勉強に集中できない受験生へ!集中力を高めるための対処法8選

合格サポート 2020.5.28

受験生なら、「勉強に集中できない」と困った経験を持つ人は多いのではないでしょうか?

でも、大丈夫!
ポイントを押さえれば、集中力は高められるものです。

この記事では、受験生に向けて、勉強に集中できないときの対処法をご紹介します。

なお、勉強でのモチベーションの保ち方を知りたい方は、「早稲田現役合格生が教えるモチベーションの保ち方」の記事も併せてご覧ください。

1.受験生が勉強に集中できないことには理由があった!?

例えばこういう時に「勉強に集中できていないな」と思いませんか?

  • 片づけをはじめたくなる
  • ついつい、スマホをいじってしまう
  • 周囲の音が気になり、イライラしてしまう
  • 机に向かうと、眠くなってしまう

これらは誰にでも起こり得ることであり、それぞれ理由があります。

「片付けをはじめたくなる」や「ついつい、スマホをいじってしまう」理由

これは、心理学でいう【セルフ・ハンディキャッピング】が背景にあります。

セルフ・ハンディキャッピングとは「やらなければいけないことに対し、都合の悪い状況に持ち込んで、失敗しても良いと言い訳する」心理状態のことです。

勉強しているのに、「散らかっているから、まずは片付けないとね」と思って、片づけだけで1日が終わることはありませんか?

また、勉強しているのにスマホをいじってしまった時は「友達からLINEが届いたから、返信しなくちゃ」といって、ダラダラと続けてしまうことはありませんか?

これは、勉強に集中できなかったことに対して「こういう状態だから勉強できなかったんだよ」自分で言い訳をしている状態かもしれません。

「周囲の音が気になり、イライラしてしまう」理由

周囲の音が気になって集中できないとき、考えられる理由は2つあります。

1つ目の理由は、単純に周囲の音が大きいことです。
2つ目の理由は、ストレスが溜まっているからです。
ストレスが溜まっていると、ちょっとした音も気になり、イライラしやすくなります。

受験生はただでさえ、ストレスが溜まりやすい状態です。
勉強に集中してうまく乗り切るためにも、ストレスを解消する手段を持っておく必要があります。

「机に向かうと、眠くなってしまう」理由

考えられる理由はいくつかありますが、最も多いケースに単純に睡眠時間が不足しているということが挙げられます。

睡眠時間が足りなければ、座ると眠くなるのも当然です。
試験当日まで時間は限られていますが、眠らないと脳がきちんと働かないので、睡眠時間をうまく取る必要があります。

詳しくは、勉強中に眠くなるときの対処法の記事(※近日公開予定)をご覧ください。

 

2.勉強に集中できないときのオススメ対処法8選

受験生が勉強に集中できないときの対処法を8つご紹介します。

自宅の勉強スペースを確保

いつもご飯を食べている机で、勉強もしている人はいないでしょうか?
もしそうであれば、その習慣は変えた方が良いでしょう。

自分の部屋があるのであれば、そこで勉強するようにしましょう。
もし部屋がなければ、リビングの決まったスペースを勉強コーナーにさせてもらいましょう。

自分の勉強スペースを確保することにより、勉強する生活習慣もつき、脳が勉強モードに切り替わります。

その為、目の前のことに集中しやすくなります。

ただし、勉強スペースが散らかっていては、集中できません。
「勉強しようとしても、いつも片づけばかりで勉強に手が付けられない」という状態にならないように、使ったものは元の場所にしまい、スペースを確保することを心がけましょう。

いつもの環境以外で勉強する

自宅で勉強をする際に、近所の工事の音がうるさかったりすることもあるでしょう。
また、どうしても煮詰まって集中できないことがあります。

このような場合は、自宅以外の図書館などで勉強するのも良いでしょう。
ただし、自宅以外で勉強をすると「勉強をしたつもり」になってしまうことがあるので、その点には注意が必要です。

また、自宅以外に行くことが難しい場合、周囲の騒音を避けるために耳栓やノイズキャンセリング機能のついたイヤホンを使用したり、マンガやゲームに布を掛けて隠したりして、集中できない原因を取り除くことがおすすめです。

