フレミングの左手の法則・覚え方と使い方がイラストですぐ分かる!
今回はフレミングの左手の法則の覚え方・使い方を解説します。
今回は、みなさんにフレミングの左手の法則をマスターしていただきたいので、スマホでも見やすい図を用いて丁寧に解説していきます。
また、フレミングの左手の法則にはとても覚えやすい覚え方もあるので、それもご紹介します。
この記事だけでフレミングの左手の法則は完璧に理解できるような内容となっております。
また、最後には今回の学習内容を確認するのに最適な練習問題も用意したので、ぜひ最後までお読みください!
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1.フレミングの左手の法則:覚え方
まずはフレミングの左手の法則において、左手の中指・人差し指・親指がそれぞれ何を示しているのかを覚えましょう。
電流I[A]の向き(=中指)、磁場H[A/m]の向き(=人差し指)、電流が磁場から受ける力F[N]の向き(=親指)は以下の図のように互いに垂直に立てたときにフレミングの左手の法則として成り立ちます。
ここで、フレミングの左手の法則の覚え方をご紹介します。とても簡単な覚え方なので、ぜひ参考にしてみてください!
【フレミングの左手の法則覚え方】
中指(電流)、人差し指(磁場)、親指(力)の順に頭文字を取って、「電磁力(中指⇒人差し指⇒親指)」と覚えましょう!シンプルですが、これで意外と覚えられます。
『電磁力、電磁力、電磁力、電磁力・・・。』と唱えれば一瞬で覚えられます笑ww
2.フレミングの左手の法則:使い方
ここでは、具体例を用いて、フレミングの左手の法則の使い方を解説していきます。
以下の図をご覧ください。
電流を流したとき、磁石の上に置いたパイプはどの向きに動くでしょうか?
パイプがどの向きに動くかがわからない、すなわち力F[N]の向き(=親指)がわからないという状況です。なので、中指と人差し指をもとに考えましょう。
まず、電流(中指)はパイプの手前から奥へ流れますね。磁場(人差し指)は磁石のN極からS極へはたらきます。
この2つをもとにフレミングの左手の法則を使ってみましょう!力の向き(親指)はどちらを向きますか?以下の図のようにできれば正解です。
よって、フレミングの左手の法則から、パイプは赤の矢印の向きに動くことがわかりました。
いかがですか?フレミングの左手の法則の使い方が大体お分かり頂けたでしょうか?
3本の指の中で、2本の指の向きが決まれば残り1本の指の向きも必然的に決まるということを意識しておきましょう!
3.フレミングの左手の法則:練習問題
ここで、フレミングの左手の法則の練習問題を1つ解いてみましょう。
【フレミングの左手の法則:問題】
下図のように、画面(みなさんが今見ているスマホやPCの画面です。)に垂直に流れる直線電流Iに磁場を加えたところ、画面と並行な力を受けた。
この時の力の向きは上向き、下向き、左向き、右向きのどれか。
※ただし、電流は画面(スマホ、PCの画面)の裏から表へ流れているとする。
【解答&解説】
フレミングの左手の法則より、
①中指(電流)をスマホ(PC)の裏から表の方向へ
②人差し指(磁場)はN極からS極の向きなので、①の状態を保ったまま、人差し指をスマホ(PC)画面の上から下の方向へ
するとどうでしょうか?親指は右を向いていますよね?
よってこの時の力の向き(親指)は右向きとなります。
まとめ
いかがでしたか?これを機に、フレミングの左手の法則をマスターしましょう!