be動詞とは何か?過去分詞を用いた受動態や進行形(~ing)まで解説!

英語 2020.11.27

be動詞についての知識を忘れてしまったという人はいないでしょうか?

小学校の英語の授業では、歌やゲームなど楽しむことを目的とした授業が多かったと思います。

しかし、中学校の英語の授業では、文法や長文読解など勉強の要素が多い授業になってしまい、苦手意識を持ってしまいがちです。

そんな中学校の英語の授業で初めに扱うのが【be動詞】です。

この機会に改めて【be動詞】をおさらいしましょう!

		

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1.【be動詞】は過去形含めて5つ!be動詞の一覧表

さて、そもそも【be動詞】とはなんでしょうか?

一般動詞のように直接的な動きを表すものではなく、【am・is・are・was・were】のように形がコロコロ変わります。

「be動詞は=(イコール)である」という説明もよく見かけますが、少し分かりづらい印象があります。

簡単に表現すると、【be動詞】は「〜です・いる・ある(〜でした・いた・あった)」と訳されるということです。

☆be動詞の一覧表☆

まずは、be動詞の一覧表から見ていきましょう。

【be動詞】の原型は”be”ですが、この”be”はその前に誰(どの主語)が来るかによって形式を変えてしまう性質があります。

しかし、意味は「〜です・いる・ある(〜でした・いた・あった)」と同じようになります。

そして、「様子や状態を表す時に用いる」という点が、一般動詞とは違うところです。

では、主語に注意して次の例文を見てみましょう。

①be動詞の肯定文

肯定文の時の、be動詞の位置に着目してみましょう。

例のように肯定文の時は、主語の後に【be動詞】が来ます。

主語が人名で一人のため、この場合のbe動詞はisになります。

② be動詞の疑問文

be動詞の疑問文はとても簡単です。①の例文を使って説明します。

上の例文を見て分かる通り、be動詞【is】を文頭に出し、【?】を文末につけるだけです。

この形式は、過去形であっても同じです。

答え方に関しても、「【 Is 】で聞かれたら【 is 】で返す」ことが原則です。

また、Ms. Smithは女性なので、答えるときは【 she 】で答えます。

イレギュラーな例として【Are you ~ ?】がありますが、「あなたは〜ですか?」と聞かれているため、答えるときは「私は〜です。」と答えることになります。

そのため、答え方は【 Yes, I am. / No, I’m not.】となります。

③ be動詞の否定文

次に、否定文の時のbe動詞を肯定文と比較して見ていきましょう。

be動詞の否定文は、be動詞の後に【 not 】をつけるだけです。

ここまでがbe動詞の基本です。

まずはbe動詞の基本を押さえることで、be動詞の応用にも対応しやすくなります。

2.be動詞の応用―①過去分詞を用いた受動態について

be動詞が用いられる文法はいくつかありますが、次は【受動態】「〜される / 〜された」の文について学びましょう。

まずは、基本の形です。

では、能動態(普通の文)と受動態の文を比べてみましょう。

上の例文を比べると、「主語が入れ替わっている」ということに気づくと思います。

どちらの文も「お姉ちゃんが私のケーキを食べた」という事実は変わりませんが、「〜された」という受動態で表現をする時は、行為者(この場合は姉)が主語にならないようにしなければなりません。

主語を入れ替えただけでは受動態として成立しないので、【be動詞 + 過去分詞】で表現します。

過去分詞については、「過去分詞とは?4つの使い方がある英語の過去分詞をマスターしよう!」で詳しくご紹介しています。

また、時制は【be動詞】で使い分けましょう。

少しややこしく感じるかもしれませんが、疑問文や否定文にする時も受動態は【be動詞】の文なので、先述した【be動詞】の基本に沿って考えれば簡単です。

その他、受動態についてより詳しく知りたい方は「受動態の基礎を例文で徹底解説!間違えやすい5つの英文法とは?」で詳しくご紹介しています。

3.be動詞の応用―②進行形(~ing)について

もう一つ、【be動詞】の文で触れておきたいのが「進行形」です。

基本の形は次の通りです。

進行形は、ある時点で「〜している」と、その動作が進行している、または継続している状態を表す時に使います。

過去進行形や未来進行形等ありますが、時制が変わっても同じです。

下の例文1〜3のように、現在・過去・未来いずれであっても、ある時点で進行している様を表します。

例1)Lisa is running after Tom. [リサはトムを追いかけています。]
例2)Lisa was running after Tom. [リサはトムを追いかけていました。]
例3)Lisa will be running after Tom. [リサはトムを追いかけているだろう。]

こちらも、疑問文・否定文はbe動詞の基本ルールを理解していれば大丈夫です。

4.大学受験に備えて覚えておきたいbe動詞のイディオム

ここまでは中学英語を中心にbe動詞を振り返りましたので、ここでは大学受験で必要な重要イディオムを紹介します。

be動詞のイディオムはとても多いため、今回はその中から3つを紹介します。

① be proud of ~ [〜を誇りに思う]

例)I’m proud of myself because I won the first prize.
[私は優勝したので、自分自身を誇りに思っています。]

海外ドラマやスポーツの世界大会でのインタビュー等でよく聞かれる言葉です。

もちろん自分自身だけではなく、何かを成し遂げた人や頑張った友人・家族に送る言葉としてもメジャーです。

② be used to ~ [〜に慣れている]

例)My father is used to getting up early.
[私の父は、早起きすることに慣れています。]

【be used to】と間違えやすいのが【used to ~ = 以前はよく〜したものだ】です。

【used to】は助動詞なので、後ろには動詞の原形が来ますが、【be used to】の場合【to】は前置詞なので、後ろには動名詞( ~ing )が続きます。

混同しがちな”used to do”は、「used to doは動詞の種類で意味が変わるの知ってた?動作動詞と状態動詞の違いを例文を用いて解説します」で詳しく取り上げています。

また、前置詞については、「前置詞とは?イメージで意味や使い分けをマスターしよう!」で詳しく紹介してますので、不安な方は復習しておきましょう。

③ be supposed to ~ [ 〜するはず / 〜であるはず]

例)Lisa was supposed to come here by 11:30, but it’s 12:15.
She’s never on time.
[リサは11時半までにここに来るはずだった、しかし12時15分だよ。
彼女は決して時間通りに来ない。]

【be supposed to ~】は、何か「することが予定・期待されている」という意味で、その予定等が実現していない場合に使われます。

【 to 】の後には、動詞の原形が続きます。

5.まとめ

be動詞について、理解できましたか?

  • be動詞は「状態・様子」を表す
  • 受動態や進行形など、文法が少し複雑になってもbe動詞の文の基本に沿えばOK!
  • be動詞を含むイディオムをしっかりおさえる。

たかがbe動詞、されどbe動詞。

もう一度基礎を学び直すと、意外な発見があったり、より理解を深めるきっかけになったりするかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事の執筆者

ニックネーム:受験のミカタ編集部

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