理科大生による、長期の受験勉強を乗り越えるための勉強計画

合格体験記 2020.12.9

私は、自分自身の性格上受験の直前期に追い込むことは合わないと考え、中学生の時から計画的に受験勉強を進めてきました。

その結果として、自分の学びたい分野を学ぶことができる東京理科大学の工学部は安定してA判定を取り続けることができました。

今回は、早い段階から成績を一定以上に保つために心がけていた、「長期的な計画立て」や「モチベーション管理」の秘訣をご紹介します!

		

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1. 長期的な受験勉強計画の立て方

① 自分の学びたいことを明確化

何事も目標や目的が不明瞭では計画も立てられませんし、モチベーションも向上にもつながりません。

大学を目指す理由は人それぞれかとは思いますが、ほとんど全員にとって共通だと思われるのが自分の学びたい分野を探求することだと思います。

大学では自分の選んだ専門分野を4年間以上学び続けるわけなので、自分が学びたいことがわからずなんとなく大学を選んでしまうと、受験だけでなくその後の大学生活にも悪影響が及ぶことになります。

このことから私は、この勉強計画の始めの段階がその後の受験勉強を左右する最も重要な地点だと考えています

この段階でまずすべきことは、自己分析です。

自分の強みや弱み、興味のあること、性格などをとにかく洗い出します。

その上で、大学ではどのような学問が学べるのかを情報収拾し、自分にあった分野を見つけます。

もし自分に合う分野を自分で判断できない場合は、ネット上に数多く存在する適正診断を受けてみるのも手だと思います。

自分の学びたい分野を見つけることができたら、その分野について学べる大学、学部を調べ、志望校を決定していきます。

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② 各大学の受験情報を調べる

自分が目標とする大学が定まったら、それらの大学の受験科目や傾向、難易度などを調べます。

情報収拾の手段としては、

  • 大学のホームページ
  • 資料請求
  • 各予備校の受験情報
  • 進路関係のホームページ
  • 先輩からのアドバイス
  • 過去問を実際に見る、解く

などが挙げられます。

中でも過去問分析はどの受験生にとっても重要だと感じています。

なぜなら、どんなに人からアドバイスをもらったとしても、最終的に受験するのは自分自身であり、またこの分析は自分自身の受験計画のために行なっているからです

例えば、ネットの情報でこの大学の数学の問題は簡単だと言われていて、それを鵜呑みにして直前まで対策をしていなかったが、実際に解いてみると解けないなんて事態が発生したら大変です。

このことから、過去問は直前の演習だと考える人もいると思いますが、一度早い段階で見るだけでも良いので分析してみると良いと思います。

その際にどの科目がどれくらい合格までに実力が不足しているかを把握することで、その後の受験計画をより自分の状況や目標にあったものにできるかと思います。

また、受験校の試験における配点や頻出分野を把握しておくことも重要です。

ただし、まだ受験まで長い期間がある場合は、それらを意識しすぎてアンバランスな勉強計画にならないよう注意が必要です。

受験校を増やしたい場合や変更したい場合の選択肢が限られてしまいます。

→資料請求について知りたい方はこちら!
→過去問の活用方法を知りたい方はこちら!

 

③ 受験本番までにやることを洗い出す

これまでに自分の目標を明確化し、また自分が志望する各大学の受験に関する情報を収拾しました。

これらの情報と、普段自分が受けている模試や定期試験の結果を踏まえ、自分が目標とする地点まで各科目どれくらい勉強をすべきかを把握します。

その上で、現在のレベルから目標とするレベルまでに何をやるかを選択し、大まかにどのくらいの時間がかかるかを考え、本番に間に合うよう計画を立てます。

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これで計画は立てられましたが、常に計画通りに勉強を進められる人はそう多くないかと思います。私は部活の大会や学校行事がある際は、それを言い訳に計画から頻繁に遅れてしまいました。

そこでまた計画を塗り直し、実行するする必要があるのですが、それだけのモチベーションを保つことは非常に難しいかと思います。

計画が長ければ長いほどモチベーション管理の重要性は増してくると思います。

そこで、次のセクションではこれまでに立てた長期間の勉強計画を実行するためのモチベーションをいかに保つかを紹介していきます。

2. モチベーション管理の実践

① 環境を変える

モチベーション管理におすすめする一つの方法としては、普段と環境を変えることです。

毎日同じ場所で勉強しているとどうしても飽きがきてしまうことは誰しもあると思います。

私は高校2年までは主に家か学校で勉強していたのですが、どうしてもやる気が出ないときは勉強のできる図書館やカフェに行っていました。

移動時間はかかってしまうのですが、一日中家でゴロゴロという最悪な事態を避けることができます。

また、天気がいい日や一日座っていて疲れたときは外に出て歩きながらリスニングをすることもありました。

自分自身運動後は勉強が捗ったので試してみてもし合っていると感じたら続けてみてください。

最後に、大学を見に行くこともおすすめです。

オープンキャンパスも勿論大学の研究内容など内情を見ることができて面白いのですが、平日の特にイベントがない日に行くと、自分のキャンパスライフの想像が膨らみモチベーションアップに繋がると思います。

→みんなの勉強スタイルを知りたい方はこちら!

② 意思に左右されない環境を作る

続いては、意思に左右されない環境を構築するということです。

モチベーション管理の1つの方法としてあげましたが、これはモチベーションが多少上下するのは仕方ないと考え、そもそもその時のやる気や気分に頼らない方法についての話です。

一つ目の方法としてあげられるのが、毎日のタスクをルーティン化するということです。

学校の授業で毎週決まった時間に決まった科目を勉強するように、自習時間においても、例えば移動時間は単語を勉強するなど、勉強する時間と内容を決めてしまいます。

これは定着するまでに非常にモチベーションを要しますが、習慣化すればやるのが当たり前になり意思に左右されなくなります

続いて、予備校に通い強制的に勉強する、という方法です。

これは多くの人が考えつくことかと思われます。

非常に手っ取り早いですが、経済面での負担が大きいのが難点です。

また、塾によっても自主性を重んじる予備校やより強制力の強い予備校など様々なので、比較サイトなどを参考に自分の性格に合っているかという視点で塾選びをするのはおすすめです。

→みんなの塾・予備校選びについて知りたい方はこちら!

最後に、友人と勉強するという方法です。

友人と勉強の約束をするだけで、勉強の動機ができます。

また、友人と勉強するメリットはそれだけでなく、お互いに教えあうことで理解を深められる点や、自分の気づいていなかった弱点を知ることができるという点もあります。

そのため、できれば目標や実力の近い人と勉強するのがおすすめです。
どれも一長一短あるので、自分の状況や性格を踏まえてより適切な方法を選びましょう。

3. まとめ

これまで長期の受験を乗り越える上での勉強計画と、その計画を実行するためのモチベーション管理の重要性、そして実践方法について紹介してきました。

みなさん一人ひとり考え方や置かれている状況が異なるため、今回紹介したことすべてが当てはまる訳ではないと思いますが、気になったものを試してみて、自分に合っていると感じたら、是非これからの生活に取り入れてもらえると幸いです

長い受験生活の中で辛いこともあるかと思いますが、目標を見失わず、皆さんにとって良い春が訪れることを願っています。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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この記事の執筆者

ニックネーム:やす

東京理科大学 工学部情報工学科
好きなこと : スポーツ(陸上)、音楽を聴くこと