システムエンジニアになりたい高校生に贈る!大学進学の要否とおすすめの大学
高校生の皆さんは、システムエンジニアと聞いて、どのような職業をイメージしますか?
MicrosoftやGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)のような世界的大企業で、先進的なITシステムを使い、大量のデータを扱っている技術者でしょうか。
それとも、話題になるようなスマホのアプリの開発技術者でしょうか。あるいは、企業の内部システムを開発・運用・保守する技術者たちでしょうか。
システムエンジニアには、様々な業種で、様々なタイプが存在します。そして、システムエンジニアになるための道も多く存在します。
ここでは、システムエンジニアになるために大学に進学する必要があるのかどうか、そして大学に進学する場合のおすすめの大学を紹介します。
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1.システムエンジニアになるには、大学進学は必要?
結論から言いますと、システムエンジニアになるために、大学進学は必ずしも必要ではありません。
企業にもよりますが、高校生から採用する企業もあります。筆者が勤めていた企業でも、高卒の方をシステムエンジニアとして一人採用したこともあります。
ベンチャー企業やスタートアップ企業では、過去に作成した作品のポートフォリオを示し、高卒だけど実力第一で採用をした、という話も聞いたことがあります。
しかし、企業の採用の多くは大卒などを条件にしております。大学へ進学する道が、システムエンジニアを目指すために有力な道であるのは確かです。
そこで、システムエンジニアを目指す高校生のみなさんにおすすめの大学を紹介します。
2.システムエンジニアを目指せるおすすめの大学~国公立編~
東京大学 工学部
「日本の最高学府」の代表例として挙げられることの多い東京大学、その工学部です。工学部に進学の出来る類は、理科一類または理科二類で、偏差値は67.5~72になっています。
東京大学では日本でも高水準の技術を学ぶことが出来ます。
知能社会システムコースなどでは、モノ作りの基本技術からマネジメントまでの幅広い教育があり、システムエンジニアを目指すことにも役立つでしょう。
ただし、東京大学を出たのであれば、システムエンジニアに留まらず、大学で学んだ高度な知識・技術とシステムエンジニアの経験を活かし、将来の起業・独立などを見据えてもよい進学先です。
京都大学 工学部
関西地方の有名な大学である、京都大学の工学部です。工学部の情報学科の偏差値は67.5~70になっています。
計算機科学コースなどでは、情報とは何かということを究明し、情報の処理、伝達、蓄積に関して学び、研究することが出来ます。
情報化社会の中核となる技術者・研究者の養成を目指しているコースで、システムエンジニアを目指すのに役立つでしょう。
名古屋大学 情報学部
東海地方の大学である、名古屋大学の情報学部です。情報学部のコンピュータ科学科の偏差値は62.5~65になっています。
情報学部は2017年に前組織である情報文化学部と工学部電気電子・情報工学科情報工学コースを合流し設置された学部です。システムエンジニアを目指す方には、この学部をおすすめします。
コンピュータ科学科には、情報システム系と知能システム系の2つの教育系があります。
情報システム系ではコンピュータの動作原理や情報システムの構築技術、情報ネットワーク技術だけでなく、セキュリティに関する知識・技術にも重点を置いています。
知能システム系では機械学習、映像や音声・言語などのマルチメディア処理技術、知能システムに集中した教育・研究が行われています。
どちらの教育系もシステムエンジニアになるために役に立つでしょう。
電気通信大学 Ⅰ類
東京の大学である、電気通信大学のⅠ類です。Ⅰ類の偏差値は60~62になっています。
電気通信大学からシステムエンジニアを目指す方には、情報に関わる学問を広く学べるⅠ類をおすすめします。
自律的に働くシステム、経済・社会活動に関わるシステム、人工知能に関わるシステム、メディアを制御・運用するシステムなど、今後の世の中で更に発展するだろうと思われるシステムについて学び・研究することができます。
