3年12月のE判定から逆転!受験勉強5か月間で第一志望の立教に受かった話

合格体験記 2020.3.4

「部活と勉強の両立」

部活も頑張りたいけど、受験の準備もしたい、、だけど受験って大変だから部活やってると合格できないのかな、、

私も皆さんと同じような気持ちを抱え過ごしていました。部活が3年生の8月まであり、本格的な受験勉強を始めたのは3年の9月でした。

しかし、私は第一志望であった立教大学社会学部に全学部入試で見事合格することができました。

そんな私が皆さんに伝えたいのは

 明確な目標と正しい努力、熱意、この3つがあれば必ず合格に近づくことができるということです。

第一志望であった立教大学の判定は3年12月でもE判定でした。そんな私がどのように立教大学に合格したのか。

私の経験から得たことをもとに少しでも皆さんの役に立つ情報をお伝えしたいと思います。

1.部活が忙しくてもできる!誰でもすぐに始められる受験勉強とは?

①早すぎることはない!志望校や目標の設定

目標が一日一日を支配します。

時間がない中で、受験のことにも取り組むには根気が必要です。
しかし、明確な目標がなければ動くことはできません。

「受験勉強」に皆さんがつまづいてしまうのは、目標を設定せずに勉強してしまっているからです。
目的のないところに行動はありません。

できれば具体的なほうがよりモチベーションにつながると思いますが、当初私が受験勉強を開始した時の目標は「立教に入って、スタバで課題をやるようなスマートな大学生になりたい。」でした(笑)

最初はそれくらい大まかでよいと思います。何でもいいから自身が勉強する目的を作るべきです。

目的や目標なしに努力を続けるのは不可能に近いです。

受験勉強のゴールとは、志望校の問題で少しでも良い点数を取り、合格を勝ち取ることです。志望校や目標の上に勉強は成り立ちます。

なぜ、その大学に合格したいのか。受験勉強とは長く、つらいことも多いです。そのため、

原動力となる目標や目的は強固にしておく必要があります。

⇒受験生の志望校を徹底調査!みんなはどこの大学を目指している?

⇒【難関大学合格者に調査!】大学受験に向けて勉強した時間はどのくらい?

 

②毎日少しでもいいから継続!単語帳や文法書等などの基礎学習

単語帳や文法書は受験において基礎中の基礎で、基礎をどれだけ早く完璧にし、身に付けるかで力は相当変わります。

秋や冬以降、過去問を解いたり、より実践的な問題を多く解くことになります。その段階に行くには、基礎の習得が必須です。ここは誰しもが通る道であり、ここを無視しては合格はありません。

とにかく、単語帳、文法書、それぞれ一冊ずつで良いので決めてください。その一冊を何周もします。

大事なのはそれぞれ一冊ということです。その代わり、その一冊を超完璧にします。

これを部活の行き帰りや、スキマ時間を活かしてしっかり計画を立てて行います。一日の積み重ねを軽視する人に合格はありません。

正直、基礎的な勉強は一番根気がいる作業で、めんどくさいです。
ただ、受験勉強においては、人がめんどくさいと思うことに一番価値があります。

ぜひとも、この記事を読んだみなさんは、今すぐ参考書を一冊決め、計画を立てて、すぐに行動を起こしてほしいです。

⇒英語のおすすめ参考書を文法・単語・熟語・長文の分野別に紹介!

 

③気軽に誰でもできる!受験についての情報収集

「受験は情報戦」

ほとんどの方が耳にしたことがあると思います。いきなり勉強するにも何から始めたらいいか、どこに向かって頑張ればよいか分からなければ効率が落ちてしまいます。そのために情報というのは必須です。今すぐに勉強を始めなくてもスマホやパソコンで様々な情報が手に入り、簡単に行動が起こせます。

熱量やモチベーションをエンジンとするなら、勉強法は車の種類です。

勉強法についてのノウハウを知ることは、本当に大切です。それは、受験勉強を構成する根幹にあたるものだからです。

木が育ちすぎてしまっては修正するのが難しくなります。そのため、まだ受験勉強を本格的に始める前に、どのように種を植え、芽を生やし、木を育てるかを確立してほしいのです。ただ、勉強法も十人十色です。
ほかの人のものが自分に合うとは限りません。そのため、新芽のうちに様々な勉強法を試し、育ちすぎる前に、自分だけに合うオリジナルの勉強法を見つけてほしいです。

それが勉強法についての情報収集をしてほしい理由です。

熱量やモチベーションをエンジンとするなら、勉強法は車の種類です。
もし、フェラーリを手に入れ、とんでもない熱量で走ることができたら、容易に目標にたどり着くはずです。

だるじいはYoutubeを活用するのもいいと思うルマ!

