理想的な勉強部屋のレイアウトで、集中できる部屋にしよう!
この記事では、勉強部屋で集中しやすい環境を作るために、必要な要素をピックアップして解説していきます。
勉強に取り掛かるために、まず環境設定も大事かと思います。
自分自身が取り組みやすくなるような環境において、生産性と効率を上げて動いていける空間にしていきましょう。
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1.理想的な勉強部屋のレイアウトは?
カフェや図書館、予備校の自習室なら集中できるのに・・・そんな悩みを抱えている中学生・高校生は多いのではないでしょうか。
最近はレンタル自習室といったものもあるようですが、毎回行っていてはお金もかかります。またコロナ禍である昨今は、カフェや予備校などに行かず、家で勉強できるならそれに越したことはないですよね。
そこで今回は、勉強のやる気や集中力を上げる、理想的な勉強部屋のおすすめレイアウトをご紹介!
自室で勉強がはかどらないと感じている方は、レイアウトに問題があるのかもしれません。ぜひお試しください。
2.勉強部屋の環境が学習効率を大きく変える
そもそも、勉強をする環境を変えるだけで、本当に集中力ややる気はアップするのでしょうか。実は、室内環境の改善による勉強や仕事の生産性向上についての研究は、欧米を中心に30年以上前から行われています。
どのような環境の要因が勉強の効率化に一番役立つのか、というような明確な結論は未だ明らかにされていませんが、大きく下記の要素が勉強の生産性を高める上で重要とされています。
- 換気量
- 空調
- 温度
- 騒音レベル
- 粉塵濃度
- 日光
- カーペット
- 照明電球の形式
調査結果によれば、これらを整えることで勉強や仕事の生産性は15%向上するとも言われているそう。
確かに、換気のできていない部屋や暖房で暖かい部屋などはボーッとして集中力も落ちる気がしますね。
外の騒音などは自分ではどうしようもないかもしれませんが、インテリアを変える前に、下記のような環境作りを整えることも、集中力アップには有効かもしれません。
- こまめに換気する
- 部屋が暑くなりすぎないように注意する(適温は25度と言われています)
- カーペットやカーテンを、集中力の高まる青や、やる気を高める黄色、オレンジなどに変える
- 照明電球には、やや青白い「昼光色」を使う
2-1.生産性の上がる勉強部屋のレイアウト1.勉強机
では、いよいよ部屋のレイアウトについて解説していきましょう。勉強部屋を作る上でまず意識するのは、何よりも勉強机ですよね。
勉強机の配置で気を付けたいのは、適度な空間と光の入れ方です。
多くの方は勉強机の正面を壁に面するように配置しているかと思いますが、実はこのレイアウト、勉強の集中力という面から見るとあまり良いものとは言えません。
人はすぐ目の前に壁があると圧迫感を感じ、集中力が落ちてしまうのです。
壁との距離ができるように机を配置するか、会社の社長室のように部屋の入り口が見えるように机と椅子を配置すれば、勉強がはかどるようになるはずです。
また、利き手と反対側に窓があるように机をレイアウトするのもおすすめです。
そうすれば、ペンを持つ方とは反対側から自然に光が入るようになるため、手元を明るく保つことができます。その際は、日光が強く当たり過ぎることのないよう、カーテンで光の強さを調節するようにしましょう。
2-2.生産性の上がる勉強部屋のレイアウト2.机まわり
勉強机を最適な場所に配置したら、次に考えたいのはその周りの環境です。
その1つ目は、椅子。受験勉強のように長時間机に向かうような場合であれば、お尻や腰が痛くならない椅子は勉強の集中力にアップには必要不可欠ですよね。
高価で機能的な椅子を買わなくても、膝と足首が90度になるよう座面を調節したり、腰の後ろにクッションを置いて正しい姿勢をキープできるようにするといった工夫で、集中力はアップさせられます。
その他、机まわりの配置で気を付けたいことには、机の上には基本的に何も置かない、机のライトと部屋全体のライトの明るさは1:3にするなどが挙げられます。
