AO入試・推薦入試対策!志望理由書を書く上で大切な3つのこと
AO入試や推薦入試を考えている人ならば、志望理由書の対策は欠かせないもの!
自分の強みをアピールして、志望校へ熱意を伝えたいところですが、
「どんなことを書けばいいのか分からない……」
「志望理由がイマイチはっきりしない……」
と頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか?
そんなときはやみくもに対策を進めるよりも、ポイントをしっかり押さえることが大事!
今回は、志望理由書を書く上で大切な3つのことを紹介します。
その①:自分のアピールポイントを分析する
志望理由書とは、志望校に自分をアピールするための書類のこと。
そのためには、自分と向き合うこと=自己分析が大切です。
まずは自分の長所や短所、これまで頑張ってきた部活動や課外活動などをノートに書き出してみましょう。すると、自分のアピールポイントが見えてくるはずです。
・勉強、部活動、課外活動、習い事などで経験したこと。
・打ち込んだこと、やりとげたこと、こだわりがあること。
・自分が思う長所、短所。
・好きなこと、嫌いなこと。
すぐに思い浮かばないという人は、高校生活の中で楽しかったことやつらかったことを思い出すところから始めてみてもいいでしょう。
勉強や委員会、学校行事などを振り返り、そのときに頑張ったことについて考えてみると、自分の強みや長所が見えてくるかもしれません。
自分のアピールポイントを知り、整理したなら、下準備は完了です。
志望理由書に書くときは、アピールしたい成果とともに、
・そこから何を感じ、どう考えて行動したのか?
・何をどのように頑張ったのか?
・どのような効果・影響があったのか?
といった具体的なエピソードを入れるとより伝わりやすくなるでしょう。
その②:志望理由を明確にする
志望理由書は、あなたの学習意欲を判断する書類でもあります。
そのためには、志望理由を明確にすることが大切です。
「自分に合っていそうだから」「雰囲気がよさそうだから」と抽象的に書くのではなく、
・“どうして”その学校に行きたいと思ったのか。
・進学後に“どんなことを”勉強したいのか。
・自分が将来やりたいことや夢と“どのように”つながるのか。
この「どうして」や「どのように」を具体的に考え、志望理由を明確にしていきましょう。
すると、自分がその大学・学部で何をしたいのかが見えてくるはずです。
・〇〇大学の△△教授の研究に興味があり、自分も携わりたいから。
・□□大学の××の最新設備を使って、●●の研究に打ち込みたいから。
・▲▲大学は■■の資格対策が充実しており、将来、即戦力として働けそうだから。
その大学・学部ならではの理由やあなた自身のエピソードを盛り込むと、より熱意が伝わりやすくなるでしょう。
このように志望理由を明確にするには、志望校の授業やカリキュラム、志望校が求める学生像(アドミッション・ポリシー)をよく調べ、理解することが大事です。
気になる学校のパンフレットを取り寄せて、学校研究から始めてみましょう。
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その③:将来のこと、自分のこと、志望校のことを簡潔にまとめる
志望理由書を書くときは、読み手に伝わりやすい簡潔な文章であることが大切です。
全体を3つの構成に分けて整理してみましょう。
将来のこと
最初は、将来やりたいことについて述べましょう。
志望理由とのつながりや夢のきっかけを書くと、相手により伝わりやすくなるはずです。
例:「私は将来、児童相談員になり子どもの支援をしたいと考えています。子どもの貧困に関するニュースを見て、児童相談員の仕事に興味を持つようになりました。そのために○○大学社会福祉学部で学びたいと考えています。」
自分のこと
その①のように自己分析を基にし、あなたの経験や考えなどをアピールしましょう。
例:「私は高校3年間、ボランティア活動に励みました。福祉施設への訪問を通して、誰もが他者の力になり得ることを実感し、社会とのつながり方を学ぶことができました。この経験を子どもの支援にも生かしたいです。」
志望校のこと
その②の例文のように、学校で学びたいことを具体的に書き出しましょう。
学校パンフレットやWebサイト、オープンキャンパスや学校説明会などを通して授業内容やカリキュラムを把握しておくことが重要です。
なお、志望理由書の文字数制限は200字、400字、800字など学校によってさまざまです。
指定文字数の8割~9割は埋められるよう、志望理由書に書く内容を考えておきましょう。
志望理由書は最初から上手に書ける訳ではありません。先生や親などに添削してもらい、読み手に伝わりやすく書けるよう、早いうちから準備していきましょう。
AO入試や推薦入試を検討中の人はもちろん、進路・進学先を検討中の人は、まずは気になる学校のパンフレットを取り寄せて、学校研究から始めてみてはいかがでしょうか!
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