- マーク式か単語を書かせるのか
- 記述問題の有無(ある場合は何文字くらいで書かせるのか)
- 近現代史やアフリカ・東南アジア史の出題分量
- 文化史ががっつり出されているか
- 年号整理の設問が出されるか
1年で偏差値40UP!早稲田に受かる世界史の覚え方
「世界史って覚えること多すぎ!!」「他国との関係性がわからない!!」
定期試験で点数をとれない人も、受験科目を世界史にしたけれど不得意としている人も、この世界史の覚え方で得点源にすることができます。
筆者は高校3年生の時に日本史から世界史に転向したので、春の模試で世界史は0点でした。(4択の設問を鉛筆転がしてマークしたのに1問も当らなかった!) ➡「多浪体験記」もとても面白い内容になっているのでぜひ読んでみてください!
でも高3センターでは9割得点することができました!!
時間のない中で効率よく世界史を覚えるには参考書を使いこなすことです!
今回はおすすめ参考書とその使い方をご紹介します。
1. 世界史の覚え方 ~基本編~
世界史受験ではないけれど、定期テストで点が取れない方はこの流れを定着させましょう。
高校のテストは単語を書かせるケースが非常に多いので、漢字や覚えにくいカタカナの名前は書いて書いて覚えるべし。
とにかく音読しながらノートになぶり書き!!手と目と耳で覚えましょう!!
💡 暗記のコツ → 暗記の仕方とコツ・たった15分で英単語30個を暗記する方法
2.世界史の覚え方 ~実践編~ おすすめ参考書
基本である程度流れをつかんだら、参考書でアウトプットしながら覚えていきましょう!!
なぜこの方法が効率がいいのかというと、問題と答えをセットで覚えてしまうからなのです!!!
どこの大学も世界史に関しては似たり寄ったりな問題の出し方をします。
ひっかけ問題も同じような手法でひっかけにきます。
ですから、インプットに時間をかけるよりもアウトプットを充実させましょう!
まずは3冊の問題集と一問一答を用意します。
〈簡単なもの、通常レベルのもの、難関私大レベルのもの〉
授業を受けたらテキストの該当テーマとりあえず解く習慣を身につけましょう。
筆者が実際使用していたテキストはこちらです。
初級
左のページが流れ図になっていて、右ページはテーマごとに概要が穴埋め式の文章になっています。
1周目は歯が立たないかもしれません。2周目、3周目と進めて「もう文章丸暗記しちゃったよ!簡単すぎ!」となるようにしましょう。
➡ 授業を受ける→該当テーマの箇所を解く→間違いの箇所をチェック→すぐ2巡目→間違えた箇所に印→時間をあけて再挑戦
このテキストで世界史の軸となるところをきっちり整理して覚えましょう。
中級
このテキストは世界史受験者の中では王道参考書で通称「100題」と呼ばれているものです。
上記「流れ図で攻略 詳説世界史B」の2巡目か3巡目を解いたら、そのままの勢いで解いてしまいましょう。
それでもいきなり難易度が上昇してうろたえるかもしれません。
間違えたところや理解できていなかった部分はきちんと振り返りましょう。もし同じところで間違えたらそれはまた躓く可能性大なので、チェック印をグリグリと入れておいてください。
1巡目では☆マークのついている問題と記述問題は省いてオッケーです。
基礎から固めましょう
受験までに4巡から5巡するのが目安です。
上級
このテキストを使うのはある程度、知識が固まってきた夏以降にしましょう。
実際の入試問題をほぼ忠実に掲載しているので腕が試されます。
全部解くと時間が受験までに時間がなくなってしまうので、サブテキストとして弱点補強に使用するのがベターです。
マイナーかつ苦手な受験生は多いけれど近年頻出の「東南アジア史」「アフリカ史」「近現代史」が集められているので他の受験生と差が歴然とつきます。
歴史科目で大切なことは演習量です。
「あっ!!!この問題○○○で見たことある!!!」
某なんちゃらゼミでお馴染みのあのセリフを言えたあなたは合格待ったなしでしょう。
1問1答
世界史受験生はマストハブ!な必須参考書です。
間違えたところは細い付箋を貼ってチェック。
完全に覚えた!という自信がついたところは付箋を剥がしましょう。
初めのうちはハリネズミみたいになっていること間違いなし。。。
3.志望校の傾向をチェック
実践編をやる際に、志望校の出題傾向を抑えて覚えた方が効率的です。(ヤマをはるわけではないので注意!)
