【総勢263人にアンケート】コロナで学習環境はどう変わった?学生の不安や悩みを徹底調査!
いつも受験のミカタをご覧いただきありがとうございます。
今回は、先日皆さんに協力していただいた「新型コロナウィルス流行後の学習環境」に関するアンケートの結果を踏まえて、コロナによってどう勉強スタイルが変化したのか、学生の皆さんは一体どういった悩みや不安を抱えているのかについてまとめました。
「1人で集中できない」といった悩みを抱えている方のために「集中して勉強をするためのコツを解説している記事」も紹介するので、同じような不安を抱えている受験生などを要チェックです。
- アンケート概要
実施期間:2020年7月1日~2020年9月4日
回答者数:263人
対象者:現役中学生、高校生、浪人生
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1.4月以降の学校は休校になりましたか?
最初の質問結果は次のようになりました。
グラフから分かるように5割の学生が「休校だった」と回答しており、「時々休校」の方までを含めると9割近くの学生がコロナの影響で一度は休校になったという結果になりました。
安倍元首相が2月27日に全国一斉の休校要請に踏み切ったことによって多くの小中高学校がゴールデンウィーク近くまで休校になりました。時期的にも本来なら体育祭や林間学校などの行事があるはずだった学生も多く、行事がなくなることによって勉強だけでなく学校に行くモチベーションまで下がってしまっている学生も多かったようです。
特にアンケートを取っていた7月ごろは世間的にも自粛ムードが強かったので、外で思い切り部活をすることや友達と遊びに行くこともできなかった学生がほとんどだと思われます。
2.コロナ以降、自分で調べて勉強する機会は増えましたか?
次はコロナによってどう勉強スタイルが変わったかについて聞きました。
結果は以下のとおりです。
こちらは6割以上の学生がコロナの影響で自分で調べて勉強する機会が「増えた」と回答しています。
特に高校3年生や中学3年生などの受験生にとっては、学校や塾がコロナを理由に休校になってしまうと、どうにかして自分でカリキュラムを進めて受験に間に合わせていかなくてはなりません。
このように受験を控える学年にとっては、ある意味主体的に勉強をせざるを得なくなっているため、自主的な学習時間が伸びたのだと言えます。
逆にコロナの影響でかえって自分で調べて勉強する機会が「減った」と回答した人も1割以上います。
受験が終わったばかりの高校1年生や、もともと塾や学校といった受動的な環境でないとなかなか勉強できない人にとっては今回のコロナの影響で「勉強のモチベーションや勉強習慣」を失ってしまってかえって勉強ができないという弊害が生まれているようです。
確かに家は学校や塾より誘惑の多い環境なので、きっちりと自制して勉強できない人にとってはなかなか難しい環境だと言えます。
オンライン家庭教師に興味がありますか
上記のようになかなか家で行う自主学習だけでは不安な学生を中心に最近「オンライン家庭教師」の需要が高まっています。
実際に今回のアンケートでも「オンライン家庭教師について興味があるか」について聞いてみたところ以下のような結果になりました。
結果としては、「興味がある(無料ならやりたい)」が6割以上、「興味がない、または知らない」と回答した方が合わせて3割以上となり、「有料でもオンライン家庭教師サービスをやってみたい」という回答は1割に満たないという結果になりました。
やはりいくらデジタル世代と言われる今の若者であっても「オンラインで授業をする」ということにはそれなりの抵抗感があるようです。実際、保護者の視点からしてもオンラインではどうしても子供が集中しないのでは、といった不安があるようです。
とはいえこのままコロナのような状況が続けばオンラインでの授業なども増えていき、当然塾や予備校、家庭教師もオンラインが当然になってくるはずです。
最近のオンライン授業はかなり精度が上がってきてタイムラグや画質の制度も上がってきているので、勉強スタイルの一つの選択肢にしてみてはいかがでしょうか?
3.大学受験・高校受験に対しての不安はありますか?
最後にコロナ禍における受験生の不安や心配なことを調査しました。
やはりこの質問に対しては8割以上の学生が不安を持っているという結果になりました。
今年受験を控える高校3年生以外にも、そもそも授業のカリキュラムについて行けるかといった悩みがあるのだと思います。
具体的に学生の悩みを学年ごとに出してみたところ以下のようになりました。
- 自分の学校より他の私立や中高一貫校のほうがかなりカリキュラムが進んでいて焦る(高校3年生)
- 未だ自主的に勉強する習慣が着いていなく、サボってしまう(高校3年生)
- 周りがどのくらい進んでいるかわからないため、自分の勉強状況が十分なのかどうかわからない(高校2年生)
- コロナで学校の進度が遅れている以上、このまま学校の授業を真面目に受けていたらどうにも入試までに間に合いそうにない点(高校2年生)
- 模試などが実施されても、自宅受験だから正確な判定が出ていない気がする。そのため今の自分の実力が分からない(高校2年生)
- コロナの影響でオープンスクールや課外活動に参加できないため、大学選びが難しい(高校1年生)
- 自粛明けから授業のスピードが早く、これから先ついていけるか不安(高校1年生)
受験生である高校3年生にとっては急にカリキュラムが変わった事による不安や、家庭で集中して勉強できないといった不安が多く寄せられました。いきなり勉強スタイルの変化を迫られてうまく対応できているのかが不安なようです。
高校2年生は来年度の受験に向けて、模試等を通じて受験モードにシフトしていく人が増えていく学年ですが、オンラインの模試の影響や学校の授業の遅れなどによって「自分の実力が他の学生と比べてどれほどなのか」というのが測れないといった不安が一番の不安としてあげられるようです。
高校1年生は進路選択の参考となるようなオープンキャンパスなどに行けずなかなか勉強のモチベーションを保つのが難しくなっているようです。さらに新学期早々にコロナ脳影響を受けてしまったため、思っていたような学生生活が送れずに学校生活そのもののやる気をそがれてしまっている人もいるようです。
皆さん学年によって抱えている悩みや不安の種類が少しずつ違うものの、受験に対して楽観的な学生はかなり少数という結果になりました。
一人で勉強する習慣がつかない、なかなか勉強の集中が維持できないといった方のために「集中力を高めるための対処法」を解説している記事を紹介するのでぜひ参考にしてください!
4.「新型コロナウィルス流行後の学習環境」のまとめ
今回は「新型コロナウィルス流行後の学習環境」のアンケートを踏まえ、コロナによってどう勉強スタイルが変化したのか、学生の皆さんは一体どういった悩みや不安を抱えているのかについてまとめました。
コロナによって特に受験生は大きな学習スタイルの変更を強いられ、かなりストレスや不安が溜まるような状況だと思います。
しかしある意味、学校が部分休校になることによって通学時間が減ったりその他の時間でコロナ前より勉強時間に費やせる時間が増えた部分もあると思うので、今一度最適な勉強スタイルを見直し、場合によってはオンラインの予備校や家庭教師を活用することでうまく学習ルーティーンを再構築してください!
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