「shall we」の意味と例文を解説!「I should」との違いとは
英語学習を進めるうえで、「shallの使い方がいまいちわからない」と悩んでしまう人は多いのではないでしょうか。
「Shall we dance?」などでShallを聞いたことがある人は多いかと思いますが、shallには他にも様々な使い方が存在します。
この機会に【shallの使い方】を徹底的に覚えていきましょう!
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1. Shallの意味と使い方とは?
さて、そもそもshallとはどのような意味を持ち、どのような場面で使うのでしょうか?
shallには、動詞に意味を付け足す「助動詞」としての役割があります。助動詞は動詞の働きを助けるため、感情をより強く伝えたいときに役立ちます。
shallには堅苦しいイメージもあり、「〜だろう」「〜である」など、読者の意向や意思を表すことが多いです。
こういった特徴から、shallは日常英会話で使用されるシーンはそこまで多くなく、契約書や法的な文書で「義務」を表す場合に多く使用します。
2. 様々な種類のShallの意味と訳・例文を解説
ここからは、様々な種類のShallについて、意味や例文を学んでいきましょう!
「Shall I〜」や「Shall we〜」について解説をしていきます。
① Shall I〜?の意味と訳・例文
Shall I〜には、「私が〜をしましょうか?」と、申し出をする意味が込められています。
[窓を開けましょうか?]
私が窓を開けましょうか?と申し出をしている例文になります。
つまり、Shall Iは「私が〜をしましょうか?」という疑問文で、相手に対して提案と申し出をする際に使うということです。
② Shall we~?の意味と訳・例文
次に、あなたも聞いたことがあるであろう「Shall we~?」の使い方について学んでいきましょう。
Shall Iは、話し手が聞き手に対して「何かをしましょうか?」と申し出をする形に対して、Shall we~?は、話し手と聞き手の両方が「何かをしませんか?」と勧誘をする形です。
実際の例文を見てみましょう。
[一緒にダンスをしませんか?]
Shall we〜を学ぶ際によく出てくる例文で、2人でダンスをしませんか?と勧誘をしています。
[一緒に歩きませんか?]
このように、Shall weは相手に対して勧誘をする際に使うケースが多いです。
③ Let’s~, shall we?の書き方で使われることもある
先ほど、Shall weの意味や使い方について解説をしましたが、Shall weを「Let’s~」の形に言い換えることもできます。
Let’s~を使う場合は、相手が友人や家族など、親しい関係であることが多いです。つまり、Let’s~はShall weよりもカジュアルな言い回しになります。
[一緒に踊りましょう]
[一緒に買い物に行こう!]
このように、Let’sはダンスやお買い物など、友人などと一緒に行う遊びやお誘いをするシーンで使うことが多いです。
なお、Let’sの文末にShall weを加えると、「〜しましょうか」の付加疑問文になります。
[買い物に行きましょうか]
日常英会話で使用するシーンはあまり多くないため、まずはShall IとShall weの使い方について理解しておくことが重要です。
3. 肯定文で用いるShall【命令・義務・当然】の意味と訳・例文
ここでは、Shallの肯定文における使い方について学んでいきましょう。
肯定文で用いるShallには、大きくわけて命令・義務・当然の3つの意味が込められています。
法的な契約書などで使用するケースが多いため、少し難しいと感じる表現も出てくるかもしれませんが、詳しく解説していきます。
[あなたは、あなた自身のように妻を愛しなさい]
妻を愛しなさいという「命令形」が使われていることがわかります。聖書には「You shall love your neighbor as yourself」という表現が使われており、「隣人をあなた自身のように愛しなさい」と解説されています。
つまり、聖書のような神の意志や、人が入り込むような余地がない場合にShallが使われるケースが多いということです。
[すべての支払いは、現金のみで支払うこと]
支払いが現金しか許されない「義務」が使われています。契約事項や、法律によって定められた義務にShallが使われるケースが多いです。
[今度は当然成功するでしょう]
自分が成功するのは「当然」だという場合にもShallが使われます。他にも「We shall see」のように、「いずれ当然のようにわかる」など、相手自身も当然〜できるなどのケースで使われることがあります。
4. 義務は「Will」で書き換えられる場合がある
上記で解説したShallの意味である「命令・義務・当然」ですが、義務に関しては、「will」で書き換えられる場合があります。
下記の例文を見ていきましょう。
[私があなたのコートを預かりましょうか?]
例)I will take your coat.
[私があなたのコートを預かります。]
コートを預からなければいけないなどの「義務」が生じた場合には、上記にように、Shallではなくwillに置き換えることが可能です。
ただ、法律の文書や契約文書の中で使用する表現であるため、一般的に使用するケースはあまりないと思っていて良いでしょう。
5. Shallの過去形である「Should」とは?
ここまでShallの様々な使い方を解説してきましたが、Shallの過去形である「Should」を覚えている人も多いのではないでしょうか?
しかし、ShouldはShallの過去形として使用するケースはそこまで多くなく、1つの助動詞として認識しておいたほうが良いかもしれません。
Shouldには「義務」と「推量」といった2つの側面があり、それぞれ下記のような使い方をします。
[彼女に電話をしたほうが良いよ。]
こちらは義務の例文です。義務と聞くと「命令」のようなイメージが強いかもしれませんが、Shouldの場合は「〜したほうが良い」といった意味で使用することが多いです。
他にも、似た意味を持つ言葉として「must」が挙げられますが、mustは命令的な意味合いがより強くなってしまうため、Shouldを使うようにしましょう。
[約1時間でそこに着くでしょう]
こちらは推量の例文です。「〜でしょう」「〜のはずです」など、確信は持てないけど、物事を伝えなければいけない場面で使用します。
つまり、Shouldは一定の自信が持てる場合に使用する言葉だということです。
Shouldのさらに詳しい使い方については、Shouldの意味や用法を解説!例文で使い方をマスターしよう!の記事にて解説していますので、本記事と併せてご覧ください。
まとめ
Shallの様々な使い方について解説をしてきました。
- Shall I〜は「私が〜しましょうか」という場面(申し出)で使用する
- Shall we〜は「一緒に〜しませんか」という場面(勧誘)で使用する
- Shallには「命令・義務・当然」の意味が込められている
使い方や場面が難しいShallではありますが、一度覚えてしまえば、今後の強い味方になってくれることは間違いありません!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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