半年で東大合格!地方出身で部活漬けの私が東大理系に合格した3つ理由

合格体験記 2017.10.25
半年で東大合格!地方出身で部活漬けの私が東大理系に合格した3つ理由


東大合格する人ってどんな人
だと思いますか?

テレビでも見かける超進学校出身者!?数学オリンピックに出るような天才!?勉強なんかしなくても東大A判定取れちゃう人!?

確かにそんな天才もたくさんいますが、今回は部活を高3夏までやり、学校行事にも真面目に取り組んでいたごく普通の地方の高校生が、実質半年で東京大学の理科二類に合格した東大合格体験記を紹介したいと思います。

最近ではオードリーの春日さんが東大合格を目指されているなど話題になっていますよね。

では私は部活などが忙しい中でどうして現役での東大合格を勝ち取れたのでしょうか!?

東大合格の秘訣をご紹介します。

 

    1.東大に合格した3つの理由

    奇跡的な東大合格を勝ち取れた理由はなんなのか。

    自身の経験から東大受験を分析し、その理由を三つ挙げてみました。

    部活などが忙しかった中でどんなことを意識していたのでしょうか?

     

    東大合格の理由その① 部活を通して集中力を身につけた

    東大合格の理由の1つ目として、部活を通して集中力を身につけたことが挙げられます!

    私は中高通じて部活が厳しく、運動部だったこともあり週6−7回の活動でした。

    部活はハードだし家も遠く学校から帰ると8時、9時は当たり前。

    土日も練習試合などでつぶれてしまうことが多かったため、高3まで勉強時間の確保ができないことで悩んでいました。

    そんな部活で得られたもの、、、それは集中力を始めとした精神力です。

    この精神的成長がなければ早慶や東大合格はできなかったと思います。

    確かに部活をやっていると時間的にも勉強は遅れがちになるでしょう。

    でもその中でできることを探してみてください。

    私の場合を例に挙げると、電車の中で英単語をやるようにしたり、朝4時に起きる朝型に変えたりと工夫していました。

    勉強時間を増やせないなら『勉強の質』をあげればいい。

    そう考えれば、いつもの宿題にも意義を感じられると思いませんか?

     

    東大合格の理由その② 勉強するきっかけとなった勉強合宿

    東大に合格した理由の2つ目として、勉強するきっかけとなった「勉強合宿に参加したこと」が挙げられます。

    東大合格など夢にも思っていなかった高校1年生の冬頃、とある予備校が主催する勉強合宿に行かないかと学校の先生に言われました。

    その合宿が気になり調べたところ、全国の地方の優秀な学生が集まり5日間勉強漬けの日々を送る合宿があるとのこと。

    幸運にも模試の成績が良くその春にその合宿への参加をすることができたのですが、それは衝撃的な体験でした。

    参加者は7、8人程度の班に分けられるのですが、私の班の人たちは東大、医学部を目指す人ばかりで高1ながら高3生がやるはずの数3まで理解していたり英語がペラペラだったり。。。

    東大合格者が多数出る学校ではなかったため学校で成績が良く、井の中の蛙だった私は全国レベルの学力を痛感しました。

    合宿の中で現役の東大生と話ができたりする時間があったのですが、その出会いもまた衝撃的なものでした。

    どの東大生も確固たる自分を持っていて、今まで人に流されながら生きていた私にとっては自分が恥ずかしくなりました。

    中途半端な気持ちのせいで小中やっていたバスケを辞めてしまった後悔もありました。

    そんな中で部活はもちろんだけど、勉強に本気で取り組んでみよう、東大合格してみたいと思ったのもこの時です。

    この合宿がなかったら東大を目指すことはなかったでしょう。

    今振り返っても、東大合格には欠かせない合宿でした。それだけ中身の濃い5日間でした。

     

    東大合格の理由その③ 半年で東大合格!高三夏からの猛勉強

    東大合格の3つ目として、高3夏から猛勉強したことを挙げたいと思います。

    東大合格を目指す中で、受験期は今までの遅れを取り戻す唯一の機会でした。

    受験勉強をしていくにあたり今までの模試を分析しました。

    模試には色々なデータが載っています。

    その中でも私が重要視したポイントは、「合格判定」と「設問別の成績」です。

    一般的に東大に合格する人は、高3春あたりの判定はD~C判定です。

    私は部活であれだけ忙しかったのに、C~D判定が取れていることをポジティブに捉えました。

    また、科目ごとの設問別成績をよく見て自分の苦手を把握しました。

    このように、現状を把握した上で夏休みはひたすら基礎を固めました。

    特に苦手な数学は無理に過去問に手を伸ばすのではなく青チャートなどの基礎的な問題集をひたすら繰り返しました。つまり、身の丈にあった勉強をしていったのです。

    夏休み中に基礎的な力を伸ばすことで、夏以降の飛躍的な成績アップにつながり半年での東大合格にもつながり、8月の東大模試ではA判定を取ることができました。

    A判定はたまたまかもれませんが、このおかげで東大合格を現実的に意識できたと思います。ただその裏には夏休みのほとんどを勉強に費やし、一日15時間を超える勉強をしていた事実があります。