スマホを遠ざける

スマホは今や生活の一部であり、無意識のうちに触っていることもあるでしょう。
この時間が積もり積もると、結構な時間数になります。

その為、勉強する際にはスマホを机の中に入れてしまうなど、見えない場所に置くと良いでしょう。

それでもスマホが気になる場合は、スマホにアラームをかけて「アラームが鳴ったら触れる。それまでは勉強だけに集中しよう」と思うと、気になりづらくなるのでオススメです。

なお、「受験のミカタ」のユーザーは、スマホで「受験のミカタ」の解説記事を見ながら勉強している人も多いでしょう(ありがとうございます!)。

勉強にスマホを使っている場合は、スマホの機能を使って「遊びで使うアプリ」の1日当たりの使用時間を制限するという方法がいいでしょう。

適度な運動をする

大学受験までの時間には限りがあるため、1分1秒も惜しいと思う受験生は多いでしょう。
しかし、勉強のペースを保つために適度な運動や趣味などを行ったほうが、結果的に長い時間を勉強に充てられることもあります。

実際に自宅でずっと勉強だけするより、運動をおこなってから勉強をする方が、短時間で集中して勉強することができました。

運動をすると脳が活性化し、血流もよくなるので、頭が働くようになるからです。
またストレス解消にもつながるので、イライラも減り、集中しやすくなります。

睡眠時間をきちんと取る

筆者は受験勉強をはじめた頃、時間が惜しかったので、睡眠時間を削ってまで勉強をしていました。

しかし、思うように集中できなかったので、毎日睡眠時間はきちんと7時間とるようにしました。
(※その人により、適した睡眠時間があると思うので、7時間にこだわる必要はありません)

その結果、夜にダラダラ起きているより、集中できるようになりました。

睡眠不足は、その他にも「免疫低下」や「イライラの増進」などの影響があります。
免疫低下で風邪をひいてしまったら、その間は受験勉強をすることができませんし、受験当日に風邪をひいてしまったら最悪です。

またイライラすることにより、集中力が低下しやすくなります。

こういったことを避けるためにも、睡眠時間をきちんと取りましょう。

きちんと休憩をとる

人間が集中できるのは「90分が限界」なんて言葉を聞いたことはないでしょうか?
これには諸説ありますが、集中するためには正しい休憩が重要なポイントだといえます。

よく「時間がないから」と休憩を全くしないで勉強を続ける人がいますが、どんどん集中力や記憶力が薄れていき、非効率的だと言えます。

30分~60分の範囲で勉強時間を決めてアラームをセットし、アラームが鳴ったら10分ほど休憩をとると、集中できるのでオススメです。

その時に「キリが良くない」状態でも、休憩に入ったほうが良いです。
また「キリが良くない」状態である方が、次に勉強を始めるモチベーションが高まるというメリットがあります。

他のことが気になったら「セルフ・ハンディキャッピング」を思い出す

「片付けをはじめたくなる理由」や「ついつい、スマホをいじってしまう理由」の項目で、セルフ・ハンディキャッピングについて説明しました。

これは「やらなければいけないことに対し、自らハンディキャップを作り、失敗しても良いと言い訳する」心理状態のことです。
勉強中に他のことをしたくなったら、このことを思い出し、自制するように心がけましょう。

周囲のことは気にしない

筆者は受験勉強をはじめた頃、下記のように周囲のことを気にしていました。

  • △△さんはめちゃくちゃバイトをしているのに、いつも成績トップで羨ましい
  • 〇〇さんは、要領よく勉強できているから、いつも良い点数がとれて良いな

しかし今まで遊んできた自分の自業自得だし、誰かを気にしても、かえって焦ったりイライラするだけだと気が付きました。

現在ではSNSなどで他人の勉強風景を見る機会が多くなっています。
しかし、羨んだり、僻(ひが)んだりするだけでは、自分の成績は良くなりません。

周囲のことは気にせず、自分と過去の自分を比べ、自分の頑張りを認めるようにしましょう。

3.勉強に集中できないときの対処法まとめ

勉強に集中できなかったことに対し、イライラしたり、自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。

しかし人間なので、そういうことはあって当然です。
そんな自分も受け止めてあげましょう。

本記事を参考にし、集中力を高めるためのポイントをおさえ、悔いのない受験生活を送ってくださいね!

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この記事の執筆者

ニックネーム:受験のミカタ編集部

「受験のミカタ」は、難関大学在学中の大学生ライターが中心となり運営している「受験応援メディア」です。