【asの意味】接続詞の用法やas well asなど熟語一覧も!

英語 2020.5.11
【asの意味】接続詞の用法やas well asなど熟語一覧も!

「asってなんでこんなにいっぱい意味があるの?」「このasは接続詞なの?前置詞なの?見分け方が分からない!」などと、パニックに陥ってしまっている人はいませんか?

辞書を調べれば調べるほど深みにハマってしまうasの謎。
今日はそんなasへの疑問を一気に解消しちゃいましょう!

なお、その他の英語の接続詞について解説した記事もありますので、接続詞全般を復習したい方は併せてご覧ください。

    1.高校英語で押さえたい【as】基本の意味をおさらい

    辞書で【as】を調べると、その意味や使い方は多岐にわたっているということが分かります。

    「〜として」「〜のように」「〜している間」… 副詞や接続詞、前置詞等、品詞の種類も多彩です。
    いざ「勉強しよう!」となると結構面倒くさい【as】ですが、コアイメージに「同時性」という概念を持っていると、実は意外と頭に入りやすいのです。

    この記事では接続詞【as】の大事な5つの意味・例文・見分け方や、【as】の熟語について解説していきます。

      2.接続詞【as】の5つの意味とは?

      【as】はとても短い単語ですが、接続詞として登場してきた場合、その意味・用法に注意しなければならない単語の一つです。
      と聞くと、「はぁ…面倒くさい…」と思ってしまいがちですが、先に述べたコアイメージの「同時性」がポイントとなります。

      主なものとして、「時」・「理由」・「比例」・「様態」・「譲歩」の5つの用法と見分け方を、例文を使って分かりやすく説明していきましょう。

      ①「時」を表す【as】の用法・・・「〜するとき」

      例) [彼が驚いた時、しゃっくりが止まりました]
      As he was surprised, his hiccup stopped.

      「彼が驚いた」のと同時に「しゃっくりが止まった」という表現です。
      時を表す接続詞は他にもありますが、【as】は同時性をより強く表す表現です。

      【as】の後は完全文となります。

      ②「理由」を表す【as】の用法・・・「〜なので」

      例) [私はお腹が痛かったので、一日中トイレにいた。]
      As I had a terrible stomach ache, I was in the bathroom all day.

      理由を表す接続詞には【because】や【since】がよく使われますが、【As】も使えます。

      because との違いは、文のどこにフォーカスが行くかということです。
      asの場合は、理由を説明する文ではなく、もう一方の文(主節)がメインとなります。

      ③「比例」を表す【as】の用法・・・「〜するにつれて」

      例) [彼女は年をとるにつれて、穏やかになった。]
      As she grew older, she became gentle.

      比例を表す【as】は、become [ grow / get ] +比較級の構文と一緒に用いられることが多いのが特徴です。

      ④ 「様態」を表す【as】の用法・・・「〜するように」

      例) [私は母と同じように、シチューを作った]
      →I made stew as my mother did.

      他の4つの用法では、【as】の後が完全文であるのに対して、:様態を表す表現の時は、【as】の後は不完全文になるのが特徴です。

      ⑤「譲歩」を表す【as】の用法・・・「〜だけれども

      例) [彼女はお金持ちだけど、ケチだ]
      →Rich as she is, she is stingy.

      形容詞+【as】SVの形で用いられるのが、譲歩を表す【as】の特徴です。逆接を表します。

      お金を使わないようにする画像

      3.高校英語で出てくる【as】の熟語まとめ

      ここまで接続詞の【as】の用法について学んできましたが、ここからは、大学受験に向けて覚えておくべき【as】の熟語について解説していきます。

      ここで紹介する【as】の熟語の一覧はこちらです。

      as well as   (as well / as soon as / as much as)

      as long as / as far as

      as a result

      as if

      as for / as follows

      ① 【as well as】の意味・・・「〜と同様に(上手く)」「〜だけでなく」

      例) [トムはピアノだけでなく、トランペットも吹ける。]
      →Tom can play the trumpet as well as the piano.

      【A as well as B】とした時、よりフォーカスされているのが【A】となります。

       

      • 【as well】との違い

      意味は「同様に」「そのうえ」というように、【as well as】とほぼ同じ意味ですが、こちらは文末に置いて使います。

      例) [リサは美しいうえにお金持ちだ。]
      →Lisa is beautiful, and rich as well .

      【as ~ as】は、「◯◯と同じくらい」と中学校や塾で習ったと思います。基本的にその認識でOKです。
      原級比較の【as ~ as】について詳しく知りたい方はこちらのリンク先をご参照ください。
      原級比較について詳しく知りたい方はこちら!

