【効率的な勉強法】たった半年で慶應大学法学部に逆転合格した話
私は高3の7月から受験勉強を始めて、結果的に慶應法学部に合格することができました。
周囲と比べても、遅れを取っていた私が受験期間にどんなことを考えて、具体的にどう勉強したのかについて、この記事で語っていきたいと思います。
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【目次】
1.逆境で始まる大学受験
高校2年の夏から高校3年の7月までフランスに留学していた私の受験勉強は周りと比較してもかなり遅れて始まりました。留学から帰ってきたのは、高3の6月下旬。受験勉強を開始できたのは、7月に入ってからでした。留学したとはいえ、非英語圏だったため、英語は対してできませんでした。実際、帰国後すぐに受けた模試では、英語の偏差値は52。国語は55。世界史に至っては偏差値37でした。
大学付属の高校に通っていたため、従来の進学校とは異なり、受験に対する学校側のサポートがほとんど皆無の状況でした。もちろん受験クラスもありませんでした。また、文系クラスにも関わらず、数学や理科がカリキュラムに組み込まれていました。さらに、世界史選択にも関わらず、学校では歴史の選択が出来ないため、日本史を履修していました。クラスで大学受験をする人は私だけ。そんな正に逆境からのスタートでした。
2.志望校の決定
どうせ大学受験をするなら一番上を目指そうという気持ちで慶應義塾大学を志望校に設定しました。私立大学の最高峰で就職にも強い、そんな圧倒的な「慶應ブランド」への憧れも大きかったです。
また、慶應の受験科目に「国語が無い」ことも魅力的でした。慶應は、国語の代わりに小論文を採用しているため、古文や漢文などを勉強する必要がありませんでした。受験までの時間が限られている私にとって、ぴったりな受験方式でした。
3.効率を徹底的に意識した勉強法
前述した通り、国語が無い慶應合格を目指した私は、英語と世界史の二科目のみを受験科目にしました。約半年という短い期間で慶應に合格するためには、二科目の成績を全受験生の上位2%程度のレベルまで引き上げる必要があり、そのためには徹底的に「効率の良い勉強法」を実践する必要がありました。
以下で具体的な勉強法を紹介します。
3-1.【勉強法①】英語
英語を勉強する上で最も重要なのは、「英単語」。英単語が分からない限り、長文を理解できる訳がありません。そこで、私は夏休みの2ヶ月を使って単語帳一冊を完璧に覚えきることに努めました。
「単語カード」を用いることで短期での暗記に成功することができました。単語帳と英熟語帳をそれぞれ一冊ずつ単語カードに全て書き出し、暗記しました。単語カードの良い点は、覚えた単語を弾き、暗記出来ていない単語のみを繰り返し復習できることです。単語を繰り返し書いて覚えるよりも、時間もかからずに、より高い精度での暗記が可能になりました。
3-2.【勉強法②】世界史
高3の7月から受験勉強を始めた私にとって、世界史での巻き返しは必要不可欠でした。周囲の学生との知識量の差は歴然だったので、状況を打開するための方法を模索しました。一般的にも言われていますが、世界史を学習する上では、全体の流れを掴んでから詳細の暗記に取り組む方が暗記がスムーズに進むと思います。そこで、私はまず某予備校のウェブで受講可能な「世界史講座130講」を最初の2ヶ月で受け切ってから、それぞれの時代の細かい暗記に進みました。
講座を受け終えた私は、高い精度で暗記をするために「資料集の年表」を上から全て暗唱できるようにした後、「一問一答」で確認する作業を繰り返しました。個人的に赤シートを使う暗記法は、復習の際には効率的だと思いますが、初めての暗記の際には有効ではないと思います。また、理解が出来ない箇所や流れや地理的な関係等を理解できない場合は、その都度必ず調べるようにしましょう。気になったら調べる癖をつけることは、暗記科目において必要不可欠です。
この勉強法を根気よく続け、12月頃までに世界史通史を終えることができました。結果的に、世界史全範囲を高い精度で暗記することに成功しました。
4.受験前から受験当日
4-1.伸び悩み、追い込まれた受験前(10月から1月にかけて)
英語に関しては、秋頃に早慶レベルの問題を解き始めてからコンスタントに高得点を取ることができず伸び悩んでいました。このような状況だからこそ、復習を徹底しました。解答を読み込み、一回一回の復習を徹底したことでスランプを乗り越えることができました。
世界史に関しては、上述した通り暗記だけに時間を割いていたため、問題を解き始めた時に対応できませんでした。そのため、問題集2冊と過去問を徹底してやり抜き、問題形式に慣れたことで、成績の向上を実現しました。
4-2.受験当日
私の選択科目(英語と世界史)で受けれる大学は上智と慶應だけだったため、まさに背水の陣で臨みました。受験校は、上智大学経営学部、慶應義塾大学の5学部(法学部・経済学部・商学部・環境情報学部・総合政策学部)を受験しました。上智大学は合格するものの、自信のあった慶應経済学部と商学部で失敗し、不合格。
法学部は過去問を解いていても歯が立たなかったので、記念受験くらいの気持ちでした。そんな気持ちで迎えた当日、英語が自分でも信じられないくらい解けました。世界史も順調に解き終わり、結果は合格。
まさか受かると思ってもいなかった法学部に合格することができました。
5.慶應大学に逆転合格できた要因
5-1.結果が出ない時期も根気よく勉強を続けたこと
受験勉強を始めてから先行きが見えない日々が続きましたが、それでも毎日勉強を続け、自分が課したノルマを根気強くやり続けたことが逆転合格の要因です。
受験勉強に取り組んでる以上、必ずつまづくことや成績が伸び悩みなどの壁に当たることがあります。そんな状況でも、「自分自身の課題や弱点となる分野・範囲はどこなのか」についてもしっかり考えることが非常に大切です。
5-2.適度に息抜きをしたこと
私自身、集中力が無くなっている時や眠気がすごい時には、必ず休憩を取ることにしていました。私の場合は、テレビを見たり、ゲームをしたりとリラックスできることをしていました。効率の良い勉強を実践するためには、休憩が必要不可欠だと思います。
集中力が無い時間帯に無理に机に向かっても、ダラダラと時間が過ぎていくだけになりかねません。そんな時には、思い切って時間を決めて休憩することをオススメします。
5-3.周りを気にしないこと
前述した通り、私の高校は大学の付属校だったために周りに受験生がいない状況でした。そのため、時に周囲の存在にストレスを感じることもありましたが、「周りを気にしないこと」を徹底したので受験勉強を完遂することができました。進学校では、周囲との学力差や模試の結果に比較など周りの受験生の存在が逆にストレスになることも多いと思います。そんな時でも、「自分ができる勉強をすること」と「自分の課題を無くす」ことを常に意識して周囲の存在に対して神経を使わないようにしましょう。
まとめ
受験は気持ちとの戦いであり、勉強に妥協した時点で合格が遠ざかります。ネットや予備校には、様々な勉強法等の情報がありますが、それらを鵜呑みにせず、現状の自分に合う最適な勉強法を探していきましょう。私にとって、最も効率的に暗記が進む方法は単語カードを用いた暗記法や世界史年表の丸暗記でした。ぜひ、皆さんも試してみてください。常に効率の良い勉強を探し続け、自分に合った勉強法を見つけましょう!
この記事が受験生の皆さんの一つの勉強メソッドの例になれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。