慶應SFCとは?全容を現役慶應SFC生が紹介してみた
よく、いろんな人から慶應SFCって何?どんなところ?と聞かれます。
入試も小論文と一教科と謎が多いし、まずSFCって何?って人も多いと思います。
この記事では慶應の学部の中でも特殊なSFCについて現在通学3年目の筆者が紹介します!
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【目次】
1.慶應SFCとは?
まず、SFCとは一体何なのかというお話からします。
SFCとは、慶應義塾大学湘南(S)藤沢(F)キャンパス(C)の略です。
そう、慶應義塾大学は日吉キャンパス、三田キャンパスのイメージが強いですが、実はキャンパスが6こあります。
慶應大学の学部やキャンパスについて詳しく知りたい方は現役慶應義塾生による慶應大学紹介の記事をご覧ください。
そのうちの一つ、湘南藤沢にあるキャンパスなので通称SFCと呼ばれているんです。
ちなみに当初はKFC(慶應義塾大学藤沢キャンパス)の予定だったらしいのですが、某チキン屋さんとかぶるのでなくなったという噂もあります。笑
日吉キャンパスや三田キャンパスから離れた僻地にあるからなのか、SFC内での団結力が強く、SFCというと、もやは一つの大学みたいになっています。
仲間内では自虐ネタでSFC大学と呼ぶことなんかもあります。
日吉キャンパスや三田キャンパスから遠いといっても、日吉にあるサークルにSFC生が入ることも少なくないので他の学部の人とも交流の機会を持つこともできます。
そして、「湘南にあるんだ!じゃあ、海近いね」とかよく言われますが、残念なことにキャンパスは山の中です。
こちらがグーグルアースになります。見事な緑ですね🌳
SFCは自然が多いため昼休みなどに敷地内の芝生にレジャーシートを敷いてランチをとる学生もいます。
駅からバスで15分という立地にあるので、気持ちは江ノ島に近いですが、江ノ島に行くには40分くらいかかります。
なんとも残念ですね、はい。
SFCでは七夕祭(7月)や秋祭(10月)といったSFC内で行われる学園祭があるのも特徴の一つです。
七夕祭では浴衣を着る学生も多く、後夜祭では花火が打ちあがります。
2.慶應SFCの総合学部と環境情報学部の違いは?
SFCには慶應義塾大学の総合政策学部と環境情報学部の二つの学部があります。(近くに看護学部もありますが今回は置いておきます)
この総合政策学部と環境情報学部、よく違いは?と言われますが
今の学則(14学則2016現在)では違いはほぼないと言っても過言ではありません。
最初の必修科目の総合政策学と環境情報学が必修科目かどうかなだけです。(しかも違う学部のも取れます)
じゃあ、なんで分けてんじゃ!わかりにくわボケ!という話ですが、
環境情報学部長の村井純氏によれば
「文部科学省が、文系理系ってわけろってうるさいから一応分けてみた⭐️」
ということです。はい。
受験生のみなさんは、チャンスが2回に増えたと思っておく程度でいいと思います。
3.慶應SFCの評価や就職はどう?
よくSFCは慶應じゃないとか、慶應の底辺とか、誰でも受かるとか言われます。
実際、AO入試での合格者が多いですし、一般入試すら小論文と一科目という謎システムなのでこういう噂が立つもの分かります。
しかし、やはり腐っても慶應ですので、実際はSFCの各学部の入試の倍率は10倍近くあります。
ただ単に勉強ができるだけでなく何か一つに特化した才能があるAO入試の人は現在の入試制度では計れない優れた部分があり、そこが評価されるのがSFCの良いところです。
学生の中には在学中に自力で会社を立ち上げる人やYoutuberとして活躍するひとなどもいて、様々な人に出会うことができます。
また、東大に入れるくらいの頭脳を持っていてもSFCに入りたいと言って入る人もいるくらいので一概に頭が悪いとは言い難いと思います。
学力という指針だけで頭の良さを測る現在の教育制度のアンチテーゼなのではないかなと筆者は思います。
就職については、筆者もまだしていないので、なんとも言えませんが先輩などの話を聞くと比較的に就職に強いと思います。
何と言っても、(一応)慶應ですし、SFCのことを面白い学部だと一役買っている企業も多いみたいです。
SFC生の実際の就職先を見てみると、情報通信業界、サービスや金融・保険業界が強いです。
かなり大手から成長株のベンチャーまで、その人自身が何を勉強するかもとても大切だと思いますが、基本的には就職しやすいのではないでしょうか。
また、学生でベンチャーなどを設立する人も多いです。
SFCの卒業生の進路についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
4.慶應SFCでは何が学べるの?
