前置詞とは?イメージで意味や使い分けをマスターしよう!

英語 2018.7.17

中学生までは「1つの前置詞につき1つの意味がある」と覚えてきましたが、高校になると急に「1つの前置詞で複数の意味を持つ」と教えられて戸惑う受験生は多いかと思います。

でも実は、前置詞にはそれぞれ1つのイメージがあり、そこから複数の意味に展開させることができるんです!

そこで今回は、「前置詞とは何か」から「それぞれの前置詞のイメージや意味」をしっかりとイメージ画像付きで解説していきます!

なお、前置詞や他の品詞について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

1. 前置詞とは?名詞の前に付くってどういうこと?

それぞれの前置詞のイメージや意味を知る前に、前置詞とは何かについて解説します!

ズバリ、前置詞とは「前置詞+名詞」で形容詞や副詞の働きをさせる語のことです。

形容詞や副詞の働きをするということは、名詞などの何かしらを修飾する語になるということですね!

それでは、定義を理解したら次はそれぞれの前置詞のイメージと意味を理解していきましょう!!

 

2. 前置詞byのイメージは「そば」

まずは、一番と言っても過言ではないほど有名な前置詞byのイメージを理解しましょう!

前置詞byのイメージは「そば」です。

食べ物の「蕎麦」ではなく、位置などを表す「そば」ですね!

英語前置詞by

 

前置詞byは「そば」というイメージから

①そばにあるから手段として使える→手段を表すby

②そばにいたからこそ行える→動作主を表すby

の2つの意味に派生します!

どの意味もとってもよく使われるので、これを機にしっかりとマスターしましょう!

 

2-1. 前置詞byの例文を3つご紹介

それでは、実際に前置詞byの理解を深めるために例文を見ていきましょう。

まずは前置詞byのイメージである「そば」という意味合いで使う英文です。

The telephone is by the window.

難しい単語も一切使っていない、中学2年生の英語でよく出てくる英文ですね!

この英文は「電話は窓のそばにあります」という訳になります。

 

次に、前置詞byのイメージである「そば」から派生する手段を表すbyの例文です。

Mary goes to work by bike.

少し複雑になりましたが、マリーのそばに自転車があり、それを手段として使えると考えると「マリーは自転車で仕事に行きます」という訳を簡単に作ることができます!

 

最後に、もう1つの動作主を表すbyの例文を紹介します。

The window was opened by Tom.

この英文は「be 過去分詞」が使われているので受動態ですね!

動作主を表すbyは、その性質上、主に受動態で使われます。

訳は「その窓はトムによって開けられました(=トムがその窓を開けました)」となります。

 

3. 前置詞fromとtoのイメージは「出所」と「到達」

次に、前置詞fromとtoのイメージと意味を紹介します。

前置詞fromのイメージは「出所」で、前置詞toのイメージは「到達」です。

英語前置詞from, to

fromで出たものが、toで到達すると考えればわかりやすいですね!

また、前置詞fromは「出所」というイメージから

①生まれて育ち、出てきたところ→出身を表すfrom

②出るということは、その場所から離れるということ→分離を表すfrom

の2つの意味に派生します!

 

3-1. 前置詞fromとtoの例文をご紹介

それでは、実際に前置詞fromとtoの例文を見ていきましょう。

I measured the distance from this line to that line.

この英文は前置詞fromとtoのどちらも使用していますね!

前置詞fromが出所、前置詞toが到達のイメージを持つので、「私はこの線からあの線までの距離を測った」という訳になります。

 

4. 前置詞in, on, atのイメージは「広い範囲の中」「接触・ベッタリ」「狭い範囲の中」

次にご紹介するのは前置詞in, on, atの3種類です。

前置詞inのイメージは「広い範囲の中」で、前置詞onのイメージは「接触・ベッタリ」前置詞atのイメージは「一点の狭い範囲の中」です。

英語前置詞in, on, at

前置詞inは「広い範囲の中」というイメージから、

①場所という広い範囲の中→広い場所を表すin

②広い時間という範囲の中→年、月、季節などの広い時間を表すin

を表します。

また、前置詞onは「接触・ベッタリ」というイメージから、

①誰かにベッタリとしている→依存のon

②人の行動は日付や曜日にベッタリと依存している→日付、曜日を表すon

を表すことができます。

さらに、前置詞atは「一点の狭い範囲の中」というイメージから、

①特定の場所の一点→場所を表すat

②特定の時間の一点→時間を表すat

を表します。

このように並べてみると気づくと思いますが、時間という概念においては「in>on>at」の順に狭くなっているという点を理解しておきましょう!

 

4-1. 前置詞inの例文をご紹介

それでは、実際に前置詞inの例文を見ていきましょう。

Ayano came to Japan in April.

今回の前置詞inは時間を表しています。

前置詞inは広い範囲の中というイメージを持つので、この訳は「アヤノは4月に日本に来た」という訳になります。

 

4-2. 前置詞onの例文をご紹介

次に、前置詞onの例文を紹介します。

A cockroach on the ceiling may fly.

今までは文章の一番後ろに来ていた前置詞ですが、今回は動詞よりも前に来て「on the ceiling」で形容詞の働きをし、「cockroach」という名詞を修飾する働きをしています。

ここで使われている前置詞onは接触,ベッタリのイメージのそのままで「天井にいるゴキブリが飛ぶかもしれない」という訳になります。

 

念のため、日付や曜日を表す前置詞onの例文も紹介しておきます!