大学についての情報を知るということは、敵を知るということです。
彼を知り、己を知れば百選殆からず。
孟子の有名な言葉です。

受験というとどうしても勉強することにばかり焦点が行きがちです。

本当は何よりも先に敵や目標の情報を調べ、それに合わせて勉強の計画を立てる必要があるのです。情報収集は何よりも先にやっておくべきです。

⇒大学の学部の種類と研究内容を紹介!進路の決め方の参考に

2.今すぐにできる!合格につながった筆者の勉強法とモチベーション管理法

筆者が厳選!絶対やるべき3つの勉強法

1.徹底的に過去問研究をする

先ほど「彼を知り、己を知れば百選殆からず。」という言葉を紹介しましたが、敵を知ることは何よりも大事です。
多くの参考書の中でも、過去問は最高の参考書のうちの一つです。

先ほど目標を決めることは大事と書きましたが、その向かう先がどんな相手なのか、詳細に理解しておくことは勉強の効率に大きく関係してきます。特に難関私大以上となると、各大学でかなり傾向と対策が変わってきます。

例えば、行きたい大学の英語は、長文だけでなく、文法問題も多く出してくる。さらに、その文法問題では関係詞の問題が毎年1問必ず出てるとしましょう。となると、関係詞の対策は必ずしなければならないし、しっかり理解しておけば、ほぼ確実に点数をとれます。

過去問の素晴らしいところは、本番の前にある程度どんな形式で問題が出され、どのように解いたらいいのかを把握できるところです。

勉強する内容は膨大ですが入試で問われるのはほんの一部です。そのため、少しでも先に、入試で問われる問題のヒントを得ていれば、かなり合格に近づき、効率よく対策できるはずです。

⇒過去問はいつから解けばいいの?おすすめの活用方法も!

 

2.オンとオフの切り替えをはっきりさせる

直接勉強につながるわけではありませんが、休息の取り方もかなり大切です。

私の場合、「3時間に1回は休憩し、好きな歌手の曲を2曲爆音で聞く!」と決めていました。
ルーティーン化することにより自分に甘えなくなります。
境界線をはっきりさせることで時間と自分に対する甘えがなくなりオンとオフの切り替えがつけられるようになります。

そして本当にダメだと思ったらその日は1日思いっきり遊びましょう。適当じゃダメです。1日思いっきりやりたかった遊びをします。これもオンとオフの切り替えです。私は模試の日の後の時間と1か月につき1日は思いっきりダラダラすると決めていました。

いくら大切な受験勉強とはいえ見返りなしに継続するのは本当に大変なことです。

自分に小さなご褒美を適度なタイミングで与えることが大切です。

 

3.可視化する

目に見える形にするというのはとても大事です。

模試はわかりやすく数字で表されますが、日々の勉強の進捗はどうしてもわかりづらいと思います。

そこで私はよく各教科ごとに、目標とそのために必要な要素や克服するべき弱点を書いて、それを達成するためになにが必要でどのような参考書をどれだけのペースで進めればよいかというのを2週間に1回ほど確認していました。

頭の中で考えるだけではどうしても限界があります。不透明なまま進むのが一番危険です。何度も言いますが、ただ「できない」とするのではなく、なにがどうできないのか、なぜできないのか、どのようにしたらできるようになるのか、どのくらいの期間で克服するのかと細分化する必要があります。

細分化することで、今みなさんがしている勉強は直接、弱点克服につながる勉強に変わります。

受験勉強においてはこの細分化がとても大事になります。「できない」で終わらせるのではなく、何が具体的にどこまでできないのか、はっきりと理解しておくことが大事です。

勉強疲れしたときや休憩時間に行うとモチベーションアップになり、時間を効率よく活かせるのでおススメです!

 

②どうやってモチベーション維持するの?

1.受験本番を想像する。

「今、受験会場の席に座っていて、目の前にまさに問題と解答用紙がある。」という状況を想定してください。

不安になりもっと勉強しておけばよかったと思う方が大半なのではないでしょうか。
その時、不安に思う内容が今まさにあなたが勉強すべきことです。

勉強を続けているとどうしても自分の居場所を見失ってしまうと思います。
そこで、本番を想定し自分の立ち位置を確認するのです。

本番会場にはたくさんの人がいます。勉強していると自分1人だけのように感じますが、実際には何千、何万のライバルがいます。それを意識するだけでも勉強に対するモチベーションが変わると思います。

 

2.応援してくれる人がいることを自覚する。

頑張っている人を見ると、周りの人は自然と応援したくなります。先ほど言ったように、受験はどうしても一人になりがちです。話すことは一番のストレス発散になります。

つらくなったときは家族や友達に相談し、時には数時間語り合うことも良いと思います。きっとこの記事を見てくれているみなさんの周りにも応援してくれる人はたくさんいるはずです。
自分の期待に応えるのもちろんですが、周りの人の期待にも応えたいはずです。

みなさんは決して一人で戦っているわけではありません。
応援してくれる人はかならず皆さんの支えや力になるはずです。そんな人たちのことを思い浮かべて、また机に向かいましょう

 

3.模試を活用する

私は模試を主に2つの用法に分けていました。1つは復習のツールとして、もう1つはモチベーションのツールとしてです。

模試は必ず復習してください。なぜなら一番本番に近い形で行われる試験であり、より詳細に自身の力が計れるからです。

普段の勉強とは違って、様々な要因が結果に関与します。多くの人がいることによるプレッシャー、独特の雰囲気、緊張感。そこで出せる自分の力が明らかになるのです。これは模試でしか得れない情報です。

