読書の秋!SNS代わりにセンター現代文対策できる短編小説ノススメ
10月27日は読書の日です。
10月27日から11月9日までの2週間は読書週間となっていて、その1日目にあたる10月27日が読書の日というわけです。
しかし「読書しよう!」と思っても、スマホが楽しくてなかなか進まない…ということもありますよね。
そこで今回は、SNS気分でサクッと読めて、センター試験現代文の対策にもなりそうな本を集めてみました。
1.「きみが見つける物語 十代のための新名作 切ない話編」 角川文庫編集部
『きみが見つける物語』は「十代のための新名作」の名の通り、今読みたい短編小説を集めたシリーズです。
テーマに沿って、様々な作風の小説が読めるこのシリーズはまさにSNSのよう!
中でも「切ない話編」は、秋に読むのがぴったりの、少し立ち止まってゆっくり日常を見直したくなるお話がいっぱいです。
さらに、1998年センター本試験に「山の木と大鋸」が出題された志賀直哉の代表作「小僧の神様」も収録されています。
高校生の皆さんには、クラスや部活の雰囲気がリアルな一作品目の川島誠「笑われたい」もおすすめです!
2.「ぼくは勉強ができない」山田詠美
次にお勧めするのは、山田詠美「ぼくは勉強ができない」です。
主人公の男子高校生・時田秀美の日常が、一話完結の連作短編集になっていて、一話ずつ楽しむことができます。
番外編として収録されている「眠れる分度器」が1999年のセンター本試験に出題されました。
進路や恋に悩んだり、友達とふざけたり、まわりの人の言葉に感心したり、たまに反発もしたり、という秀美君にきっと共感できるのではないでしょうか。
高校生1、2年生が読めば「これから秀美君みたいな高校生になりたい!」と思うこと間違いなしです。
3.「夢十夜」夏目漱石
最後は、センター試験で出題された小説数がぶっちぎり1位の小説家・夏目漱石の「夢十夜」です。
こちらも短編集で、「こんな夢を見た。」という出だしの通り、夜見た夢だという話が第一夜から第十夜まで、十個の小説として収録されています。
国語の教科書などで一部を読んだことがある人もいるかもしれませんね
十個の小説は、不思議なもの、ロマンチックなもの、少し怖いもの、シュールなものなどさまざまです。
そのまま読んでも面白いし、「この物語に夏目漱石はいったいどんな意味を込めたのだろう?」と考えるのも楽しいでしょう。
短編小説のまとめ
いかがでしたか?
高校生の時に読んだ本も、大人になって読むと違う感想を持つもの。
ぜひ、高校生のうちにしか出会えない、お気に入りの本に出会ってくださいね。