小論文の正しい書き方とは?推薦・AO志望者に向けて例文付きで小論文を徹底解説!
小論文の書き方で困っていませんか?
二次試験に小論文があり、少しは対策をしているものの、「全然小論文が伸びないという人」にオススメの小論文の書き方を4STEPで教えます。
この書き方に変えてから、私は小論文が得意になり慶応義塾大学にも合格することができました!
この4STEPを実践すれば、小論文が苦手!どころか、得点源と言えるようになりますよ♪
小論文の書き方①問題文を読み間違えない
みなさん、小論文を書く時、問題文そっちのけで課題文読んでいる人が多いのでは?でも、問題文を良く読まずに書くと0点!なんことになりかねませんので、問題文はしっかり読み、理解しましょう。
また、問題文を読んだだけで文章構造がだいたいイメージできます。
私は、問題文を読んだときにその小論文の全体像をぼんやりでも想像するようにしています。こうすることで、課題文を読むときに全体の構造を意識して読めるようになります。そうすれば、小論文が全く違う方向になり0点!なんてことにはなりません。
全体の構造がなぜ問題をみただけで分かるのかというと、それは、小論文に「型」があるからです。
このように、小論文は①パラフラフの前提があり、そこから②で答えを書いて、③でその答えの具体例を書いていきます。今回の場合は600字設定にしました。なので3パラグラフの構成になります。
例えば以下のような問題AとBがあるとします。
A「課題文をふまえて、格差社会の所得格差はなにが原因か論じよ(600字)」の
B「課題を要約して、各国の格差社会現状の比較をせよ(600字)」
先ほどの手順を踏まえると、ABは以下のような構成かなと頭に浮かびます。
この構成はあくまで参考です。もしかすると課題文を読んで方針が変わるかもしれません。ですので、私はメモ程度に書いていましたが、頭の中で描くだけでも大丈夫です。大事なのは、問題をどれだけ意識できるかです。
小論文の書き方②課題文は何が問われているのかを意識して読む
問題が理解できたら、問題を頭にいれて課題文を読みましょう。
実は1の問題の理解ができていない場合は課題文を読んでもまったく意味がありません!問題によってどこに注目するべきか異なるからです。
A「課題文をふまえて、格差社会の所得格差はなにが原因か論じよ(600字)」の場合、課題文に格差社会の所得格差の原因が書いてあることがほとんどです。
ですので、①パラグラフでは「どうしてこの問題がおきたのかについて」まとめるのかな〜と意識しましょう。これが、課題文をふまえるということにつながります。
また、本文に様々な問題がある場合は600字という文字の少なさから考えてひとつに絞ると考えるとよいでしょう。
次に、B「課題を要約して、各国の格差社会現状の比較をせよ(600字)」を考えてみましょう。
課題文に各国の格差社会の問題点が書いてあると思います。
しかし、問題点ばかりに注目してしまうと最初の課題文を要約し、という部分が果たせません。
そこで、各国の問題点が出てきたら丸で囲むなどをし、文章全体のあらすじを掴むように読むことが求められています。
小論文の書き方③文章構成をしよう
さて、ここまできて準備万端!すぐ書いてしまおう!!という人がいるかもしれません。
しかし、それは間違っています。今まで、長い文章を書いたときに同じことを何回も書いてしまったりしていませんか?
最後の方は書くことがなくなり結論を二回も三回も繰り返してしまう文章‥。これは、文章の構造を考えずに書き出してしまうからこのようなことになってしまいます。
早く書き出さないと時間が足りないのではと心配する人もいるかもしれませんが、逆に文章構成を行わずに書き始めた方が何を書くべきか分からずに途中で終わるという風になります。
もし、心配ならば、自分は1000字書くのにどれくらい時間がかかるか知っておけば、そのリミットまで文章構成に当てられます。
ちなみに私は1000字なら20分程度で書けたので、終わる30分くらい前から書き始めて、見直しをして終わりというようなMy ルールがありました。入試本番も最後は見直す余裕がありましたよ!
このように時間のことは心配せずに、問題を理解し、課題文を読んだら、文章構成のメモを書くようにしましょう。
パラグラフの構成は、①文目=答え、②なぜその答えになったのか説明、③④で答えから派生する具体例の紹介というのが基本です。しかし、異なる場合もあるので臨機応変に書きましょう。
以下の二つの画像は構成のメモの例です。
①パラグラフ=本文の前提②パラグラフ=答え③パラグラフ=具体例となっています。これはもっとも典型的な型で構成を考えてみました。
③パラグラフの具体例ですが、ここは本文の具体例よりも最近の時事問題や、ニュースをとりあげられると良いです。
その際、今回のように数値だったら数値などをしっかり押さえておかないと説得力に欠ける文章になるので注意しましょう!
そのためにも時事問題のチェックをしていると小論文が書きやすいです。
①パラグラフ=本文の要約②パラグラフ=3ヶ国の共通点③パラグラフ=各国の違い
というように先ほどとはまるで違う構成になりました。
なぜなら、Aは「原因を論じる」とあります。これはあなたの考えを述べるということなのです。
しかし、Bは「比較せよ」とあります。各国の比較に関して自分の意見を求められていないので、本文をまとめることに重きがおかれます。
難易度でいうと、具体例などが求められるAのほうが高いといえます。
小論文の書き方④文章を書く!
ここまでくれば、あとはもう最後に文章を書くだけです!
ここで書くときのポイントを3つまとめてみました。
1.字は丁寧に書く
実は小論文などは一瞬で合否を決められることも少なくありません。綺麗な字は求めませんが、読みやすい字を心がけましょう。
2.主語は長くしない
これ、私はすごく苦手でした(笑)
❌最近話題によくあがる宇宙の映画の詳細についてゆかは、調べた。
⭕️ ゆかは、最近話題によくあがる宇宙の映画の詳細について調べた。
上の文章、読みにくいですよね。主語はすっきりさせましょう。
3.最終的に、小論文は「田植え」
これは、先生が言っていた名言なのですが、いざ書く!ってなると書けない人が多いです。しかし、小論文は書いたもの勝ち。最悪、マスに一文字ずつ植えるかのように埋めよう!という発言です。
書くことに対してプレッシャーに感じる人も多いと思いますが、田植えの要素でとりあえず、マスを埋めよう!と思えばかなり気が楽になるはずです。
小論文の正しい書き方のまとめ
小論文4STEPいかがでしたか?
がんばれ受験生!
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