Mightの意味や用法を解説!例文で使い方をマスターしよう!
英語の助動詞の一つ「might」は、ほかの助動詞に比べても、意味・用法がイマイチ分かりづらくないですか?
特によく助動詞「may」と混同してしまいがち。
この記事では、「might」の意味・用法を例文で確認しつつ、「may」との微妙な差を、わかりやすく解説しています。
また、「might」の慣用表現である「might as well」についてもご説明します。
記事の最後には、復習のためのクイズも用意しています。全問正解を目指して、一気に読み進めてください!
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【目次】
1. 助動詞「might」の意味・用法は、主に2つ!「リクエスト」、「推量」
① 「might」の「リクエスト」の意味・用法は、「may」よりも丁寧
② 「may」にはあって「might」には無い「許可」の意味・用法
① 「might」の「推量」の意味・用法(現在(今)のことについて)
② 「might」の「推量」の意味・用法(過去のことについて)
③ 「might」の「推量」の意味・用法(未来のことについて)
1. 助動詞「might」の意味・用法は、主に2つ!「リクエスト」、「推量」
「might」は「may」と似た意味・用法が多く、この「リクエスト」、「推量」という意味・用法は、「might」と「may」のどちらの単語でも、表現することができます。
ただ、同じ意味を表しているものの、丁寧さに違いがあるため、要チェックです!
2.「might」の「リクエスト」の意味・用法
「might」の「リクエスト」の意味・用法について例文で解説します。
①「might」の「リクエスト」の意味・用法は、「may」よりも丁寧
「リクエスト」の意味・用法とは、「相手に何かをお願いする」、「相手に何かをリクエストする」ためのものです。
例えば、「お名前を教えていただけませんか?」「コーヒーをいただけませんか?」など。
このような場合に、「might」を使うことができます。
注意すべきは、「リクエスト」の意味・用法では、一般的には、「Might」の方が「May」に比べると、より丁寧な表現とされています。
一方で、会話では、「might」や「may」ではなく、「リクエスト」のためであれば、「can」を用いる方が自然です。
例えば、「ペンを貸してくれませんか?」とリクエストする場合、「May/Might I use your pen?」よりも、「Can I use your pen?」とリクエストする方が、自然です。
【例文】
May I ask you your name?
(訳)お名前を教えてくれますか?
Might I ask you your name?
(訳)お名前を教えていただけますか?
May I have a cup of coffee, please?
(訳)コーヒーを一杯もらえませんか?
Might I propose a different case?
(訳)別の事例をご提案してもよろしいでしょうか?
②「may」にはあって「might」には無い「許可」の意味・用法
「might」と「May」の大きな違いの一つが、「許可」の意味・用法です。
「許可」という意味・用法は、「might」には無く、「may」だけの意味・用法です。
この「許可」とは、「部屋に入っていいですよ。」や「このP Cを使っていいですよ。」といった表現を指しています。
具体的な例文はこちらの通りです。
【例文】
「許可」の意味・用法
You may come in now.
(訳)(部屋に)入ってください。
Students may use PCs in this room.
(訳)生徒は、この部屋のP Cを使ってください。
※「might」は、このような「許可」を表す用法では、使うことができません。
3.「might」の「推量」の意味・用法
「might」と「may」には、「推量」の意味・用法があります。
「推量」とは、「雨が降るかもしれない。」など、「可能性」を考える意味・用法のことです。
①「might」の「推量」の意味・用法(現在(今)のことについて)
「might」と「may」はどちらも、現在(今)のことについて、「推量」することができます。
具体的な例文を見てみてください。
【例文】
He may be coming to see you today.
(訳)彼は、今日あなたに会いに来るかもしれません。
It looks very nice, but it might be very expensive.
(訳)それ素敵ですね、でもとても高いかもしれません。
②「might」の「推量」の意味・用法(過去のことについて)
「might」と「may」は完了形を使うことで、過去のことを「推量」する場合にも、使うことができます。
例えば、「もう家に着いて、いい時間なのに。」とまだ到着していない友人を心配する場合などにピッタリな表現だと思います。
具体的な例文はこちらです。
【例文】
I haven’t received your present. You may have dropped it in the street.
(訳)あなたのプレゼントを受け取っていません。きっと、道で落としたのかもしれません。
It’s two o’clock. She might have arrived by now.
