これを見れば勉強のやる気UP!偉人の名言10選 ~英語のワンポイント解説付き~
いよいよ受験の2次試験本番が迫ってきましたね!
勉強しなければならないことは分かっていても、これまでのガンバリの疲れから、また受験のプレッシャーからやる気が出ないこともあると思います。
そんなときに見てほしい名言を紹介します。きっと、やる気が上がってくるでしょう。
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1.勉強の名言_勉強のコツ編
大和ハウス工業株式会社会長の樋口武男の名言
これは、大和ハウス工業株式会社会長の樋口武男さんの言葉です。
不景気で業界が落ち込んでいるとき、樋口さんはこのように切り捨てました。
「こうなるだろう」と思って行動していると、実際にその予想が現実になってしまうということはよくあります。
例えば、「自分は人前で話すのが苦手…」と思っている人が人前で発表する場面で緊張してしまい、まずます人前で話すのが苦手になるというようなことです。これは、心理学で自己成就予言と呼ばれるものです。もう勉強したくない…と後ろ向きになってしまうこともあると思います。
これは人間だから仕方ありません。でも、それを口にしないほうがよいことを、この名言は教えてくれます。
アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズの名言
The more rational statement is that we feel sorry because we cry, not that we cry because we are sorry.
これは、アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズの言葉です。私たちの表情や行動が、私たちの感情に左右することがあります。
ペンを横向きにして口に加えさせたとき(笑顔の表情)のほうが、ペンを縦向きにして歯で加えたとき(口をすぼめた表情)よりもマンガを面白いと感じたという実験があります。
これは、顔面フィードバック仮説と呼ばれるものです。無理やりでもいいので笑顔になることで、勉強のつらさを少しでもなくすことができると思います。
英文で注目したいのは、not thatです。
It is not that 〜で、「〜だというわけじゃない」という意味になります。
ただ、多くの洋画の表現で見られるように、この名言でもIt isの部分は省略されています。
ちなみにこのitはThe more rational statementの内容を指す指示語であり、仮主語や強調構文ではありません。
アメリカの作家パール・バックの名言
I don’t wait for moods. You accomplish nothing if you do that. Your mind must know it has got to get down to work.
これは、アメリカの作家パール・バックの言葉です。
彼女は30代のときに執筆した「大地」で、アメリカの女性作家のなかで初めてノーベル文学賞を受賞しました。人間だから、勉強にやる気が出ないこともあると思います。しかし、待っていたらやる気が出るのかというと、そういうわけでもないです。
仮に時間が経ってやる気が出たとしても、その時間は何もできなかったということは変わりません。とにかく、行動あるのみです!
英文で注目したいところはmoodsです。日本語でもムードという言葉はありますが、英語と日本語では意味が全く異なります。
日本語のムードは雰囲気という意味ですが、英語のmoodは気分という意味です。日本語のムード(雰囲気の意味)にあたる英単語はatmosphereです。
また、気分はその時々で変わるものなので、mood“s”のように複数形で表します。
トーマス・エジソンの名言
これは、アメリカの発明家トーマス・エジソンの言葉です。
友人の息子が独り立ちして仕事に就く際のアドバイスとして、この言葉を彼は送りました。
仕事中や勉強中に時計を見ると、「早く休憩時間にならないかな」と雑念が入るためです。集中し続けるということができるからこそ、エジソンは電灯や電話、電車など、2,000以上の物を発明できたと考えられます。
1問解くのにどのくらい時間がかかるかを知りたいこともあると思いますが、勉強部屋から時計をなくすのも集中できる環境作りのひとつと言えます。
2.勉強の名言_前向きになる言葉編
リチャード・ニクソンの名言
A man is not finished when he’s defeated; he’s finished when he quits.
これは、アメリカ第37代大統領であるリチャード・ニクソンの言葉です。
ベトナム戦争でのアメリカ軍の撤退、ソビエト連邦(現在のロシア)との緊張緩和の実現、中国への訪問など優れた外交を行ったことで有名な大統領がニクソンです。
時には試験で悪い成績を取って落ち込んだり、もうダメだと思うこともあるでしょう。そんなときはこの言葉を思い出すと、前を向けると思います!