以下のチェックポイントを活用して勉強してください。
「まだカリキュラム終わってないし、今過去問を解くのはもったいない」
受験生あるある〈前年度の過去問を受験直前までとっておく〉
夏の間に各大学の問題傾向を見ないほうがよっぽどもったいないです!!
”何を重点的にやらなくてはいけないのか”を過去問から見極めてください!!
各大学の問題傾向は毎年毎年変わることはほとんどありません。
とりあえず志望している大学学部の直近3年間の過去問を解かなくてもいいので確認しましょう。
主なチェックポイント
チェックポイントと照らし合わせて何を重点をおいて覚えていくのか確認し無駄を省いた学習をしましょう。
マーク式か書かせるのか
漢字はもちろん減点対象ですので普段から書く習慣を。
また、
チュニス出身のイスラーム最大の歴史家は誰?
- イブン・ハルドゥーン
- イブン・ルシュド
- イブン・バットゥータ
- イブン・シーナ ➡ 2
「あれ?どのイブンだっけ?」と4択にされたとき突如自信をなくしてしまうでしょう。
こうした紛らわしいシリーズにもスパンと迷わず答えられるように。
演習を重ねると「いい加減この手にはひっかかんないっつーの」となってきます。
記述問題
短文の記述問題から400字の重たい記述問題(早稲田大学 法学部etc..)など記述にもさまざまあります。
「記述問題集」などもありますが、全部解いて暗記しようとしてたら何年たっちゃうの・・・!?
日頃から記述力を高める超マル秘勉強法があります。
その名も「逆1問1答」
1問1答の答えを見て、その単語の説明をする。
まずは、簡潔に要点を答えられるためのトレーニングです。
1センテンス程度なら逆1問1答+「実力をつける世界史100題」の短めの記述で大丈夫です。
400字程度の記述は、初めに流れをまとめないと書いているうちに着地点が逸れてきてしまします。
まず何を問われているのか
を意識します。
いきなり書き始めるのではなく骨の部分となる簡潔な短いセンテンス
ををつくり、そのあとに肉付けとなる用語の説明や年号を加えていきます。
骨と肉の接着剤となるのが接続詞です。接続詞でより洗練された論述となるでしょう。
影響などを問われたときに歯が立たない方は常に自分で「なぜ」なのか問いながら勉強するように心がけましょう。
また、論述の採点は学校や塾の世界史の先生を大活用しましょう。
近現代史やアフリカなどの各国史の出題分量
近現代史を好んで出題する学校は結構多いです。早稲田大学も比較的多いです。
他にも学校の授業で流す程度でしか扱われなかったマイナー国の各国史。
これらは現役生と浪人生で大きな得点差が出るところです。
あらかじめ過去問で出題されることが想定されるのなら学校の授業を待たずに上記の流れで予習してしまうことが得策です。
文化史
早稲田大学 文化構想学部は例年設問まるまる文化史なんてことがあります。
文化史だけをまとめた参考書などもありますが、身近で1番情報が得られるのは学校で配布される「世界史資料集」です。
絵や器などの特徴も言葉だけでなく写真で確認してください。
年号整理
かなり厄介に感じるのが時代に関する問題。事件と内容ばかり頭に詰め込んでいると「何時代だよ!!」となりがちです。
ゴロ合わせで重要な出来事や事件の年号は覚えましょう。
特に王国などの成立年などを記憶しておけば、事件や人物が何年ごろのものなのかというのが大体わかるようになります。
横軸で歴史を見るうえで時代の感覚は常に意識しましょう。
現役時代に私は、早稲田大学が近現代の年号整序が頻出だったため、1800年代以降のできごとを1年ごとにノートにまとめていました。
4.終わりに
世界史はカタカナも漢字も覚えにくいうえに様々な国が絡んできて理解が難しい。と苦手意識をもっている受験生は多いでしょう。
壮大な伏線ドラマだと思うととても楽しく学ぶことができます。
ただ、ラクして暗記しようだなんてことは不可能です。
限られた時間の中で合理的にしっかりと世界史を自分のものにしましょう。
以上、みなさんのご健闘をお祈りいたします!