       

      • 【as soon as】の意味・・・「〜するや否や」「〜するとすぐに」

      例) [会社に戻ったらすぐに電話をください。]
      →Please call me as soon as you get back to the office.

      【as soon as】の後ろに【possible】をつけると、「できる限り早く」という意味になります。
      【ASAP】と略して使うこともできます。

       

      • 【as much as】の意味・・・「〜と同じ程度」「〜も(多くの)」

      基本的には「〜と同じ程度」という意味ですが、後に続く語句を強調する用法があります。

      例1) [ベンはリサのことを彼女の母親と同じくらい知っています。]
      →Ben knows about Lisa as much as her mother.

      何やらちょっと怖い例文になってしまいましたが(笑)、これが基本の「〜と同じ程度」を表す使い方です。「母親と同じくらい【よく】彼女のことを知っている」という表現になります。

       

      例2) [ベンは1億円も貯めたって聞いたよ!]
      →I heard Ben saved as much as one hundred million yen!

      単純に「1億円貯めたってよ」と言うより、「1億円『も』貯めたってよ」の方が、金額がより強調された表現になっていますね。

      貯金するイメージ画像

       

      ②【as long as】【as far as】の意味・・・「〜する限り」

      意味としては、どちらも「〜する限り」と訳されるこの2つの熟語。
      「じゃあ、どっちでもOKなんだね!」とは、残念ながらいきません。では、どうやって使い分けるのでしょうか?

      結論から言うと、【as long as】は「条件」、【as far as】は「範囲」をそれぞれ表しています。

      例1) [あなたが手伝う限り、私は自分のベストを尽くします。]
      →As ( ) as you help me, I’ll do my best.

      「〜する限り」に合わせた、かなり堅い和訳になっているので、それをもう少しナチュラルにしてみると、「あなたが手伝うの『ならば』私はベストを尽くすわ。」となります。
      「◯◯するなら◯◯する」という、「条件」というワードがしっくりくるのではないでしょうか?

      よって、( )には【long】が入ります。

      例2)[私が知る限り、リサはあなたに嘘をついています。]
      →As ( ) as I know, Lisa is lying to you.

      「知る『限り』」を、例1のように「〜ならば」に置き換えると、変な日本語になってしまいます。
      といことは、これは「条件」を表す【as long as】ではなく、「範囲」を表す【as far as】が答えとなります。

      「私が知る範囲では〜」に置き換えても違和感なく和訳できますね。

       

      ③【as a result】の意味・・・「結果として」

      「何かが起こった(何かをした)」→『その結果』→「どうなった」というように、原因と結果を結ぶ熟語です。

      例) [リサは毎日10km走った。その結果、20kg痩せた。]
      →Lisa ran for 10 kilometers every day. As a result, she lost 20 kilograms.

      【As a result】の前後の文が、原因と結果を表していることが分かります。
      それを上手く結んでいるのが、【As a result】というわけです。
      この熟語は、結果を表す文の文頭に置きます。

       

      ④【as if】の意味・・・「まるで〜のように」

      【as if】は「(実際にはそうではないけれど)まるで〜のように」という表現として使われます。
      その際は、「現実とは違いますよ」というサインとして、後ろに仮定法過去を用います。

      例) [ベンはまるで大スターのように話す。]
      →Ben speaks as if he were a super star.

      (一般人なのに)大スターのように話すベン・・・。会ってみたい気もします。

      スターのように熱唱している様子

       

      ⑤【as for】の意味・・・「〜に関して」 / 【as follows】の意味・・・「下記の通り」

      最後に紹介する熟語は【as for】と【as follows】です。
      この2つの熟語、意味は違いますが、それぞれとても使い勝手が良いので知っておくと便利です。

      例1) [私に関しては、そのトピックに興味があるわ。]
      As for me, I’m interested in this topic.

      【As for】は、前に述べた内容に関連した話題を持ち出す時に使うというのが前提です。

      例2) [サンタさんへ。私の欲しい物リストは下記の通りです。]
      →Dear Santa, my wish list is as follows :

      この後に欲しい物がズラ〜っと続きます(笑)。ビジネス文書等でも使える表現ですので、知っていて損はありません。

        4.asまとめ

        接続詞【as】の5つの用法や見分け方、その他【as】の熟語について、例文や和訳等を用いて解説をしてきましたが、ご理解いただけたでしょうか?
        【as】をしっかりマスターして受験に向けて頑張ってくださいね!

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        この記事の執筆者

        ニックネーム:受験のミカタ編集部

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