等比数列とは?一般項の求め方や和の公式を練習問題と解説でマスターしよう!
今回は高校数学における等比数列の公式を扱います。
等比数列では、必ず覚えておくべき公式が3つあります!以下がその3つの公式です。
①:一般項
初項をa , 公比をrとする。すると、n番目の項 an は、
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②:等比中項
数列a , b , c が等差数列 ⇔
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③:等比数列の和
初項をa , 公比をr とすると、初項から第n項までの和Sn は、
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①等比数列:一般項
等比数列4 , -8 , 16… の一般項anを求めよ。また、第11項を求めよ。
まず、一般項は上記の公式より
an = 4・(-2)n-1
(4が初項で、-2が公比である。)
また、第11項は求めた式にn=11を代入して、
a11 = 4・(-2)10 = 4・1024 = 4096
※210 = 1024は頻出なので暗記しましょう!
②等比数列:等比中項
3つの整数a , b , cはこの順で等比数列になり、c , a , bの順で等差数列になる。abc=125となるときa , b , cを求めよ。
上記の公式より、
b2 = ac …①
また、数列c , a , bが等差数列をなすから
2a = c + b …②【等差数列の和と公式(問題と丁寧な解説付き) の等差中項を参照】
問題文より
abc = 125…③
これで①~③の連立方程式ができた。①を③に代入して
b3 = 125 ∴ b = 5
これを①と②に代入して、
ac = 25 , c = 2a – 5 より
a(2a – 5)- 25 = 0 これを解いて
a = 5 , -5/2
しかし、問題文よりaは整数なのでa = 5
ac = 25 より、c= 5
③等比数列:和の公式
等比数列a , 2a2 , 4a3 … の初項から第n項までの和Snを求めよ。
いかがでしたか?覚えるべき公式はたったの3つでした。特に等比数列の和については、公比が1かどうかで場合分けする必要があるので、そこには注意してくださいネ♪
また、等比数列と関連たものとしては等差数列もあります。ぜひ、等差数列の内容もこれを機に確認しておいてください。
⇒『等差数列の和と公式(問題と丁寧な解説付き)』