大手予備校の1年間にかかる費用を徹底比較【河合vs駿台vs東進】

合格サポート 2016.2.12
大手予備校の1年間にかかる費用を徹底比較【河合vs駿台vs東進】

「予備校の費用ってどのくらいかかるの?」「子供を予備校に通わせてあげたいけど、費用が心配・・」

こんな親御さんはいらっしゃると思います。

そこで、今回は、大手3校(駿台予備学校、河合塾、東進ハイスクール)が年間でどのくらいの費用がかかるのかを算出しました。

それぞれの予備校の特徴も合わせて記載しましたので、予備校選びの時の参考にしていただけたらと思います。

★予備校の比較記事は、「【2021年版】〜大手予備校(河合/駿台/東進/代ゼミ)の選び方〜費用・実績を徹底比較!としてリニューアルしています。

コロナウイルスの影響による各予備校の授業形態の変化や、最新の費用について紹介しています。

 

    1.大手3予備校の特徴

    まず、3つの予備校を簡単に紹介します。

     

    1-1.河合塾

    「テキストの河合。」「模試の河合」などと評されるほど、テキストや模試の質が高いのが特徴です。

    特に、模試には力を入れており、全国統一模擬試験は、受験者が年間で300万ににも上り、他の予備校の模試の受験者数を大きく上回っています。

    また、私立の文系に強く、毎年早慶や上智、MARCHの合格者数が他の予備校に比べて多いです。他にも、座席が広いのでゆったりと学習することが出来ます。

    1コマは休憩なしで90分間と長めに設定されています。

    河合 合格実績

     

    1-2.駿台

    座席が指定されているのが特徴です。また、1回の授業が50分+10分休憩というように短いですが、1日に3単位〜4単位分の授業が多いので150~200分の授業を1日に受ける事になります。

    東京大学、京都大学の合格者数は何年も連続して1位をとっており、生徒のレベルが高いことで有名です。医学部や国公立理系に強く、市ヶ谷校舎では毎年多数の医学部合格者を輩出しています。

    参考現役慶應生の体験談 浪人の予備校ってこんなとこ~駿台編~

    駿台 合格実績

     

    ▼駿台の公式サイトはこちら
    ※現在は入学説明会の受付を一時停止しております(現役生向けの説明会予約は7/17オープン予定)

    駿台公式サイト

     

    1-3.東進ハイスクール

    生の授業ではなく、ビデオ・オン・デマンドを見て学習するのが特徴です。

    自分で映像を見るスタイルをとっているので、自分のペースで学習出来ます。

    ただ、その反面、個人が自主的に学習しなくてはならないので、合わない人がいるのもたしかです。

    また、映像授業ではあるものの、各予備校から有名な講師を引き抜いてきているので、講師のレベルは高いです。CMやTVで見かける林修先生も東進の講師です。

    1授業が90分間ですが、1.5倍速で60分で受ける事も可能です。

      2.予備校の費用比較

      河合塾、駿台、東進ハイスクールの値段を比較しました。

      予備校 比較

      【対象】新高3年〜 理系国立志望

      【期間】4月〜翌1月(夏期講習、冬期講習含む)

      【科目】数学IA・2B、数学3C、英語、物理

      ※通常授業は2016年度版を参照、夏期、冬期講習は2015年度版を参照しました。

      年間授業料は河合が72万円、駿台が93万円、東進68万円になり、駿台が最も高く、東進が最も低いという結果になりました。

      ただ、年間の授業時間も駿台が一番長くなりましたので、時間(分)当たりの値段を算出し、比較しました。

      予備校 比較②

      駿台が1番低く45円代、河合は48円台、東進が一番高く52円代になりました。

      次は、各予備校の料金体系、値段の内訳を見ていきましょう。

       

      2-1.河合塾の授業料

      通常授業は、回数ではなく月単位で費用がかかります。

      ですので、4~7月と9月~12月の8ヶ月あるので、1月の月謝に8をかけたものが年間の通常授業の値段となります。

      1授業あたり15000~20000円/月程度になります。

      1コマ 回数 合計
      通常授業 90分(数学×2)、150分(物理、英語) 24回 571200円
      夏期講習 90分(4科目) 5回 65840円
      冬期講習 90分(4科目) 4回 53520円
      入学金 30000円
      年間合計 14760分 720560円
      値段/分 48.82円

      参照:http://www.kawai-juku.ac.jp/hgreen/3rd-h-kanto/fee.html

      2-2.駿台の授業料

      通常授業は、回数ではなく月単位で費用がかかります。

      ですので、4~7月と9月~12月の8ヶ月あるので、1月の月謝に8をかけたものが年間の通常授業の値段となります。

      1授業あたり20000~27000円/月程度になります。

      1コマ 回数 合計
      通常授業 150分(数学×2)、200分(物理、英語) 24回 732000円
      夏期講習 150分(4科目) 4回 86400円
      冬期講習 150分(4科目) 4回 86400円
      入学金 30000円
      年間合計 20400分 934800円
      値段/分 45.82円

      参照:http://www2.sundai.ac.jp/yobi/sv/index.html

       

      2-3.東進ハイスクールの授業料

      東進は、1授業ごとにお金がかかります。ほとんどの授業が5回で18900円と決められており、全20回の授業では18900円×4=75600円のように、回数に応じて予算が変わります。

      また、担当指導料といって、チューターに進路を相談したりするための料金が別途で32400円(高3年で4講座以上とる場合は75600円かかります。)

      1コマ 回数 合計
      通常授業 90分 20回(数学×2)、30回(英語)、40回(物理) 415800円
      夏期講習 150分(4科目) 5回 75600円
      冬期講習 150分(4科目) 5回 75600円
      入学金 32400円
      講師指導費 75600円
      年間合計 14760分 675000円
      値段/分 52.82円

      参照:http://www.toshin.com/index.php

       

      予備校の費用比較のまとめ

      今回の算出では、以上の結果になりましたが、成績などで割引の制度があったり、とる科目によっても値段が異なっているので一概には言えません。

      是非、参考程度に見ていただけたらと思います。

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      この記事の執筆者

      ニックネーム:受験のミカタ編集部

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