過去分詞とは?4つの使い方がある英語の過去分詞をマスターしよう!

英語 2017.11.6

中学3年生の英語ではじめて登場する過去分詞、、。

「過去形ならわかるけど、過去分詞ってなに!?」

「不規則変化は過去形だけで十分だよ!」

と思われた方は多いのではないでしょうか?

今回は、そんな過去分詞について、どこよりも丁寧にわかりやすく解説します!

過去分詞の使い方不規則変化の一覧表などもしっかりと説明するので、これを機にぜひ過去分詞をマスターして、他の人よりも一歩先を行きましょう!

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過去分詞とは?過去を表すワケではない!

タイトルにもある通り、過去分詞とは過去を表すワケではありません!!!

「過去」という名称がついているため、過去のことを表すと勘違いしてしまう方がとても多いです。

過去分詞とは、主に「受動態」「完了形」「分詞」「分詞構文」を作るために使用される動詞の変形のことを指します。

過去形も、過去を表すために動詞を変形させたものですよね?

それと同様に 過去分詞も、受動態などを表すために動詞を変形させたものなんです!

また、あくまで動詞を変形させるのであって、名詞や形容詞、副詞などは過去分詞にはなりえません!

 

では、どのように動詞を変形させて過去分詞を作るのでしょうか。

それを、次の項でわかりやすく解説します!

 

 

過去分詞の一覧表!不規則変化もこれでわかる!!

過去分詞について理解したところで、次にどのように動詞を過去分詞にするのかを説明していきます!

これはとても簡単で、動詞にedをつけるだけで過去分詞が作れます!!

過去形と同じですね!

そのため、よく「原形-過去-過去分詞」といった表現が用いられます。

しかし、過去形にもedではなく不規則に変化する動詞があるのと同様に、過去分詞もedではなく不規則に変化する動詞が多数あるんです、、。

以下の見出しで、過去分詞の不規則変化をパターン別にわけて解説していきます!

不規則変化は種類が多いですが、不規則変化を100問ほど小テストに出す公立中学校もあり、とても成績に響くので必ず覚えておきましょう!

 

過去分詞の不規則変化:過去形と過去分詞が違う変化をするABC型

この項目では、過去・過去分詞の両方が異なる変化をする不規則変化を紹介します。

ABCというのは、「原形-過去形-過去分詞」が全て異なることを意味しています。

ABBであれば、「原形-過去形-過去分詞」のうち過去形と過去分詞は形が同じであることを指しています。

以下の画像を見れば比較的わかりやすいと思います!

 

それでは、過去分詞の不規則変化:ABC型を一覧表で確認していきましょう!

意味 原形 過去形 過去分詞
行く go went gone
始める begin began begun
~する do did done
泳ぐ swim swam swum
飲む drink drank drunk
歌う sing sang sung
知る know knew known
食べる eat ate eaten
与える give gave given
見る see saw seen
見せる show showed shown
取る take took taken
育てる grow grew grown
書く write wrote written
描く draw drew drawn
話す speak spoke spoken
上昇する rise rose risen
運転する drive drove driven
落ちる fall fell fallen
忘れる forget forgot forgotten
投げる throw threw thrown

いかがでしょうか?

上の一覧表に書いてある過去分詞の不規則変化は、全て基本的な不規則変化なので必ず覚えましょう!

 

過去分詞の不規則変化:過去形と過去分詞が同じのABB型

次は、過去・過去分詞の両方が同じ変化をする不規則変化を紹介します。

以下の画像の通り、sayやgetなどが代表ですね。

 

それでは、過去分詞の不規則変化:ABB型を一覧表で確認していきましょう!

意味 原形 過去形 過去分詞
言う say said said
得る get got got
買う buy bought bought
持つ have had had
作る make made made
聞く hear heard heard
言う tell told told
見つける find found found
払う pay paid paid
勝つ win won won
思う think thought thought
感じる feel felt felt
保つ keep kept kept
会う meet met met
教える teach taught taught
去る leave left left
失う lose lost lost
建てる build built built
貸す lend lent lent
送る send sent sent
費やす spend spent spent
座る sit sat sat
持ってくる bring brought brought
捕まえる catch caught caught
横にする lay laid laid
理解する understand understood understood
意味する mean meant meant
導く lead led led

いかがでしょうか?

このABB型の一覧表に書いてある過去分詞の不規則変化も、基本的な不規則変化なので必ず覚えましょう!

 

過去分詞の不規則変化:過去形だけ変化するABA型

次は、過去形のみ変化する不規則変化を紹介します。

過去分詞は、原形と同じ形をしてるということです!

以下の画像の通り、comeやrunなどが代表です。

 

それでは、過去分詞の不規則変化:ABA型を一覧表で確認していきましょう!

意味 原形 過去形 過去分詞
来る come came come
~になる become became become
克服する overcome overcame overcome
走る run ran run

とても少ないですよね!

このような変化をする動詞があることをしっかりと理解しておきましょう。

 

過去分詞の不規則変化:全く変化しないAAA型

最後に、全く変化しない不規則変化を紹介します。

原形も過去形も過去分詞も、全て同じ形をしているということです。

以下の画像の通り、cutやputが有名ですね。

 

それでは、過去分詞の不規則変化:AAA型を一覧表で確認していきましょう!

