下がっているので、過去の事を示します。

 

ただ、動名詞自体が過去の意味を表すので、使う頻度はそれほど多くはありません。

なお、上文は、

He is proud that he was a popular actor 10 years ago.

というようにthat節を使って置き換える事が出来ます。この時、that節以下は過去の事を表すのでwasを使います。

この置き換えは大事なので是非、覚えておいてください!

最後に2つ完了動名詞を使った文を紹介します。

 

I regret having bought the game.

私は、ゲームを買った事を後悔している。

I am ashamed of having fallen down in public.

人前で転んだ事を私は恥じている。


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この記事の執筆者

ニックネーム:受験のミカタ編集部

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