    先ほども言いましたが、部活で養った精神力なども生かし、こうした生活を2月まで続けられました。

    悔いのない受験をしたかったからこんなに勉強ができたのでしょう。

    みなさんにも後悔のないように受験に臨んでほしいです。

     

      2.センター試験大失敗!?そのワケと挽回方法

      東大に限らずどの大学を受けるにもセンター試験はとっても大事ですよね?

      そんなセンター試験で私は大失敗してしまいました。

      後期で東京医科歯科大学医学部の受験を考えていた私は、センター試験で900点中850点以上取りたいと考えていたのでセンター試験の勉強にはとても時間をかけました。

      しかし、本番は813点。とても後期での希望は通りません。

      それどころか早稲田の商学部のセンター出願すらも危うい点でした。

      一体なぜでしょうか。多分、その理由の一つにクリスマスに振られたことがあると思います。

      今では笑い話にできますが、受験においては精神的なものが占める割合も大きいと思います。

      結局気持ちの切り替えができず、センター試験の失敗につながってしまいました。。。

      では、そんな中どうしたか?

       

      それは…二次試験の勉強を頑張りました。

      東京大学の入試ではセンター試験と二次試験の配点が1:4とセンター試験の割合が小さくなっています。

      また、私大入試ではセンターの点は関係ありません。

      つまり、センター試験をミスしても二次試験で挽回すればいいと考え、逆にラストスパートをかけれました。

      このような戦略立ても、東大合格の成功のカギだと思います。

       

      3.なぜ?東大以外に9個も出願

      まず、私の受験結果は以下の通りです。

      受験校 学部 学科 合否
      東京 教養 理科二類
      防衛医科
      早稲田 先進理工 生命医科
      早稲田 人間科学 健康福祉 ○(セ)
      慶應 薬科学
      慶應 理工 学問3 ×
      青山学院 理工 経営システム工 ○(セ)
      明治 理工 応用化学
      名古屋市立 生命薬科学 出願のみ
      横浜国立 理工 化学生命系学科 出願のみ

      ※(セ)はセンター利用入試

       

      めちゃめちゃ多いですよね。

      一般的な東大合格者は早慶一つずつ併願したり、中には東大受験一本!という人も多いです。

      大学の友達でマーチを受験していた友達は一人しかいません。

      そのような東大合格者と比べると、私は東大受験生としてはイレギュラーな受験をしたと思います。

      その中で防衛医大受験の話をします。

      あまり知られていませんが、防衛医大はかなり難易度が高く、旧帝大の医学部や東大合格する人でも不合格になる人の多い難関校です。

      防衛医大の受験は毎年一次試験が10月の終わりにあり、その結果は12月頭に出ます。(ちなみに受験料はタダです)

      私も模試感覚で受けたのですがなんと合格しており、無事二次試験に進むことができました。

      それまで、自分の勉強は果たして正しいのか?先輩も無理だったし東大合格など無理なのでは?などと不安に思っていた中で初めて、今までやってきたことは正しかったと思えました。

      このように、第一志望に限らずとも合格することは今までの自分を肯定してくれます。

      慶応理工には落ちてしまいましたが、「防衛医大や早稲田受かったんだ!だから東大も合格できる!!」と気持ちを切り替えられました。

      その結果、東大合格者平均を上回る成績での東大合格を成し遂げられました。

      実際の受験に慣れるという点でも私大受験は非常に意味があるものでした。ぜひ参考にしてみてください。

       

        4.勉強環境で苦しむ人たちへ

        この東大合格体験記を最後まで見てくれている方は、地方出身で、学校も進度が遅いと悩んでいる方や部活などで勉強どころではないという方が多いでしょう。

        そんな方へ、受験に不可能はない』という言葉を贈りたいと思います。

        私自身、学校から10年ほど東大理系が出てない中で東大合格を勝ち取れました。

        友達の中にもE判定しかとったことないけど東大に逆転合格したという人もいます。

        みなさん今の自分の立ち位置を把握できていますか?まだやれることはありませんか?今一度、自分の状況をしっかりと分析し直しましょう。

        すると、きっと東大合格のヒントが見えてくるはずです。みなさんのご健闘を祈っています!

         

         

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        この記事の執筆者

        ニックネーム:はぎー

        東京大学理科二類2年
        得意科目:化学