意味 原形 過去形 過去分詞
切る cut cut cut
置く put put put
設置する set set set
打つ hit hit hit
費用がかかる cost cost cost
傷つける hurt hurt hurt
適する fit fit fit
読む※1 read read read

※1 「read」は形は同じですが、読み方が変わります。原形では「リード」ですが、過去形・過去分詞では「レッド」となります。

 

これは変化後の形がないのでとても覚えやすいですね!

以上が、パターン別の基本的な不規則変化です。

これ以外にも、様々な過去分詞の不規則変化があるので、上記の表に書いてあるもの程度は必ず覚えるようにしましょう!

 

次の項からは、過去分詞の実際の使い方です。

過去分詞の変化を覚えるだけでなく、どのように使われるかをしっかりと理解しましょう。

 

 

過去分詞の使い方と例文① 受動態

「過去分詞とは?過去を表すワケではない!」という項で、過去分詞は『受動態』『完了形』『分詞』『分詞構文』で使用されることを説明しました。

この項では、過去分詞の使い方の1つ目として、受動態で使用される過去分詞を取り上げたいと思います。

受動態は、「be動詞 + 過去分詞」で作るため、過去分詞が使用されます。

受動態の訳し方は、「~される」という受け身の訳にすればいいんでしたよね!

また、「be動詞 + 過去分詞」で1つの動詞としてみなすことに注意してください。

塾講師時代に、「なんで動詞が2つあるの?」と聞かれることが多々ありましたので、2つ合わせて1つの動詞になるという点をしっかりと押さえておきましょう!

それでは、実際に過去分詞が使われている受動態の例文を紹介します!

 

過去分詞を使う受動態の例文

(例文)The window is opened by Tom.

上の文を訳すと、

(訳)その窓はトムによって開けられます。

となります。

このように、受動態での過去分詞は「be動詞 + 過去分詞」の形で使われます。

受動態について、もっと詳しく知りたい方は「受動態英語 間違えやすい5つの文法」をご覧ください。

 

 

過去分詞の使い方と例文② 完了形

次に、過去分詞の使い方の2つ目として、完了形で使用される過去分詞を取り上げたいと思います。

完了形では、「have + 過去分詞」の形で過去分詞が使用されます

また、「have + 過去分詞」で1つの動詞となる点にも注意しましょう。

それでは、実際に過去分詞が使われている完了形の例文を紹介していきます。

 

過去分詞を使う完了形の例文

(例文)I have known her since she was a girl.

上の文を訳すと、

(訳)私は彼女が子供の時から知っています。

となります。

このように、完了形での過去分詞は「have + 過去分詞」の形で使われます。

完了形について、もっと詳しく知りたい方は「現在完了の4つの意味(継続、経験、完了、結果)を例文付きで徹底解説!」をご覧ください。

 

 

過去分詞の使い方と例文③ 分詞

過去分詞の使い方として3つ目に、分詞で使用される過去分詞について解説します。

分詞では、過去分詞だけで形容詞として使用されます。

受動態や、完了形では動詞の一部として扱われてきましたが、分詞では形容詞として扱われていることに注意しましょう!

形容詞として扱われるということは、名詞を修飾する機能を持つということですよね。

なので、名詞の入る主語(S)・補語(C)・目的語(O)のいずれかにつくことが多いです。

それでは、実際に過去分詞が使われている分詞の例文を見ていきます。

 

過去分詞を使う分詞の例文

(例文)My mother has a bag made in China.

上の文を訳すと、

(訳)私の母は、中国製のカバンを持っています。

となります。

このように、分詞での過去分詞は形容詞の働きとして使われます。

分詞について、より詳しく知りたい方は、「分詞とは?5分で分かる現在分詞と過去分詞の使い分け!」をご覧ください。

 

 

過去分詞の使い方と例文④ 分詞構文

過去分詞の使い方の4つ目に、分詞構文で使用される過去分詞を取り上げたいと思います。

分詞構文は高校生でやる内容ですが、とても簡単ですし、将来的に学ぶことになる内容なので先取り学習として覚えてしまいましょう!

分詞構文では、過去分詞だけで副詞節のような文章を作ることができます。

詳しくは、「分詞構文の訳し方とは?受験生の気になるについて徹底解説!」をご覧ください。

それでは例文を見ていきましょう。

 

過去分詞を使う分詞構文の例文

(例文)Looked by the audience,I was very nervous.

この例文を訳すと、

(訳)観客から見られて、私はとても緊張した。

となります。

このように、分詞構文での過去分詞は副詞節のような働きとして使われます。

また、分詞構文で過去分詞が用いられる場合は、受け身(受動態)の訳し方になることを覚えておきましょう!

 

過去分詞のまとめ

いかがでしたでしょうか?

過去分詞は、中学3年生でいきなり登場する内容なのでつまづく生徒も多いです。

しかし、この記事に書いてある内容さえ理解すれば、これから過去分詞で困ることは無いはずです。

参考書では「理由」や「根拠」「譲歩」「状態」など、難しい用法で紹介されていることが多いですが、そのような小難しい言葉・単語に惑わされず、物事の本質を見抜いて勉強するようにしましょう。

 

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この記事の執筆者

ニックネーム:受験のミカタ編集部

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