仮定法過去とは?テスト直前に仮定法の基礎から仮定法過去を簡単理解
今回のテーマは仮定法過去!
仮定法関連の問題は、入試で正誤問題・書き換え問題・4択問題などあらゆるパターンで出題されます。
大頻出の仮定法ですが、様々な表現を学んでいくうちに混乱してしまいがちです。
そんな仮定法を第1弾の今回は、基本>の「仮定法過去」から学びましょう。
難しい言葉は一切使わずに丁寧に解説するので、習い立ての人も苦手な単元だという人も読めば絶対に理解できる内容となっています。
仮定法の基本となる仮定法過去を完全にマスターしましょう♪
仮定法過去ってどういう意味?
仮定法過去とは、現在の事実に反する仮定や、これから実現する可能性が低い仮定をあらわす際に使います。
要するに、「○○なら△△なのにな~」です。
例えば、筆者は泳ぐことができません。カナヅチです。
だから魚に憧れています。(本当はそんなことより食べたい派)
もし筆者が魚だったらイルカと泳いだり、ハワイまで泳いでみたりしたいです。
でも筆者は人間ですよね?(違うって言われたらどうしよう…)
こういう時に仮定法過去が使われます。
先ほど、「もし魚だったら」と述べましたが、ココに注目。
自然と過去形を使っていましたよね。
事実とは異なることを表す際、日本語も英語も過去に時制をずらすことによって現実から距離を遠ざけているのですね。
なぜ「仮定法過去」という名称なのかはこれで解決したと思います。
では、実際に下記の文章を作ってみましょう。
「もし魚なら、イルカと一緒に泳げるのに。」
仮定法過去の公式をじっくり解説
先ほどの文を作る前に、仮定法過去の文章を作る際の公式を解説します。
まずカンマの前のIf節を作りましょう。
「もし○○なら、」に当たる部分です。
ここでポイントになるのが、仮定法過去のミソである≪動詞を過去形で書く≫ことです。
続いてカンマの後に続く主節。
動詞の前に必ず助動詞の過去形をおきます。
★それぞれの助動詞の意味
would=だろうなあ
could=できるのになあ
might=かもしれないのになあ
should=だろうなあ
全て助動詞を過去形で書くのは、If節の中が過去形で書かれているので、時制を合わせているからです。
実際に英作文を作ってみよう!
お待たせしました!
それでは先ほどの文章を作ってみましょう。
「もし魚なら、イルカと一緒に泳げるのに。」
まずはIf節の、読点より前の部分である「もし魚なら、」から作っていきましょう。
はじめに「私は魚である」を英語に直してください。
簡単ですね。
”I am a fish”です。
これを仮定法過去の形に変形させます。
・先頭にIfを付ける
・動詞である”am”を過去形にする
以上の2点がポイントです。
すると、
If I were a fish,
の部分が完成します。
ってアレ?
「amの過去形はwasじゃないの??」
◎口語ではwasでも間違いではないのですが、受験英語では必ず主語に関わらずbe動詞は”were”を使いましょう。
続いて主節の「イルカと一緒に泳げるのに」の部分です。
こちらも先程同様、「イルカと一緒に泳げる。」を英訳してください。
その通りです。
“I can swim with dolphins”
ですね。
これを仮定法過去の公式に当てはめます。
という点だけ注意しましょう。
”I could swim with dolphins”
主節はこれで完成です。
それでは、If節と主節を接続してみましょう。
If I were a fish,I could swim with dolphins.
このような形に完成しました。
いかがでしたか?
不安なときは、一度現在形に直してから仮定法過去の形に変換するようにしましょう。
それでは最後に練習問題です。
答えはスクロールしたところにあります!
それでは、ごきげんよう!