(訳)2時です。もうそろそろ着いていても、良い頃なのに。
③「might」の「推量」の意味・用法(未来のことについて)
最後に「might」と「may」は、未来のことを「推量」することもできます。
ただし、「未来のことを推量」する場合、「might」は、「may」よりも、あまり自信がない「推量」と考えられています。
例文で具体的に解説していきます。
【例文】
The weather may get worse tomorrow.
(訳)明日の天候は、悪化するだろう。
The weather might get worse tomorrow.
(訳)明日の天候は、悪化するのかもしれない。
We may play soccer this afternoon.
(訳)私たちは、今日の午後、サッカーできるだろう。
We might play soccer this afternoon.
(訳)私たちは、今日の午後、サッカーができるかもしれない。
「might」の「推量」と併せて、「should」の「推量」の意味との違いを確認してみてください。
(「Shouldの意味や用法を解説!例文で使い方をマスターしよう!」をご覧ください。)
4. その他の「might」の意味・用例
「might」は、「リクエスト」、「推量」という意味・用法がメイン、他にも、色々と意味・用途があります。
①「might」の人を説得する意味・用例
「might」は、少しイライラしながら、誰かを説得する際にも使うことができます。
例えば、「チョコレートが欲しいのに、なかなか分けてくれようとしない、イライラする。」というような状況でも、使うことができます。
【例文】
You might give me some chocolate, John.
(訳)少しチョコレートをくれてもいいのに、ジョン。
②「might」の仮定法での意味・用法
「might」は、仮定法(もし〜だったらなぁ、というような文です。)の文でも使うことができる用法があります。
【例文】
If she comes, she might look after your children.
(訳)もし彼女が来るなら、あなたの子供と世話してくれるかもよ。
③「might」の短縮否定形は、mightn’t
「might」の意味・用法ではありませんが、might notの短縮形は、「mightn’t」となります。
【例文】
She mightn’t have enough time.
(訳)彼女は、十分な時間が無いかもしれない。
5.「〜したほうがいいだろう」という意味の慣用表現「might as well」
「might」の使い方として、抑えておきたい慣用表現の一つが「might as well」の意味・用法です。
「might as well」は、「〜した方がいいだろう」という意味ですが、具体的には、「もう家に帰った方が良さそうだね。」といったことを表現することができます。
【例文】
You might as well go home … It’s almost 6 p.m.
(訳)家に帰った方が良さそうだね・・もう午後6時近いし。
また、「might as well」には、他にも変わった使い方があります。
【例文】
Shall we have lunch?
Might as well.
(訳)ランチでもどう?
そうね。
この例文では、「might as well」は相槌として使われています。また、この相槌は、「ランチに誘われたけど、ランチに一緒に行くのはあまり乗り気ではない」ことも示唆しています。
6. 「might」のまとめ
「might」の主な意味・用法は、「リクエスト」「推量」です。これらは、丁寧さの違いはありますが、「may」でも同様に表すことができます。
ただし、「may」の「許可」の意味・用法は、「might」では表現することができないことに注意が必要です。
他にも、「might」の慣用句「might as well」(〜した方がいいだろう)もご紹介しました。
色々あって大変だと思った方もいらっしゃるかもしれませんが、慣れるコツは、「たくさんの例文に接すること!」です。
たくさん例文に触れながら、「might」の感覚に自然に慣れて行ってくださいね!
最後に、総復習を兼ねて、クイズを解いてみてください。
7.「might」の使い方の復習
【クイズ】
問題:次の例文は、「might」のどの意味・用法が使われていますか?
①I’m not sure but I suppose my PC may be stolen.
(訳)まだわからないけど、私のPCが盗まれたかもしれない。
(答え)現在の「推量」
②I don’t know where your wallet is. It might be in your room.
(訳)あなたの財布がどこにあるのかわかりません。あなたの部屋にあるかもしれませんね。
(答え)現在の「推量」
③We’re late. The game may have finished already.
(訳)遅刻だ。試合は、もう終わっているかもしれない。
(答え)過去の「推量」
④I’m afraid you might have broken your legs. You need an X-ray inspection.
(訳)君、足の骨が折れたのかもしれないよ。X線検査が必要だよ。
(答え)過去の「推量」
⑤May I have your attention, please?
(訳)皆様、こちらに注目していただいてよろしいでしょうか?
(答え)「リクエスト」
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