豊橋技術科学大学 工学部
東海地方の大学である、豊橋技術科学大学の工学部です。工学部の情報・知能工学の偏差値は47.5~53になっています。
情報・知能工学では、大規模情報システムのための技術や新しい情報科学、およびこれらの応用技術に精通した指導的技術者・研究者の養成を目指した教育研究を行っています。
そのため、システムエンジニアを目指すのであれば、この学部・課程・専攻をおすすめします。
また、豊橋技術科学大学の特徴として、高等学校からの入学の他、高等専門学校から多くの編入を受け入れている点が挙げられます。
様々な環境で教育を受けてきた学生達との学びを通して、学生時代の人脈も色々広げたいという人におすすめです。
3.システムエンジニアを目指せるおすすめの大学~私立編~
日本大学 工学部
日本大学は本部を東京に置き、そして福島にキャンパスを置く工学部です。工学部の情報工学科の偏差値は45~53になっています。
情報工学科には2つのコースがあります。
情報システムコースではコンピュータシステム及びプログラミング科目を中心に履修し実務レベルで通用する専門能力を有する人材を育成しています。
情報デザインコースではメディアヒューマン系の科目を含めてバランスよく幅広い分野に適応する人材を養成しています。
日本大学からシステムエンジニアを目指すのであれば、「問題解決力」や「考える力」を養うことに力を入れている工学科をおすすめします。
東海大学 情報理工学部
東京・神奈川・静岡・熊本・北海道と複数のキャンパスを置く、東海大学の情報理工学部です。情報理工学部の情報科学科の偏差値は50になっています。
情報科学科は、情報科学に関わる幅広い知識を学び、技術革新への対応力を身に着けることに重点を置いており、実験や実習、演習などを通じて豊かな発想力や対応力を養うことができます。
社会へ出てからも即戦力として活躍できる能力を身につけることができるので、システムエンジニアを目指すのであれば、この学科をおすすめします。
そして、在学中に情報処理技術者の各種資格が取得できるのも特徴です。
北海道情報大学 経営情報学部
北海道の大学である、北海道情報大学の経営情報学部です。経営情報学部のシステム情報学科の偏差値は37.5になっています。
システム情報学科では、コンピュータサイエンスなど深い知識を習得することと、高度な情報システムエンジニアを育成することを目的に、2つのコースが設けられています。
システムエンジニアコースはシステム開発を基礎からしっかりと学び、専門的で実践的な技術を身に付け、尚且つ最新の技術にも詳しい人材を育成するコースです。
システムエンジニアを目指すのであれば、こちらのコースをおすすめします。
ちなみに、もう1つのコースである情報科学コースは、世の中のあらゆる社会現象を情報科学的に分析し、問題提起や問題解決を行う専門家を育成するコースです。
金沢学院大学 経済情報学部
石川県の大学である、金沢学院大学の経済情報学科です。経済情報学部の経済情報学科の偏差値は37.5になっています。
経済情報学科では、データを収集し分析・活用する能力やIoTやAI、多種多様に世の中で提供されているサービスを使いこなす能力の習得に力を入れています。
システムエンジニアを目指すのであれば、このコースをおすすめします。
京都産業大学 情報理工学部
近畿地方の大学である、京都産業大学の情報理工学部です。情報理工学部の偏差値は47.5~52.5になっています。
情報工学部には、10コースがあり、情報システムコースをはじめ、ネットワークシステムコース・情報セキュリティコースがおすすめです。
京都産業大学で取り入れている課題解決型授業では、企業や自治体から与えられたリアルな課題をチームで解決する授業を行う、実践型のプログラムなどが特徴です。
4.まとめ
ここまで、システムエンジニアになるためにおすすめの大学に重点を置いて紹介してきました。
システムエンジニアになるためには、大学進学は必ずしも必要ではありませんが、大学へ進学する方が有利な面もあります。
システムエンジニアを目指している高校生の皆さんは、是非参考にしてみてください。
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