商学部とは?現役の早稲田商学部生が説明してみた
商学部とはどんな学部なのでしょうか?
本記事では、現役の早稲田大学商学部3年生の私が、「商学部とは?」という疑問に答えていきます。
受験生の人にとって、ためになる内容満載だと思います!!
よくある疑問として挙げられる、「商学部って経営学部や経済学部とどう違うの?」「商学部って数学できないとやばい?」「商学部の就職状況って?」「商学部ってどんな勉強するの?」などなどにも答えていきます〜。
現役早稲田生の視点もわかる、盛りだくさんの内容なので、ぜひ最後までお読みください。
1:商学部と経営学部・経済学部の違いとは?
ネットで調べたところ、商学部と経営学部・経済学部の違いがあんまりわかっていない人が多いようです。。。
これは私個人の見解ですが、商学部と経営学部は(ほぼ)同じと考えてOKです。でも、商学部と経済学部は違います!
商学部&経営学部
商学部と経営学部。。。どちらも、「経営・ビジネス」を勉強する学部です。
具体的に言うと、「会社の社長とかってどうやって会社の事業内容決めてるの?」とか、「Aという新商品を世に広めるためにはどんなマーケティングをしたらいいの?」とかを勉強します。。あとは、会計(簿記)とかも勉強しますネ。。会社経営をすると当然、会社はお金の管理(会計)をしないとダメなので、その勉強って感じです。。
なので、私が在学している早稲田大学商学部の中には公認会計士を目指してる人とかもいたりします。
※会計は微分・積分とかやらないので、数学苦手でも心配無用です。四則演算出来れば大丈夫です笑。
商学部を卒業して、社会人になった時に役立つ勉強(実学)がたくさんできるかもしれません。早稲田大学商学部も、この実学が学べることをめっちゃ推してます笑
商学部&経済学部
今度は商学部と経済学部の違いです。
経済学部では、その名の通り、「経済」の勉強です。マクロ経済学・ミクロ経済学・マルクス経済学・・・など聞いたことがあるかもしれません。
身近な例で言うと、「リーマンショックが起きて世界の経済ってどう変化したの?」とか、「アベノミクスで日本経済ってどうなんの?」とか、最近の話題だと、「イギリスがEU離脱したら、為替とか経済ってどう動くの?」とかです。。商学部&経営学部とは違い、あんま会社経営とか出てきなさそうですネ。
ただ、商学部や経営学部でもこれらのことは少しは勉強します。でもそれがメインじゃないです。
あと、これらの経済の勉強をするには、めっちゃ数学使います(汗。特に微分・積分。。経済学部に行きたい人はある程度ちゃんと微分・積分をやっておいた方が良いと思います〜。
2:商学部ってどんな勉強するの?
先ほどより、商学部と経営学部・経済学部の違いが大体わかったと思います。ここからは、さらに商学部のことを掘り下げていきます。
早稲田大学商学部を例に取り、商学部の学習内容を深く紹介します。
早稲田大学商学部には、6つのコースがあります。全生徒がその6つのコースのいずれかに所属して、その分野の勉強をします。本記事では、早稲田大学商学部が用意している6つのコースのうち、3つを紹介します。そして、その3つのコースでどんなことを勉強するのかを私なりの言葉で紹介します。
経営コース
会社の経営手法を理解して、説明するための理論や分析を学びます。
例えば、A社とそのライバル社であるB社があるとします。では、A社がB社に勝つためにはどんな戦略、経営をしたらいいの?とかを考えます。
会計コース
これはある意味そのままです。。簿記をゴリゴリやったり、企業が出している財務諸表(経営の成績表みたいなものです。)を分析して、その企業の経営状態をを分析してみたりとか・・・。
公認会計士とかを目指している人はほとんど会計コースに所属しています。
マーケティング・国際ビジネスコース
これは要するにマーケティングと貿易関連です。
マーケティングの一例として、Aという新製品を開発したとします。じゃ、その製品をいくらで売れば儲かるの?とかです。
貿易は、世界的に活躍している企業(TOYOTAとか)はどのようにして外国の企業と連携しているのかや、世界の貿易事情について学習します。
少しは商学部で学べることがイメージできましたか?商学部で学習することには、「会社」や「ビジネス」といった視点が必ずあります。
3:商学部って数学できないとやばい?
商学部に入ったものの、数学ができなくて不安という声がよくあります。。結論から言うと、「商学部では、数学ができなくても別に心配しなくて良い」です。
まあ確かに、商学部で習う基礎としての経済学とかで微分・積分とかが出てくるかもしれません。しかし、商学部のメインは「ビジネス」の勉強なので、経済学部みたいにゴリゴリと経済の勉強するわけではないです。なので特に心配不要です。微分・積分も超基礎の基礎が出来れば問題ありません。
ましてや会計は微分・積分なんかは特に必要なく、小学生レベルの四則演算で十分です。。数学が苦手だからという理由で商学部受験を諦めるのはもったいないので、全然気にする必要はありませんよ!
4:商学部の就職状況って?
商学部の人たちの就職状況を調べてみました。まず初めにに伝えておきたいのは、商学部は就職に不利な学部ではないということです。(就職に不利な学部が存在するのかはわかりませんが。。)
上記の説明からわかるように、商学部では実践的なビジネスの勉強が多いです。社会に出てからすぐに役に立つ学問を勉強することが多い(実学)ので、むしろ就職は有利な方だと思います。
生徒の就職先としては、一般企業が大半です。しかも企業の幅は広いです。マスコミ・商社・広告代理店・銀行などなど・・・。挙げればキリがないです。
また、公認会計士や税理士などの資格が必要な職業に就く人もいますネ。商学部は、就職の選択肢はかなり広いです。
また、商学部を卒業した後に、大学院に行ってMBA(経営学修士)という資格を取ったりする人もいます。有名な人で言うと、三木谷社長(楽天の社長)や森川社長(LINEの元社長)などが持っています。いわば、経営のスペシャリスト(?)のような資格ですね。。
5:商学部ってどんな資格取れるの?
大学に入れば何か資格を取ろうと考えている人も多いのではないでしょうか?商学部では様々な資格が取れます。
例えば、簿記の授業を受ければ、簿記3級程度なら取れるでしょう。公認会計士や税理士なら、もっと上の級を取らなければいけませんが。。
また、社会や英語の教員免許も取れます。他には、情報処理技術者やファイナンシャルプランナー、証券アナリスト、中小企業診断士などの資格も商学部と関連のある資格です。
商学部で学んだ授業をもとに、自分が興味のある資格に挑戦してみるのもいいかもしれません。
商学部のまとめ
いかがでしたか??商学部のイメージがつかめましたか?
商学部は社会に出てからもすぐに役立つ勉強ができるという点で、人気の高い学部の1つです。皆さんもこの機会に商学部の受験を検討してみるのはいかがでしょうか。
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