2-3.生産性の上がる勉強部屋のレイアウト3.収納
勉強には直接関係ないけれど、勉強の効率を大きく変える要素の1つに「収納」があります。
東京大学の研究によれば、居住空間における散らかり度合いは心理的ストレスに直結するという報告も。
つまり、部屋を片付けることでストレスが少なく、集中できる勉強空間づくりができると言えるでしょう。
さて、その片付けにおける鍵となるのが、収納です。
勉強に関係のないものは、できるだけ視界に入らないよう、机の引き出しやクローゼットの中など、「見えない収納」にしまうのが鉄則です。
逆に勉強に関係するものであれば、目立つ場所に置いておくことで心理的に勉強のスイッチをオンにしておく効果が期待できます。
これは心理学における「単純接触効果」を利用したもの。嫌いなものでも、頻繁に視界に入れることで苦手意識を薄れさせる効果が期待できます。
逆に勉強に関係ないものが視界に入ると気が散ってしまうため、例えば漫画などが入っている本棚などは布などで棚部分を覆うなどすると良いでしょう。
また、部屋が散らかっているな、という時にさっと片付けられて便利なのが、「一時保管用の収納」です。
勉強しようと思っていたのに、いつの間にか集中力が切れて部屋の片付けをしていた・・・という経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか?
そんな時、何を入れるとも決めていない、一時保管用の収納場所を用意しておけば、ひとまず散らかったものをその収納場所に入れることで、部屋をひとまず綺麗に保つことができます。
その後時間がある時を見計って、一時保管用の収納を片付ければ良いのです。
収納上手になって、集中力のアップする部屋づくりを目指しましょう!
2-4.生産性の上がる勉強部屋のレイアウト4.グリーンを置く
意外に思われるかもしれませんが、空間における観葉植物などのグリーンは生産性アップにつながると言われています。
例えば、2018年に米アマゾンが作ったシアトルの新しいオフィス「The Sphere」は、なんと4万もの植物と滝で構成されています。
では、アマゾンはただ話題性のためにオフィスを植物で埋め尽くしたのでしょうか。
いいえ、実はこの施策には、しっかりとした科学的な根拠が背景にあります。
研究報告によれば、例え少ない時間であっても、自然の中に身をおくことは下記のような効果があるとされています。
- 集中力の継続時間が倍に
- ネガティブな思考を軽減し、幸福感を高める
- 心拍数や血圧の上昇といった身体的ストレスの兆候が低減
- 創造性をアップさせる
- 例え少しの接触であっても、生産性を向上させる
こうしたオフィスにグリーンを取り入れる動きはアメリカのみならず日本でも加速しており、トヨタ自動車やパソナなどでも、オフィスの緑化は導入され始めています。
自分の部屋で手軽にグリーンを取り入れるなら、「エアープランツ」の様な吊るすだけで土がいらない植物や、「ハイドロカルチャー」といった水耕栽培の物がおすすめです。
人工の観葉植物でも集中力アップの効果は見込めるそうですが、本物の植物であればより愛着も湧き、リラクゼーション効果が期待できそうですね。
3.勉強部屋のまとめ
今回は、集中力や生産性の高まる理想的な勉強部屋のレイアウト・配置についてご紹介しました。
記事でご紹介した方法は、どれも今すぐに試せるものばかり。高い机や椅子などを新しく買わなくても、集中力のアップする機能的な空間・環境作りは可能です。
自分にベストな環境を整えて、家でも集中して勉強に取り組めるようにしたいですね!
勉強部屋のレイアウトを変えても集中できないことがある、そもそも勉強のモチベーションが上がらない・・・という方は、勉強のやる気が出ない時どうした?現役早稲田生が実際に行った勉強のやる気を出す方法まとめの記事や、勉強に集中できない受験生へ!集中力を高めるための対処法8選などにも勉強のやる気や集中力を高める方法をまとめています。
勉強部屋作りの方法と併せて、ぜひ参考にしてみてください。