受験生が勉強時間を増やさずに偏差値を上げる受験勉強法を大公開!
受験生は、1日どのくらい勉強すればいいのか?
東進ハイスクールの調査によると、難関大学に合格した受験生の勉強時間の平均は6時間2分、不合格者は5時間35分だったそうです。
これを見て、もっと勉強しなきゃと焦る人もいるかもしれません。
しかし、不合格者の中には全く勉強していない人もいるので、実際に頑張って志望校を目指していた受験生の勉強時間の差はほとんどないといっても過言ではありません。
では、なぜ、合否が分かれてしまうのか?
一般的に成績が上がるには、「勉強時間」と「集中力」と「勉強する内容」の積だと言われています。
10時間勉強しても成績が上がらない人がいるのは、実は集中出来ていなかったり、勉強に無駄が多かったりするからです。
そこで今回の記事では、「集中力」と「勉強する内容」を工夫する事で勉強時間を増やさずに成績を上げる方法を紹介します!
効率の良い受験勉強法①集中力を上げる
受験生ならだれもが気になる、効率よく偏差値を上げる勉強方法。
ここでは、モチベーションを上げるなどのメンタル的な面ではなく、勉強習慣を見直すことで集中力を上げ、勉強の質を高める方法を紹介します!
集中力を上げる方法①適切な時間に適切な教科をやる
朝から英単語を覚えようと必死になっていませんか?
実は、このように時間帯に合わない勉強をしてしまうと、効率が悪く、集中力も上がりません。
朝は、記憶が整理されており、前日の復習や難しい思考問題が向いています。
逆に、暗記をするなら夜、寝る前がおすすめです!
人は寝ている時に記憶が定着するので寝る直前に暗記する事で記憶に残り易いからです。
以下に、1日のおすすめの勉強スケジュールを図にしましたので、参考にしてみてください!
集中力を上げる方法②勉強する環境を変える
図書館、自宅、自習室、電車の中…
日常の中には、様々な学習環境があります。
それぞれの特徴を紹介します。
①図書館、自習室
静かで、周りが集中している人が多いこれらの場所は、長時間学習するのに適しています。問題演習や過去問などが向いています。
②電車の中
電車の中で勉強するなら、単語帳などの暗記系が適しています。
短時間で時間も限られているため、高い集中力で学習出来ます。
③自宅(自室)
自宅での学習は声を出しながら学習出来るというメリットがあります。
寝る前の暗記などで声を出すと効果的に覚えられるほか、英語の長文を音読すれば文法やリスニングの力もつきます。
④カフェやファミレス
気分転換にカフェを利用するという受験生は意外と多いです。
課題などの短期間でゴールが決まっている科目をするのがおすすめです。
また、受験のモチベーションを保つために大学の近くのカフェで勉強したり、なかなか調子が出ないときに「〇問解いたらデザートを頼む!」などゲーム感覚で勉強するのも、ときにはいいと思いますよ!
1つの場所でずっと学習すると、どうしても途中で集中力が切れてしまいます。
集中力が切れてきたら、場所を移動することもおすすめです。
意外と、新たな気持ちで集中して学習できますよ!
集中力を上げる方法③睡眠は6時間以上とる
Benesseの調査によると、難関大学に合格した受験生の8割以上が、6時間以上しっかり睡眠をとっているそうです。
医学的にも、6~8時間睡眠を取る事が大事だと言われており、それより短いと記憶力や思考力の低下につながってしまいます。
だから、日々の勉強に集中するには、まず睡眠時間をしっかりと確保しましょう。
また、意外と知られていませんが、「昼寝」も効果的です!
昼寝は通常の睡眠の3倍の効果があると言われていて、記憶力を高める効果もあるそうです。
昼食後の10~20分間机の上でもいいので睡眠をとるだけで、午後の学習がはかどります。
効率の良い受験勉強法②勉強する内容を工夫する
勉強する内容をなんとなく決めてしまっていませんか?
勉強内容をしっかり考えることで、無駄な勉強時間をなくすことが出来ます。
ここでは学習内容を工夫する4STEPを紹介します。
効率のいい勉強内容の決め方① 志望校の過去問を分析する
「ホリエモン」の愛称で呼ばれる堀江貴文氏は、英語が東大の合否の鍵になると判断し、夏休みに毎日14時間英単語を学習したことで、半年でE判定から東大に合格しました。
このように、ただ漠然と勉強するのではなく、まずゴールから逆算して、自分には何が必要かを理解しましょう。
まずは志望校の過去問を数年分解いて、問題の傾向・志望校に受かるために重点的に勉強すべき科目や単元を理解しましょう。
効率のいい勉強内容の決め方② 自分の現状を把握する
次は、自分の苦手分野や得意分野など傾向を把握する事が大事です。
例えば、英語の長文読解が苦手な人がいるとします。
この時に漠然と長文読解が苦手だと知っているだけでは何の対策のしようもありません。
しかし、何題か長文読解を解いているうちに、簡単な単語が使われている文章だと解ける事に気づきます。
そこで、長文読解が苦手だと思っていたけど、自分の真の弱点は「単語力」にあると気づく事が出来ます。
そうやって、弱点に気づくことができれば、きちんと対策することができ、ゴールに最短で近づけます。
このように、自分の弱点を発見し、教科ごとに手帳に書き出しましょう。
効率のいい勉強内容の決め方③ 学習計画を立てる
①、②をもとに、学習計画を立てましょう!
今は、多くの予備校の進路に従えば、おおまかな学習計画は立ててくれます。
しかし、志望校や学習レベルも個人によって違うので、自分にあった学習計画を立てましょう。
学修計画で大切なことは、志望校合格レベルの学力を手にすることを目標に、そこから逆算して考えるということです。
各科目ごとに、志望校合格レベルに達するには、例えば、
単語や公式など必須事項の暗記(暗記レベル)
↓
基本的な問題を理解し、解ける(基本マスターレベル)
↓
細かい事項もりかいでき、応用問題も解けるようになる(応用レベル)
↓
過去問に正解できるようになる(合格ライン上レベル)
↓
過去問が時間内に解き終わり、見直す時間がある(合格可能レベル)
というようなルートをたどるとします。
その中で、自分はどのレベルにいて、いつまでに何レベル上げなければいけないのかを考えましょう。
その上で、学習計画では、「月ごとのやること」「志望校に対する現在の到達度」「課題」をスケジュール帳に書くと良いでしょう。
これを書くだけで、勉強する教科の偏りや勉強中にやることを考えるといった時間のロスを減らせます。
効率のいい勉強内容の決め方④ 勉強時間・内容を管理する。
勉強時間・内容を管理すれば、自分が何の科目をやっているのかを把握出来るだけでなく、模試の後には学習内容と効果があったかどうかを把握する事が出来ます。
管理する方法は、スケジュール帳のほかに「Study plus」などのアプリがあります。
→勉強のやる気が出ない人がスタディプラスを使うメリット・デメリット【中高生必見】
その日に勉強した内容は、細かくつける必要はありません。
ただ、自分が何をどのくらい勉強しているのかが分かれば良いです。
夜、寝る前や予備校の休み時間、勉強中の休憩中など時間を見つけてスケジュール帳をつけましょう!
さいごに
ここまで読んでくれてありがとうございました。
夢をかなえるには、確実に階段を上ることが大事。
かぎられた時間の中で、合格までたどり着けるよう、しっかりと戦略を使いましょう!
がんばれ、受験生!!
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