【It is 〜that】 強調構文と形式主語はどう見分ける?
It is 名詞 that構文は3つの種類に分けることができます。
実は入試でも下線部翻訳などで頻出なのです!
あなたはきちんと理解してますか?
以下の3つの文は強調構文•形式主語•前の名詞を指すitのうちそれぞれどれでしょう。
(a)Today, many couples divorce. But it is a hidden fact that divorces that we often hear are caused by money problem.
みなさんは何個できましたか?できなかった人は it 構文に要注意!
これからこれらの見分け方について説明します。
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1.形式主語と強調構文の見分け方について
今回の問題は『It is 名詞 that S V』で構成されているものを選抜しました。
この形は可能性が強調構文•形式主語、その他にも可能性がでてくる形なので注意しましょう。
下線部翻訳に頻出なのもこの形です。 今回は形式主語と強調構文の見分け方について紹介します♪
見分け方のポイント
It is 名詞 that SVの文章は3つの可能性があります。
この3つは一見分からないのに訳し方が全く違うので入試問題のしかも配点の大きい長文読解の下線部翻訳によく取り上げられるのです。
「さっきの問題全然わからなかった!」という人も安心してさい。ポイントを掴めば簡単に見分けがつきます!
2.形式主語の構文
では以下の例文を使って考えましょう。
It is a pity that Mary could’t join our party.
その文章のthat以下だけを抽出すると、Mary could’t join our partyです。
Mary could’t join our partyはSVOの第3文型で文が成立しています。
形式主語の場合、後ろはItにかかる関係代名詞なので完全文 (文型をとる)になります。
よって今回の例文は形式主語か前の名詞を指すitの場合とわかります。
また、今回の場合、先出の名詞がありません。なので、この文は形式主語になります。
形式主語の場合、itにthatの内容を入れて訳しましょう。以下のような訳になります。
[訳]メアリーがメアリーが私たちのパーティーに参加できなかったのは残念だ。
3.強調構文
次に強調構文の見分け方についてです。この文章で練習してみましょう。
It was my book that he borrowed yesterday.
こちらも上と同じくthat以下のhe borrowed yesterdayをみてみましょう。
これは、Oが欠けているため、文章が成立しません。強調構文は元々ある文章から、強調したい部分をit is 〜thatの〜にいれています。
ですので強調構文の場合、that以下の文章は不完全文(文型がとれない)になります。
今回の場合、He borrowed my book yesterday.という例文のmy bookを強調しているので、that以下はborrow(他動詞)の0がない不完全文になります。
強調構文は強調したい部分を最後に持ってきて、以下のように訳しましょう。
[訳]彼が昨日借りた本は、私の本だ。
⚠️「それは彼が昨日借りた私の本です。」という訳は間違いになります!気をつけましょう。
解説
では、いままで勉強したことをもとに、はじめの問題をもう一度見てみましょう♪
①Today, many couples divorce. But it is a hidden fact that divorces that we often hear are caused by money problem.
正解は‥形式主語です♪
that以下が完全文になっています。are causedは受動態なので、0は取らない第2文型です。
また。Itは先出の名詞ではありません。よってこれは形式主語です。
[訳]今日、多くの夫婦が離婚する。しかし、私たちがよく聞く離婚はお金の問題によって引き起こされるというのは、隠された事実だ。
②Mary enjoyed talking with Kevin. It was his way of speaking that She found very pleasant.
that以下が不完全文なので強調構文です。もともとの文章はShe found his way of speaking very pleasant.になります。
findは第5文型をとれる動詞ということに注意してください*単語は簡単ですが、この問題はかなりの難問です!
[訳]メアリーはケビンと話して楽しかった。メアリーがとても楽しいと思ったのは、彼の話し方だ。
③My smartphone makes me happy and it is so interesting that I always carry it around.
正解は‥前の名詞を指すit
that以下が完全文なので前の名詞を指すit か形式主語になります。今回の場合、itは先出のmy smartphoneという名詞になります。thatはso~that…で「とても~だから…」。
[訳]スマホは私を幸せにするし、とても面白いので私はそれをいつでも持ち歩く。
carry A around(about)…Aを持ち歩く、連れまわす
強調構文のまとめ
今回はit is〜thatについて説明しましたが、入試問題ではitについて聞かれる問題が多いです。日頃から、itが出てきたらこのitは何を指しているのかと意識しながら長文読解をするのがオススメです。
私は、Itがでてきたら丸をしてそのitがなにであるかメモをしていました♪英語の長文読解は工夫して読みましょう!
また、it is high time 過去形~についての記事もあるので、一緒に学びましょう!
また、読解力だけでなくリスニングや会話力も高めることができる!
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