よく、「総合政策学部です。」というと、それって何を学んでいるの?と聞かれて回答に困ることがあります。
なぜならSFCは基本的にどんなことも学べるからです。
SFCの特徴として研究会というものがあります。
研究会は単なるゼミのような勉強グループではなく、企業との共同研究や官公庁からの委託研究など、先端的な研究活動が数多く行われています。
原則として2年生から一学期に最大6単位まで研究会を履修することができます。本人の能力次第で1年生から履修することもできます。
SFCには政治、経済、文学、社会学から建築、バイオ、プログラミング、デザイン、芸術まで幅広い分野の授業があり、様々な分野の先生方がいます。
しかも、1年生から基本的に選択授業で自分でカリキュラムを立てることができ、研究会の先生も面接などの試験に合格すれば好きな先生を選ぶことができます。
また、教職科目から建築士の資格まで様々な資格を取ることができ、基本的になんでも学べます。
陥りやすいことですが、何でも学べるからと言ってもSFCはただ一般教養を増やす場所ではありません。
いろいろ自分の興味があることをやるというのはいいと思います。
でも、いろいろやりすぎて自分が何をしたいのかわからなくなるSFC病に注意してください(筆者は自分のことを言われているようでとても胸が痛いです)
だいたい2分野くらい自分の好きな分野があって、かつSFCでそれを得意とする先生がいると好ましいと思います。
5.慶應SFCにはどういう人が向いている?
ここまでを読んでみて、SFCが何となくどんなところかわかったでしょうか?
今までの話を聞いてなんとなく面白そうなだなぁと思った人はSFCに向いていると思います。
もっと具体的に向き不向きに関して言うと「面白いことがしたい!」というのはもちろんですが、
例えば、「バイオとファッションについて学びたい!」とか「建築と政治について学びたい」というように異分野を学びたい人に向いています。
将来的に、弁護士になりたい人など普通の学部でできることをSFCにしにくると、逆に専門性が少なすぎて普通の法学部に行けばよかった!と後悔すると思います。
けれど、逆にリーガルデザインなどの法の知識とデザインの知識が必要なことをやりたい人はSFCの向きの人です。
現状のあるものではなく、新規性を求め、そして自らが異分野融合できる人が求められています。
なんだか、ものすごくハードルが高い感じになってしまいましたが、
様々なことに分野に興味があって、既存の職業じゃないものになりたい!型を破りたい!という人が向いているのではないかなと思います。
6.SFCの最大の魅力は?
ここまでSFCの紹介をしてきましたが、SFC最大の魅力はといえば
何と言っても「周りの人が面白いこと」です!
学生のうちから企業する人もいたり、グラフィックのデザインがずば抜けている人がいたり、学校に住んでいるんじゃないかというくらいずっと学校にいる人がいたり。
他の学校に行ったら出会えないだろうなっていう人が多いです!ものすごく刺激を受けるし、負けられないなとも思います。
そして、様々な分野の先生が多い。また、若い先生が多いところも特徴です。
よく教授と生徒の距離が近いといいますが、本当に近い。少人数の授業を取れば、専門家として第一線の先生と深く話すことができます。
慶應SFCのまとめ
ここまでご覧頂き、ありがとうございます。
SFCの魅力が少しでも伝わったでしょうか?
SFCは確かに渋谷や新宿といった都心から離れており、三田キャンパスのようなキラキラしたキャンパスライフではないかもしれません。
しかし、SFCにはSFCでしか出会えないような仲間に出会うことができます。
特徴的な入試形態、特徴的な立地だからこそ個性豊かな人たちと共に学ぶことができます。
謎が多い慶應大学SFCについて少しでも理解していただけたら嬉しいです♪
さらにSFCについて知りたいと思った方は慶應義塾大学のSFC公式HPをご覧ください。
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