勉強はいつからすればいい?受験生の年間スケジュール

合格サポート 2019.2.26

「受験勉強はいつからすればいいんだろう?」「自分の受験勉強はこれでいいの?」

受験生には、さまざまな疑問がつきものですよね。

今回は、難関大学に通う大学生に、受験生時代の年間スケジュールをききました。

1.受験生にとってベストな年間スケジュールはこれ!

まずは、大学生へのアンケートから見えてきた、受験生にとっての勉強のベストな年間スケジュールを紹介します!

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大学受験において、受験生は夏までに基本をマスターし、夏以降は問題演習や過去問に取り組むというスケジュールで勉強することが多いようです。

また、模試の復習や英単語などの暗記は、1年間を通して続けている人がほとんどでした。

⇒おすすめの模試の活用法について知りたい方はこちら!

⇒おすすめの英単語の暗記法について知りたい方はこちら!

 

それでは、ここからは難関大学に合格した先輩たちが、受験生のときに行っていた実際の1年間のスケジュールについて見ていきます。

文系理系や私立大学・国公立大学など、様々な先輩たちの勉強方法を聞いて来たので、ぜひ自分と近い人を見つけて参考にしてみてください!

 

2.受験生の勉強法①国公立大学志望、文系のA先輩

まずは、文系で、関東の国立大学に現役合格したA先輩の勉強スケジュールです。

 

 

 

 

 

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文系で国立大学を目指していたAさんは、二次試験に日本史と英語の筆記試験があったようです。

二次試験に向けた日本史の論述と、苦手な数学のセンター試験対策に時間をかけていたようですね。

全体としては、夏ごろまでにインプットをし、夏からは演習をメインにしていたみたいですね。

 

3.受験生の勉強法②国公立大学志望、理系のB先輩

続いては、現在、国立大学の大学院生のB先輩が行った勉強スケジュールです。

B先輩は、浪人生として予備校に通い、みごと合格を果たした1年間のスケジュールについて教えてくれました。

 

 

 

 

 

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B先輩の勉強スケジュールの特徴は、4月~8月の「基礎づくり期間」と、9月~12月の「基礎づくり+演習期間」でしょう。

このように1年間の見通しをしっかりと立てることで、受験本番が迫ってから慌てるということを防げます。

 

また、Bさんは、苦手な国語の勉強として、実際の試験では出されない記述式の問題を解いて、しっかりと対策しています。

「実力をつけるために、志望校以上に難しい大学の赤本を解く」というのはよく聞く話ですが、これは苦手科目にも応用できる方法のようです。

 

4.受験生の勉強法③難関大学トップ3校狙いのC先輩

続いては、国公立・私立併願で、日本のトップ大学3つを受験したC先輩の勉強スケジュールです。

 

 

 

 

 

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C先輩の高校では、カリキュラムにより、2年生の時点でいくつかの教科が一通り終わっていたそうです。

そのため、3年生の1学期の期間から、試験問題の演習を行っています。

 

Cさんのスケジュールの特徴は、「苦手対策」と「演習」に時間の多くを割いているという点です。

2年生の終わりまでに基礎的な内容をすべてマスターしていたことが、このように集中的&効率的なスケジュールを可能にしているのでしょう。

 

5.受験生の勉強法④私立大学志望、文系のD先輩

続いては、首都圏の難関私立大学に現役合格したD先輩の勉強スケジュールです。

 

 

 

 

 

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D先輩は、実際に使った教材についても詳しく教えてくれました。

特に、難関大学を受験する受験生から支持されている「リンガメタリカ」を、効果的に使っていたようです。

▲D先輩も活用した「リンガメタリカ」

 

▲CD版「リンガメタリカ」

 

6.受験生の勉強法⑤部活動も受験勉強も全力のE先輩

続いては、夏の引退まで部活動に全力を注ぎ、受験勉強でも現役合格をつかみ取ったE先輩の年間スケジュールです。

 

 

 

 

 

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E先輩の勉強法は、「自分に合う参考書を使う」「参考書(問題集)をレベルアップさせていく」「志望校やセンター試験に的を絞った復習&演習」ということがポイントでしょうか。

短い期間で集中的に勉強したE先輩の勉強法は、部活動を行う受験生にとって参考になるはずです!

 

7.受験生の勉強法⑥私立大学志望、理系のF先輩

続いては、首都圏でもトップクラスの難関私立大学に通うF先輩の年間スケジュールです。

 

 

 

 

 

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F先輩は、9月~12月を「私大対策時期」、センター試験直前の1月を「センター対策時期」として、それぞれの対策に集中しています。

センター試験より大学の個別試験のほうが難しい場合、このように、まず時間があるうちに個別試験の対策をしっかりと行い、センター試験対策は直前に集中的に行うという形が一般的なようです。

 

心理学では、「早く取り組み始めたほうが高い成果が出やすい」と言われていることからも、このように、より難しい試験の勉強に早めに手を付けておくことは効果的でしょう。

 

8.受験生の勉強法⑦難関美術大学に通うG先輩

続いては、日本のトップ3に入るといわれる難関美術大学に通うG先輩の年間スケジュールです。

 

 

 

 

 

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G先輩は、学科試験・実技試験の勉強を並行して行っています。

多くの受験生が何年もかけて合格を目指す難関美術大学ですが、予備校と画塾を掛け持ちして、みごと合格をつかみ取ります。

 

美術大学では、実技試験で数時間のうちに制作する1作品に、それまで練習してきたすべてを出し切らなければならないため、それを見越した練習がひつようとなります。

 

9.受験生の勉強法⑧難関高校受験時の勉強法

最後は、難関国立高校・難関私立大学付属高校の受験を経験したH先輩の年間スケジュールです。

 

 

 

 

 

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注目すべきは、H先輩のコメントです。

「得意科目は夏までに完成させる」「夏休みは苦手科目に力を注ぐ」「夏は演習もする」とのことですが、これらは大学受験にも共通する考え方です。

このように、1年間の見通しを持って受験に望むことが、合格を掴むポイントでしょう。

 

受験生の勉強法のまとめ

ここまで、難関大学に通う大学生のアンケートから、受験生が過ごすべき1年間のスケジュールについて見てきました。

様々な志望校・出題範囲などがありますが、共通することは一緒です。

この記事を参考に、自分のスケジュールを立て、計画的な受験生活を送りましょう。

 

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この記事の執筆者

ニックネーム:受験のミカタ編集部

「受験のミカタ」は、難関大学在学中の大学生ライターが中心となり運営している「受験応援メディア」です。