英文で注目したいところはquitです。quitはやめる、あきらめるという意味の単語です。過去形、過去分詞形も形が変化せずquitであるという特徴があります。
また、quitのようにネガティブな動詞(他はgive upやstopなど)の後ろには必ずto doではなくdoingの動名詞が続きます。
日本電産株式会社会長兼社長の永守重信の名言
これは、日本電産株式会社会長兼社長の永守重信の言葉です。
仕事でトラブルが起きたとき、永守は夢の中でもどう対処すべきかシミュレーションを繰り返したそうです。
社長という立場の人間が言っただけあって、精神力の強さや、言葉の重みが感じられる言葉ですね。
やる気が出ない、そんな時もあると思いますが、この言葉を胸に刻むと強い意志を持って勉強に取り組むことができるでしょう!
フリードリヒ・ニーチェの名言
これは、ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェの言葉です。
ニーチェといえば、「神は死んだ」という言葉も有名ですね。キリスト教では神は世界に意味を与える偉大なものです。
その神を否定した、つまり意味のない世界でどうすれば良い人生を目指せるかという背景から、これらの言葉は生まれたと考えられています。
受験勉強中に苦悩することは、誰しもあると思います。そんなときにこの言葉を思い出し、辛い勉強も自分の成長につながっていると噛み締めることで乗り越えましょう!
3.勉強の名言_明るい気分になりたい言葉編
明石家さんまの名言
これは、お笑い芸人レジェンド、明石家さんまさんの言葉です。
この言葉からも、お笑い界で長年彼が第一線で活躍できている理由がうかがえます。
落ち込む気持ちの裏側には「もっと自分はできるはず」という気持ちが隠れています。でも、それは都合の良い偽りの自分です。等身大のありのままの自分を認めることで、肩の荷が降りて楽になるでしょう。
セーレン・キルケゴールの名言
Life can only be understood backwards; but it must be lived forwards.
これは、デンマークの哲学者セーレン・キルケゴールの言葉です。
キルケゴールは「主体性(自分はいかに生きるべきか)は真理である」と主張した人です。何で勉強しないといけないんだろう…、テストで悪い点を取った…、もう嫌だ…。
自分の人生が暗いものに見えてくるときもあると思います。でも、そんな時でも人はちゃんと前向きに生きていると励ましてくれる言葉ですね!
英文で注目したいのは、backwardsやforwardsです。
これらの単語の接尾辞の”wards”の語源は「方向に」という意味です。語源を抑えておくと、backwardsなら「後ろ向き」、forwardsなら「前向き」、他にもinwardなら「内部へ」、upwardで「上の方へ」と幅広く応用できます。
チャニング・ポロックの名言
No man in the world has more courage than the man who can stop after eating one peanut.
これは、アメリカの劇作家チャニング・ポロックの言葉です。
たまには息抜きに漫画でも…と読んでいたら、思っていた以上に時間が経っていて後悔したことはありませんか?人間だから、そんなこともあります。
ポロックも言うように、楽しいことを途中でやめることができるのは、世界で一番の強い意志がいることです。
そのためあまり落ち込む必要はなく、落ち込むぐらいなら次の行動に移るべきです!
また、そもそも周囲から娯楽を遠ざけることで、この強い意志を必要とせず勉強に集中できるとも捉えられます。
英文で注目したいのは、encourageです。
前に”en”が付くことで、名詞が動詞になります。encourageなら「勇気づける」、enrichなら「豊かにする」、enableなら「できるようにする」といった具合です。単語の要素を分解して理解することで、覚えやすくなります。
勉強の名言まとめ
これまで様々な偉人たちの名言を紹介してきましたが、いかがでしたか。
ゴールまで、あともう少しです。辛い時には今日学んだ名言を思い出し、心の励みにしてください。
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