Ayano will visit her boyfriend on Sunday.

前置詞onは時間を表す場合は、日付や曜日を指定します。

とっても重要なので覚えておきましょう!

訳は「アヤノは日曜に彼氏のところに行くつもりです」となります。

 

4-3. 前置詞atの例文をご紹介

最後に、もっとも範囲の狭い前置詞atの例文を見ていきましょう!

I get up at six every morning.

この例文も簡単な単語で構成されています!

訳は「私は毎朝6時に起きます」です。

 

5. 前置詞withのイメージは「持つ、持っている」

それでは4番目の前置詞withを紹介します。

前置詞withのイメージは「持つ、持っている」です。

英語前置詞with

この「持つ、持っている」というイメージから、

①物が何かを持っている→付随を表すwith

②鉛筆を持って書く→道具を表すwith

の2つの意味に派生します。

物が何かを持っていることを表す付随のWithは、定義だけ聞いても中々理解しにくいですよね。

なので、実際に例文でどのように使用されるのかを見て理解しましょう!

 

5-1. 前置詞withの例文をご紹介

まず、付随を表すwithの例文を見ていきましょう。

I have a book with a green cover.

この例文は「with a green cover」が形容詞となり、「book」という名詞を修飾しています!

なので、訳は「私は緑色の表紙をした本を持っている」という訳になります。

 

次に、道具を表すwithの例文です。

I cut meat with a knife.

今回の前置詞withは道具を表すため、「私はナイフで肉を切る」という訳になります。

 

6. 前置詞forのイメージは「意識の向かう方向」

5つ目に紹介する前置詞はforです。

前置詞forのイメージは「意識の向かう方向」です。

英語前置詞for

この「意識の向かう先」というイメージから

①何かを探すために意識を向ける→目的のfor

を表します。

ここで注意が必要なのが、forは意識が向いているだけであって実際にその目的にたどり着いていないという点です。

あくまでも、たどり着いて到達しているのはtoなので、forとtoの違いはしっかりと押さえておきましょう!

 

6-1. 前置詞forの例文をご紹介

それでは、前置詞forの例文です。

He will leave Kyoto for Tokyo.

この例文は、forのイメージをしっかりと理解しておくとすぐに解ける例文です!

前置詞forのイメージは意識の向かう先なので、「for Tokyo」で東京に意識を向けていると捉えると「東京に向かって」という訳を作ることができます。

よって、この例文の訳は「彼は東京に向かって京都を去ります」という訳になります。

試験では『彼はどこに行きますか?』といった設問で引っ掛けてくることがあるため、よく注意して例文を読むようにしましょう!

 

7. 前置詞ofのイメージは「部分と全体」

最後に、前置詞ofを紹介します。

前置詞ofは、前置詞の中でもとっても難しく、この前置詞だけ唯一イメージが3つもあるのですが、個人的には前置詞ofのイメージは「部分と全体」とだけ押さえておけば大抵通用すると筆者は考えています。

英語前置詞of

なので、受験生は前置詞ofのイメージは「部分と全体」と覚えておきましょう!

 

7-1. 前置詞ofの例文をご紹介

それでは、前置詞ofの例文を紹介します。

Ayano is a member of the English club.

この例文も中学生レベルの単語しか使われていませんね!

英訳は「アヤノは英語クラブの一員です」となります。

 

8. そのほかの前置詞をご紹介!

上記で解説した前置詞以外にも様々な前置詞がありますが、それらは基本的に1つの意味しかないため、その意味を抑えておけば大丈夫です。

以下の9つの前置詞はとても重要な前置詞のため、対応する意味を以下の一覧表で必ず覚えておきましょう。

前置詞 意味
near ~の近くに
into ~の中へ
onto ~の上へ
about ~の周り

約~

without ~なしで
like ~のような
through ~を通って
between ~の間に(2つ以内)
among ~の間に(3つ以上)

英語前置詞そのた

前置詞は、英文でも頻繁に出てくる英文法のため、しっかりと抑えておく必要があります。

今回説明した前置詞は基本の前置詞なので、必ず全部覚えて英語力をつけましょう!

また、今回紹介したもの以外の前置詞は英文を読んでいる途中で出てきたら、その都度覚えると効果的に勉強を進められます。

小さなノートなどに、英文を読んでいて分からなかった単語や前置詞などをまとめて、定期的に見ることをおすすめします!

 

がんばれ、受験生!


アンケートにご協力ください!【過去問に関するアンケート】

※アンケート実施期間:2018年10月15日~

受験のミカタでは、読者の皆様により有益な情報を届けるため、中高生の学習事情についてのアンケート調査を行っています。今回はアンケートに答えてくれた方から6名様に角川パーフェクト過去問シリーズ1冊(2,100円相当)をプレゼントいたします。

【過去問集に関するアンケート】

アンケートに答える


この記事の執筆者

ニックネーム:えぐち

生徒の偏差値を40台から70以上にまで押し上げた経験のある東京都出身の塾講師です。
得意科目は現代文と英語で、最近ハマっていることは釣り(カゴ天秤釣り仕掛け)です!

読み込み中