結果は二の次です。私が着目していたのは判定ではなく、今私が行きたい大学には何人が志望していて、私はその中でどのくらいに位置していて、合格圏に入るにはあと何点必要で、その点数を取るためにはどんな知識と努力が必要だったかということでした。

間違えていることが多いということはまだまだ伸びしろがあるということです。真摯に結果に向き合いましょう。

2つ目の用法ですが、私は3年9月以降に受けた模試において、立教大学の判定は1回を除いてすべてE判定でした。

私は悔しさをモチベーションに努力することができる人間だと自負していました。そこで、E判定の模試を常に持ち歩き、自分に甘えそうになるたび、その模試を見て自分を奮い立たせていました。

模試の結果に一喜一憂するなとよく言います。判定だけで今の自分の能力のすべてを決めるのは良くないです。

ただ、他の数字をしっかり分析し、対策を練った上であれば、私は構わないと思います。一喜一憂することにより、自身の能力の向上につながるのであれば、、です。

3.みんなの不安を解消!受験勉強Q&A

①勉強時間多くないと合格できないの?

答えはノーです。

なぜなら時間がある人にも、ない人にもそれぞれ強みと弱みがあるからです。
時間がたくさんある人はとにかく試行錯誤できる時間が多いです。ただ時間がある分、夏休みやセンター前にバテてしまったり、一日を効率よく過ごせなくなるといった弊害が生じる場合もあります。(あくまで可能性です。)

時間がない人は、単純に勉強時間も少なくなってしまうため、一見不利なように見えます。

しかし、時間がなく追い込まれているという自覚が、1分1秒を全力で過ごすということにつながる場合があります。私もその一例です。

夏より前から勉強に本気で取り組んでいる人たちに負けたくないという気持ちが、モチベーションに繋がり、一日をかなり効率よく活かすことができたと思います。

つまり結局は捉え方次第なのです。大事なのは周りがどうかではなく、自分がどういう状況に置かれているか、どこを目指しているかということです。自己分析と計画がしっかりしていれば時間の有無は取るに足らない要因になります。

いちいち悩んでいる暇があったらすぐに行動しましょう。立ち止まっているその間にライバルたちはどんどん差をつけていきます。

②予備校や塾に行かないと受からないの?

答えはノーです。
なぜなら合格に必要なことは塾や予備校以外でも学べるからです。

もちろん、塾や予備校でしか教えられない知識はあると思います。
しかし、それと同じくらい塾や予備校に通わないからこそ得られることもあります。

自分が合格のために必要だと思う要素が予備校や塾に行かないと得られないものであるならば行くべきだと思います。

予備校や塾に行けば必ず受かるということではなく、結局行動し、勉強するのは自分自身です。
よく自己分析をして今の自分に何が必要か考えてみてください。

(私の場合、経済的な事情もあって予備校に通うことができなかったのですが、勉強する場所は学校の自習室で解決できました。勉強に関してはネットやYoutubeを使って調べ、こちらも自力で解決できました。今はネットが発達しているおかげで大抵の情報は無料で手に入れることができます。皆さんも予備校に行かないと受からないと決めつけず、しっかりと吟味して行動してみてください。人間以外とその気になればこなせてしまうものです。)

③模試の判定良くないと受からないの?

答えはノーです。
なぜなら模試の判定というのはあくまで合格可能性を示すだけのものであって、それ以上でもそれ以下でもないからです。

特に私大と模試とでは問題の内容は大きく違います。よって、模試の結果が良いから必ず受かるというわけではないし、その逆も然りです。

極端に言うと、模試の問題はすごく苦手だが、A大学の問題はすごく得意だから解けるという場合には、模試でよい判定は取れないものの、合格する可能性は十二分にあります。何度も言いますが、合格に直結するのは模試ではなく、本番の大学の試験です。偏差値だけに執着せず、過去問の出来具合もしっかり加味して自身の実力を測るようにしましょう。

模試は結果が大事なのではなく、そこからどれだけ多くの学びを得たかが一番大切です。
模試が返ってきたら判定だけ見るのではなく、すぐに見直しをして、自身の成長につなげましょう。

 

4.まとめ

私は最後の模試まで、立教大学の判定は1回を除いて全てE判定で、センター試験にも失敗しました。

ここまで様々な勉強法について解説してきましたが、何よりも強い武器になるのは

最後まで諦めないことと努力を継続できる才能です

これに勝るものはありません。ただ、その2つを実行するのが1番難しいです。嬉しいことよりつらいことのほうがたくさんあると思います。ただ同じような思いをしているのはあなただけではありません。

本番では合格を競い合う人も、敵である以前に同じ受験期を戦い抜いた仲間です。そして頑張るあなたには必ず応援してくれる人がいます。

最後まであきらめず、戦い抜いた皆さんの前にはきっと素晴らしい世界が待っているはずです。受験勉強に励む皆さんのことを筆者は心から応援しております。

この記事が少しでも皆さんの役に立てれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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この記事の執筆者

ニックネーム:受験のミカタ編集部

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