受動態の基礎を例文で徹底解説!間違えやすい5つの英文法とは?

英語 2015.10.1
受動態の基礎を例文で徹底解説!間違えやすい5つの英文法とは?

受動態は中学の最初の方で習う事もあり、比較的易しい分野といえます。ただ、なんとなくで勉強していて、間違った事を覚えてしまっている人も多いです。

そこで、今回は受動態の作り方から一から解説します。また、受動態を作る上で、使役動詞や郡動詞、助動詞などよく間違えてしまう5つの文法についても丁寧に解説します。

このブログを読んで、受動態の問題での間違いを直していきましょう。
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    1. 受動態の基礎

    受動態

    受動態は他動詞(目的語をとる動詞)でしか作る事が出来ない事がポイントです。

    <例>

    受動態 構成

     

     

    【byの省略 】

    動作主が分からない場合、明らかな場合、一般の大衆を表す場合は、byが省略されます。

    【動作主が一般大衆の場合】

    Spanish is spoken in Spain.

    スペインではスペイン語が話される。

    【動作主が不明な場合】

    My bicycle was broken last night.

    私の自転車は昨晩壊された。

     

    受動態 否定形 疑問形

    受動態 疑問&否定

    能動態の時とは違い、be動詞で否定し、be動詞で疑問を作ります。doesn’tやdon’tは使わない事に注意です。

     

      2. 間違えやすい5つの受動態

      基本的には、大きな例外なく受動態をつくります。以下に挙げる文法上では、少し注意しなくてはならない事があります。ポイントをまとめましたので、是非確認してみてください。

       

      ①助動詞+受動態

      The document must be written by her.

      その書類は彼女によって書かれたに違いない。

      受動態の形になっても、助動詞の後は、動詞の原形になるというルールは変わりません。<助動詞 + be + 過去分詞>の形になります。

       

      ②進行形+受動態

      Cakes are being baked by my mother.

      ケーキが母親によって作られている。

      進行形の時は、< be動詞 + being + 過去分詞 >になります。

       

      ③完了形+受動態

      以前、「絶対理解しておきたい現在完了4つの意味」で学習した現在完了も受動態にする事ができます。

      現在完了 おさらい

      上記のうち、③の完了が受動態にされることが多いです。

      【北里大学 類題】New air-conditioning system had already been installed.

      新しいエアコンシステムはもう既に導入されている。

      haveの後は、過去分詞になるので、語順は<have + been + 過去分詞>になります。

       

      ④郡動詞+受動態

      次は、郡動詞+受動態です。これはひっかかりやすく多くの受験生が選択問題や穴埋め問題で引っかかってしまうところです。

      郡動詞とは 

      put off(延期する)
      ask for(求める)
      put up with(〜を我慢する)
      etc..

      これを郡動詞と意識していたか別として、よく見かけるフレーズですよね。これを受動態にする時少し厄介なので、注意して読んでください。

      A stranger spoke to the girl.

      見知らぬ人が、少女に話しかけた。

      これを受動態にすると・・

      The girl was spoken to by a stranger.

      少女は、見知らぬ人に話しかけられた。

      「speak to〜」で〜に話しかけるの意味を表す郡動詞なので、それを受動態にしても、語順は<be動詞+過去分詞+前置詞>になります。決して、『×was spoken by」のようにしないのがポイントです。

      今回は、能動態の原文があったので、予測する事は出来たと思いますが、なにもなしで、選択問題で出された時に、正解出来るかどうかが鍵となります。

      【問題】

      適切なものを選んでください。

      My mother was (       ) them.

      ①laughed

      ②laughed at

      ③laughed by

      ④laughed at by

       

       

      正解は・・もちろん④です!ちょっと語呂は悪い気がしますが、こういう形があることを頭の中に入れといてください。

       

      ⑤使役、知覚動詞+受動態

      最後は、受験生を悩ませている使役、知覚を受動態にした場合です。

      知覚 使役

      まずは使役の「make」を使いましょう。

      His mother made him cook breakfast.

      をHeを主語にして受動態にするとどのようになるかわかりますか?

       

      正解は・・

      He was made to cook breakfast by her mother.

      になります。

      toがポイントです。しっかりと忘れずにつけてください。

      また、使役動詞のhaveは受動態の形にはできません。

      使役動詞のletもそのまま受動態にすることは出来ません。受動態にするときは、allow toを使います。

      My father let me drive his car.

      父は私に、車を運転させてくれた。

      を受動態にすると・・

      I was allowed to drive my father’s car.

      父の運転をする許可をもらった。

       

      知覚動詞も使役と同様です。

      I heard her play the piano. 

      私は彼女がピアノをひいているのを聴いた。

      受動態にすると・・

      she was heard to play the piano.

      こちらもやはりtoを使います。絶対間違えないようにしましょう。

       

      それでは復習しましょう!

       

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      この記事の執筆者

      ニックネーム:受験のミカタ編集部

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